紙の本
理想郷を写す一枚の幻燈
2021/03/18 21:46
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投稿者:帛門臣昂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
苦労に苦しむのは誰にでも出来ること。
宮沢賢治は自らの理想郷を設定することで、その苦しみを明るい透明なものへと変えてしまった。
紙の本
かっこいい
2018/07/06 04:52
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投稿者:たかし - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙のかっこいい男性が、ちゃんと角川の表紙の本を持っているのが気に入った。一瞬、ゴーシュがかっこいいかと思った。坂の作品も、懐かしかったり忘れていたり、このチャンスに読まなきゃ。
電子書籍
子供にも
2020/02/24 15:42
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
動物もたくさん登場するので、中学生ぐらいの子でも読みやすいんじゃないかなと思いました。思ったより現代的でした。
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愛すべき宮沢賢治。
描かれる世界観とそのきらきらする言葉選びには恋をするしかないです。
クラムボンがかぷかぷわらったよ。
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小さい頃から宮沢賢治は好きです。特にセロ弾きのゴーシュは何故か大好き。あと、この本に収録されている「やまなし」も印象的。
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高校の時吹奏楽をやっていた私にとって、ゴーシュには共感する部分が多かったです。とっても大好きなお話です。
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わざわざ小説のカテゴリーから外してしまうくらい、ただの読み物じゃないです。
特に「グスコーブドリの伝記」は何度読んでも目が潤んできます。
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小学校の教科書に載っていて、懐かしいなぁと思いつつ手に取った一冊。
「セロ弾きのゴーシュ」のほか、「やまなし」「雪渡り」「グスコーブドリの伝記」などを収録。
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この作品の中で一番好きなのは
『セロ弾きのゴーシュ』と『猫の事務所』
どちらの作品にも動物が出てきて、
その動物たちが作品の鍵を握っています。
町外れの水車小屋で、ゴーシュは
動物たちとのユーモラスなコミュニケーションを毎晩続け、
ゴーシュは人間として、そして音楽家として成長していきます。
また、猫の事務所では、
猫の世界での種類による差別から
地位や仕事の内容が変ってくるという
人間の世界でもあるという汚い部分を描いています。
森や動物を通して
宮沢賢治の世界が描かれ
その世界は、かならず人間の世界につながっている・・・。
私は宮沢賢治のこのような
独特な空間に誘われ、その世界に浸るのが大好きです。
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この本は、音楽団に所属しているが演奏するのがへたくそなゴーシュと夜な夜な訪れる動物との物語です。
ゴーシュは最初自分の演奏に自信が持てない。しかし・・・
ある夜、ゴーシュの家にある動物が訪れる
最初は「三毛猫」が訪ねてくる。かなりふてぶてしい奴、かなりの知ったかぶりを披露したりした。
次は「かっこう」自分の鳴き声の音程がずれているのではとゴーシュの所に来るが、演奏ができないゴーシュに駄目だしして帰る。
お次は、「タヌキ」が来る。
最後は「野鼠の親子」が訪ねてくる。
実はゴーシュの演奏によって動物が元気になっていると気づき
自分の演奏に自信を持てるようになった。ゴーシュは最初荒れた青年のような性格だが
動物との触れ合いによって優しく穏やかな人に変わっていく。
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ブックトークテーマ「音」「音楽」
みんなは音楽が好きですか?
ワタシは小学校の時、大嫌いでした。
出ない声を出させようとして、できないと
「なんだ、その声は。」というような顔をされて嫌いになりました。
それは音楽専門の先生だったんだけれど、
とても贔屓をしているように感じたんだよね。
でも、そうじゃない音楽の先生に会う度に
少しずつ好きになっていきました。
それでも、やっぱり唄うことよりも楽器を弾いたりすることが好きですね。
この本を読んだときに、何か1つ楽器ができると
「素敵な世界に入っていけたり、不思議な出会いがあるんじゃないか」って
そう思ったりするようになったんだ。
さぁ、先生は音楽があまり好きではなかった人ですが、
ゴーシュは音楽のことをどう思っていて、どんな風に音楽を楽しんでいるのか
よく読み取りながら聞いてみて下さい。
→読み聞かせ
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中丸美繒「嬉遊曲、鳴りやまず ~斎藤秀雄の生涯~」
の中で、宮沢賢治さんのセロ弾きのゴーシュの話しが出てきました。
それを思いだし、改めて読み返したのですが、宮沢賢治さんてこんなに夢が詰まっていたんだと、改めて気が付きました。
大人になっても、夢のある話しっていいですね~♪
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夜な夜な家へやってくる、動物達のおかげでセロが上手になる話。下手なセロを弾くと動物達の病気が良くなるというのがほほえましい。
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みやざわけんじワールド。
こんなはちゃめちゃな、不思議なお話なのに、
なんでこんなにぐぐいとのめりこんでしまうのでしょう。
いや、すごい。
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『注文の多い料理店』が自然を見つめた童話集なら、この『セロ弾きのゴーシュ』は人間社会を見つめた童話集ということができるかもしれません。
美しい音感に鋭い洞察。
宮沢賢治の芸術的・思想的魅力がたっぷり詰まった一冊でした。