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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/05/17
- 出版社: ハーパーコリンズ・ジャパン
- レーベル: ヴァニラ文庫
- サイズ:15cm/249p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-596-74550-7
読割 50
敵同士だけど恋に落ちました 腹黒貴公子の策略 (ヴァニラ文庫)
敵同士だけど恋に落ちました~腹黒貴公子の策略~
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紙の本
ヒーローが好きになれない
2017/06/13 13:09
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みかみか - この投稿者のレビュー一覧を見る
敵対する名家の子供同士が惹かれあうというロミジュリ風なお話。
結論から言うと、ヒーローであるダドリーが好きになれなかったです。
両家の確執(主に母親)の所為で気に入っていても結ばれないからこの場限りのお楽しみだと割り切っているのに、その行為はあまりにも配慮が足りない。
簡単に流されたアリアにも責任がありますが、彼女が妊娠したらどうするつもりだったのかな。
両家の確執についても理由がはっきりしない。
先祖の仲違いっぽいけど、誰も事態を打開しようとはせずに雁字搦めに拗らせ続けている感じです。
両家の父親の存在感も薄すぎ。母達の嫌味の応酬は笑えたけど(笑)
グダグダと自分の気持ちを認めようとしない頑固なカップルを見事に幸福へと導いた彼等の友人達には感謝しかありません。
諦めきっていた2人の素直じゃない手紙のやり取りは面白かったですよ。
ラストは一応ハッピーエンドでしたが、親に関しては消化不良ですね。
恋愛面だけでなく周囲のエピソードの収拾を丁寧に考えて欲しかったです。