読割 50
紙の本
生物はウイルスが進化させた 巨大ウイルスが語る新たな生命像 (ブルーバックス)
著者 武村政春 (著)
今注目を集める、あるウイルスの祖先が、人類の〈共通祖先〉に感染し、生物の発展・繁栄に不可欠なDNAや細胞核をもたらした!? 日本初の巨大ウイルス=トーキョーウイルスの発見...
生物はウイルスが進化させた 巨大ウイルスが語る新たな生命像 (ブルーバックス)
生物はウイルスが進化させた 巨大ウイルスが語る新たな生命像
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
今注目を集める、あるウイルスの祖先が、人類の〈共通祖先〉に感染し、生物の発展・繁栄に不可欠なDNAや細胞核をもたらした!? 日本初の巨大ウイルス=トーキョーウイルスの発見者が語る、生物進化のアナザーヒストリー。【「TRC MARC」の商品解説】
数十億年前、いま最も注目を集めるあるウイルスの祖先が誕生した。ヒトや細菌とは遺伝的系統を異にする彼らが、私たちの〈共通祖先〉に感染し、生物の発展・繁栄に不可欠なDNAや細胞核をもたらした!?そして、その子孫たる「巨大ウイルス」が明らかにする、生命と進化の知られざるからくりとは?日本初の巨大ウイルス=トーキョーウイルスの発見者が語る、生物進化のアナザーヒストリー。
生命への見方ががらりと変わる!
進化とは何か?
ウイルスはそれにどう関わったか?
そして生命とは?
「常識が覆る快感」を味わう、極上の生命科学ミステリー。
巨大ウイルスが引き起こす「コペルニクス的転回」!
数十億年前、いま最も注目を集めるあるウイルスの祖先が誕生した。
ヒトや細菌とは遺伝的系統を異にする彼らが、私たちの〈共通祖先〉に感染し、生物の発展・繁栄に不可欠なDNAや細胞核をもたらした!?
そして、その子孫たる「巨大ウイルス」が明らかにする、生命と進化の知られざるからくりとは?
日本初の巨大ウイルス=トーキョーウイルスの発見者が語る、生物進化のアナザーヒストリー。【商品解説】
私たち生物は「ウイルス活動の副産物」にすぎない!? 常識破りの新ウイルス=「巨大ウイルス」が解き明かす生命科学ミステリー。【本の内容】
目次
- はじめに 巨大ウイルスが問いかける「謎」
- 第1章 巨大ウイルスのファミリーヒストリー
- ――彼らはどこから来たのか
- 第2章 巨大ウイルスが作る「根城」
- ――彼らは細胞の中で何をしているのか
- 第3章 不完全なウイルスたち
- ――生物から遠ざかるのか、近づくのか
- 第4章 ゆらぐ生命観
- ――ウイルスが私たちを生み出し、進化させてきた!?
著者紹介
武村政春
- 略歴
- 〈武村政春〉1969年三重県生まれ。名古屋大学大学院医学研究科修了。医学博士。東京理科大学理学部第一部教授。専門は巨大ウイルス学、生物教育学など。著書に「DNA複製の謎に迫る」など。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
ウィルスを視点に進化を考えたユニークな生命科学ミステリー読本です。
2020/01/28 09:59
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、誰にでもわかる言葉で様々な情報・知識を提供してくれる大人気の講談社のブルーバックス・シリーズの一冊で、同巻は生物進化について、これまでとは別のウィルスの視点から語られた貴重な書です。同書では、ヒトや細菌とは遺伝的系統を異にするウィルスが、私たちの共通祖先に感染して、生物の発展・繁栄に不可欠なDNAや細胞核をもたらしたという事実を基礎にして、その子孫たる「巨大ウイルス」というものを明らかにした、生物進化を語ったもう一つの科学的お話しです。同書を読むと、これまでの生命への見方が一変します。進化とは何なのか、ウイルスはそれにどう関わってきたのか、そして生命とはどういうものなのか、を改めて深く考えさせてくれるユニークな生命科学ミステリー読本です。
電子書籍
巨大なウイルス
2021/01/29 08:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウイルスといえば電子顕微鏡でしか見ることができない微小なものというイメージだったが、光学顕微鏡で見える細菌サイズのものもいるということに驚いた。
ウイルスが増殖する仕組みとして細胞性生物の中にウイルス工場のような区画された部分を作ってそこでウイルスのDNA(またはRNA)が作成されているということがわかった。
そして原核生物から真核生物に進化する時に獲得した核膜がこのウイルス工場に由来するのではないかという新説と唱えておられ今までの常識が覆された思いがした。
電子書籍
この星の主役は
2020/05/15 16:00
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウイルスを死滅することが人類の使命という、これまでの考え方を覆す発想が大胆です。ウイルスこそが進化の中心であり、更には生物との共生という未来を見据えていました。
電子書籍
巨大ウイルスから入って、生命とは何かを揺るがす様々な事実
2020/04/10 17:35
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:y0a - この投稿者のレビュー一覧を見る
普通の細胞と同じくらいに大きなウイルスがあるって??(巨大ウイルス)
しかも実は、それがけっこうあちこちにあるって?
という驚きから始まって、生物進化の大元の時点で、もしかするとウイルスの立ち位置や役割が、現在のイメージと大きく異なる働きをしたのかも知れない、という仮説に話が進んでいく。
ウイルスの粒子だけ見ると生物の定義に当てはまらないけれど、細胞に感染してウイルス自身を複製している状態を「ヴァイロセル」と考えて、これがウイルス本体だ!と見れば、生物とみなせるんじゃないか、という新仮説など、いろいろ出てきて面白い。
コロナ流行のおかげで、ウイルス=悪者イメージになりがちだけれど、そうではなく、生物界に独特の位置を占める、まだまだ未知の存在と見えてくるかも。