紙の本
不道徳な見えざる手 自由市場は人間の弱みにつけ込む
著者 ジョージ・A・アカロフ (著),ロバート・J・シラー (著),山形浩生 (訳)
賢いはずの人がなぜカモられるのか? カモ釣りは悪人達によるものではなく、経済システムの自然な働きの結果として不可避なものである。消費者支出から金融市場まで、市場経済の裏側...
不道徳な見えざる手 自由市場は人間の弱みにつけ込む
不道徳な見えざる手
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商品説明
賢いはずの人がなぜカモられるのか? カモ釣りは悪人達によるものではなく、経済システムの自然な働きの結果として不可避なものである。消費者支出から金融市場まで、市場経済の裏側を釣り師とカモの戦いに例えて読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】
経済とは、釣り師とカモの永遠の闘いである!
ノーベル賞受賞経済学者コンビによる、『アニマル・スピリット』の続編。
アダム・スミス「見えざる手」への盲目的な信仰を壊すパワフルな一冊。
賢明で誠実なあの人が、なぜたやすくだまされるのか?
なぜ、不道徳なふるまいをしてしまうのか?
自由市場はすばらしいという「虚構」を明らかにする事例の数々。
すべてのビジネスパーソンに読んで欲しい、本当はこんなに恐い自由市場の話。
●本書の主な主張
・経済システムはごましだらけで、みんなもそれを理解するべきだ
・競争市場は、革新的なビジネスヒーローのやる気を引出し報いるのに長けている
・その一方で、誠実とは言い難い行動を促す圧力も奨励されてしまう
・人々は驚くほどしょっちゅうカモとして釣られている
・カモ釣りは、いたるところに存在している
・私たちの「肩の上のサル」は、私たちに深刻な影響を与える
・悪いのは釣り師ではない。釣られる人々でもない。カモ釣りをうながすシステムだ
・結婚式や住宅購入など、特別な買い物はカモ釣りの絶好の機会だ
・最悪の不景気をいくつも招いた最大の原因は、金融市場でのカモ釣りだ
・健康にとって有害な医薬がいまだに後を絶たない理由もカモ釣りだ
・政治(選挙)は最も単純な釣りを起こしがちだ
・カモ釣りとがんには類似性がある
・経済学者の市場理解には問題がある
【商品解説】
『アニマルスピリット』でおなじみのアカロフ=シラーが、市場経済の裏側を読み解く。資本主義は矛盾に満ちているけれどすばらしい。【本の内容】
目次
- まえがき 経済はごまかしに満ちている
- 序章 みんな操作されてしまう:釣りの経済学
- 第1部 釣り均衡を考える
- 第1章 人生至るところ誘惑だらけ
- 第2章 評判マイニングと金融危機
- 第2部 あちこちにある釣り
著者紹介
ジョージ・A・アカロフ
- 略歴
- 〈ジョージ・A.アカロフ〉ジョージタウン大学教授。2001年ノーベル経済学賞受賞。
〈ロバート・J.シラー〉イェール大学スターリング経済学教授。2013年ノーベル経済学賞受賞。
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紙の本
アダム・スミスの「見えざる手」の信仰を崩す一冊です!
2018/11/21 12:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、経済学の名著アダム・スミスによる『国富論』で説かれた「神の見えざる手」の信仰を崩す画期的な一冊です。同書の著者、「経済とは、釣り師とカモの永遠の戦いである」と強調します。すなわち、自由市場には様々な「虚構」があり、それこそが逆説的な意味で素晴らしいと説いています。例えば、誠実な人がたやすくだまされたり、不道徳な振る舞いをしている人が得をしたりなどなど。経済学の古典を真っ向から批判した脅威の書とも言えるでしょう。
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フィッシング
2017/06/30 13:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当にひとびとにとって良いものとひとびとが欲するものの違いという非合理性概念に付け込まれる現象を面白おかしく表現した経済書。