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紙の本
山月庵茶会記 (講談社文庫)
著者 葉室麟 (著)
かつて政争に破れ、藩を出た柏木靭負が高名な茶人となって帰ってきた。山裾の庵に隠遁した靭負は、抗争の最中に喪った妻の死の真実を知るため、今日も庵に客を招く…。黒島藩シリーズ...
山月庵茶会記 (講談社文庫)
山月庵茶会記
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商品説明
かつて政争に破れ、藩を出た柏木靭負が高名な茶人となって帰ってきた。山裾の庵に隠遁した靭負は、抗争の最中に喪った妻の死の真実を知るため、今日も庵に客を招く…。黒島藩シリーズ第3弾。【「TRC MARC」の商品解説】
かつて政争に敗れた柏木靫負(ゆきえ)が、千利休の流れを汲む高名な茶人となって国に帰ってきた。孤狼の心を胸に秘めた男は、家督を養子に譲り、山裾の庵で隠遁生活を送る。今日も山月庵に客を招く。派閥抗争の最中に喪った、妻の死の真実を知るために。これぞ直木賞作家の真骨頂! 静かなる闘争の記。
静謐で、熱い心が滾っている。また、人生を信じたくなる。
―朝井まかて(作家)
茶室という戦場では、すべての真実が見抜かれる。
刀を用いぬ”茶人の戦”が、静かに、熱く、冴え渡る!
『陽炎の門』『紫匂う』につづく、大好評「黒島藩シリーズ」第3弾!
かつて政争に敗れた柏木靫負(ゆきえ)が、
千利休の流れを汲む高名な茶人となって国に帰ってきた。
孤狼の心を胸に秘めた男は、家督を養子に譲り、山裾の庵で隠遁生活を送る。
今日も山月庵に客を招く。派閥抗争の最中に喪った、妻の死の真実を知るために。これぞ直木賞作家の真骨頂! 静かなる闘争の記。【商品解説】
著者紹介
葉室麟
- 略歴
- 1951年、福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業。地方紙記者などを経て、『乾山晩愁』で第29回歴史文学賞受賞しデビュー。2007年、『銀漢の賦』で第14回松本清張賞受賞。2009年、『いのちなりけり』で第140回直木賞候補。『秋月記』で第22回山本周五郎賞および第141回直木賞候補。2010年、『花や散るらん』で第142回直木賞候補。2011年、『恋しぐれ』で第145回直木賞候補。2012年、『蜩ノ記』で第146回直木賞受賞。本書と同じ九州豊後・黒島藩を舞台にした作品に』紫匂う』『陽炎の門』がある。著書には他に『春雷』『蒼天見ゆ』『はだれ雪』『神剣 人斬り彦斎』などがある。
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紙の本
靭負には故郷で過ごしてほしかったです。
2019/03/16 09:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうしても江戸に戻らないといけないのだろうか…靭負の今後を思うと、胸が痛くなりました。
もちろん、さまざまなことを解決したので、これからは清々しく生きていくのでしょうけど。
茶の湯のしきたりとともに人々との心の温かい通い合いも読み取れる作品でした。
また、場面設定や人物の状況は異なるものの、『蜩ノ記』の戸田秋谷と「静謐さ」で通じるものを感じました。
紙の本
茶道の先生に読んでと渡された本
2022/10/23 12:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るい - この投稿者のレビュー一覧を見る
茶道稽古の後、先生にお茶のことも書いてあるから読んでと渡された本です。確かに、物語と茶道の心が重なる物語でした。
靱負という名前は、岐阜の治水工事を指揮された平田靱負を連想します。
千佳の視線で、靱負の心が描かれる、千佳の父、夫の心も。
嫁、娘、妻という立場からの視線。
これから、清三郎は、新しい生き方ができることになる終わり方ですが、
本当に可能なのであれば、そこのところを物語とは別に、解説ででも、教えて頂けると有り難かったです。
小十郎のみ死ななければならない理由、小十郎の家族は!
そこまでは描かれないことが、物語ゆえなのか。
そう思うことでした。
紙の本
山月庵茶会記
2017/05/20 10:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雨読 - この投稿者のレビュー一覧を見る
黒島藩の元勘定奉行・柏木靱負は藩の重役派閥闘争に敗れ、妻の自害の真相を暴くべく茶人となって国元に帰ってきた。山裾の小さな庵に住まい、茶を介して当時の関係者に交わっていく中で真相が明らかになっていく。
茶道の心と推理、藩の機密事項、家族愛等最後まで読んでハッピーになれると思います。
紙の本
拍子抜け
2018/01/13 00:11
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
葉室作品はミステリー仕立てが多くて、
今作も、これは誰だ、あれは誰だ、
と思いながら読み進める類の書き方だと思ったのだけれど、
終盤思いもよらぬ横やりが入る。
「茶会記」とあるだけあって、
茶室を中心に話が進むし、
「安楽椅子探偵」的なニュアンスを考えていたので、
かなりがっかりというかなんというか。
「茶会でのやりとりから真実が明らかに」的なアオリもあったし、
こんなにおおがかりなはなしになっちゃった、
と思わざるを得ない。
もちろん筆力は言わずもがななので、
読ませられるし、読めるのだけれど。
「潮鳴り」に続いて今作でも死人の美化がすぎる。