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紙の本
坊っちゃん忍者幕末見聞録 (河出文庫)
著者 奥泉光 (著)
時は幕末、庄内藩。師匠で養父でもある甚右衛門から霞流忍術を仕込まれた横川松吉。幼なじみの寅太郎を道連れに、医者を目指して京へ旅立つ。やがて二人は京で尊攘の志士たちの熱気に...
坊っちゃん忍者幕末見聞録 (河出文庫)
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商品説明
時は幕末、庄内藩。師匠で養父でもある甚右衛門から霞流忍術を仕込まれた横川松吉。幼なじみの寅太郎を道連れに、医者を目指して京へ旅立つ。やがて二人は京で尊攘の志士たちの熱気に巻き込まれ…。青春歴史ファンタジー。〔「坊ちゃん忍者幕末見聞録」(中公文庫 2004年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
奥泉光
- 略歴
- 1956年山形県生まれ。1986年に『地の鳥 天の魚群』でデビュー。1993年『ノヴァーリスの引用』で野間文芸新人賞、1994年『石の来歴』で芥川賞、2009年『神器』で野間文芸賞を受賞。
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夏目漱石の作品をモチーフとした小説でお馴染みの奥泉光氏のとっても面白い作品です!
2020/06/12 10:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『石の来歴』(芥川賞)や『神器』(野間文芸賞)といった数々の秀作を発表してこられ、また、夏目漱石の作品に関する物語『「吾輩は猫である」殺人事件』や『夏目漱石、読んじゃえば?14歳の世渡り術』などでもお馴染みの奥泉光氏の、これまた夏目漱石の作品をモチーフした傑作です。同書では、坊ちゃんが江戸幕末に現れます。内容は、庄内藩で霞流忍術を修行中の松吉が尊王攘夷思想にかぶれたお調子者の悪友・寅太郎に巻き込まれ、風雲急を告げる幕末の京への旅に出ます。坂本龍馬や新撰組ら志士たちと出会い、いつのまにか倒幕の争いに巻き込まれていくというストーリーです。本当に面白い一冊です!