このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
現場の精神科医として、一貫して自己と患者との「あいだ」で「個別化の原理」を追い求める著者が、「臨床哲学」の場所から現代科学にパラダイムチェンジを促す。精神医学に本来の精神性を取り戻す、人間のための哲学の試み。〔洋泉社 2008年刊の再刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
名著の復刊
「臨床哲学」は、精神医学に本来の精神性を取り戻す、人間のための哲学だ。ハイデガーや西田幾多郎を参照軸に、「臨床哲学」の場所から現代科学にパラダイムチェンジを促す語り下ろし。
《精神病は、自己が自己であるための最も基本的な条件にかかわる病気、つまり、哲学を成り立たせてきた最も基本的な条件にかかわる病気だと思います。その解明を、客観主義にとらわれた自然科学だけにまかせておくわけにはいかない。》 (本文より)【商品解説】
目次
- ▼第一章 「自己」と「あいだ」からの出発~症状だけを診る現代の精神医学/自己論ことはじめ/「あいだ」の多重性について
- ▼第二章 生命と生命論について~終りのある生命と終りのない生命/離人症患者の世界/個と集団の折り合い/統合失調症と近代
- ▼第三章 生きる主体~ゾーエーがビオスを生きる
- ▼終章 精神科医の臨床現場 ほか
著者紹介
木村 敏
- 略歴
- 〈木村敏〉1931年生まれ。京都大学医学部卒業。精神病理学。京都大学名誉教授、河合文化教育研究所主任研究員。
〈今野哲男〉1953年宮城県生まれ。横浜市立大学文理学部中退。編集者、ライター。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む