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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 6件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2017/05/11
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文芸文庫
  • サイズ:16cm/376p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-290349-3
文庫

紙の本

ヤマネコ・ドーム (講談社文芸文庫)

著者 津島佑子 (著)

米兵と日本人との間に生まれたミッチとカズは、ママに引き取られて暮らすことになる。ある日、オレンジ色のスカートをはいたミキちゃんが池で溺死。ミッチたちはある少年が殺したので...

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ヤマネコ・ドーム (講談社文芸文庫)

税込 1,870 17pt

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商品説明

米兵と日本人との間に生まれたミッチとカズは、ママに引き取られて暮らすことになる。ある日、オレンジ色のスカートをはいたミキちゃんが池で溺死。ミッチたちはある少年が殺したのではと疑っていた…。【「TRC MARC」の商品解説】

                                                                                                             【商品解説】

第二次大戦と東日本大震災を横糸に、米兵と日本人女性との間に生まれた孤児たちの生と苦悩を描く、津島文学晩年の傑作長篇小説。【本の内容】

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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

難解だが、示唆に富む叙事詩のような物語

2023/04/13 15:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本の敗戦後から東日本大震災・福島第1原発事故後までの時代を行き来しながら、複数の語り手が織りなす、多声的な、叙事詩のような物語。

心して読まないと、自分が今、誰の声を聞いているのか(この部分の語り手は誰か)、いつの時代か、どこにいるのか、が分からなくなる。
それだけ難解で、読解力と想像力の総動員が求められる小説である。

主な登場人物は、占領軍(米兵)と日本女性との間に生まれた「混血孤児」と、その周辺にいた人たち。
カズとミッチは日本の養母「ママ」と、「ママ」のいとこの娘ヨン子と共に日本で生活している。
多くは語られていないが、「混血孤児」は戦後の日本社会にとって、敗戦の象徴、米兵による支配の象徴であり、差別や偏見にさらされ、社会の周縁に追いやられて「見えない」ものにされた存在と言える。

彼らの、物語の中での「現在」は、「見えない」放射能汚染におびえる原発事故後の東京。
彼らの人生の時間軸は、日米の戦後史やその後のアメリカの戦争の歴史ともぴたりと重なっている。
朝鮮戦争、ベトナム戦争、日本の左翼運動、ケネディ大統領やマルコムXの暗殺、金大中事件、湾岸戦争、9・11などなど、登場人物の回想に歴史上の大事件が挟み込まれていて、語りは行き来するが、彼らの年譜の位置が確認できる。

歴史的な事件とは別に、彼らの心に暗い影を落としているのが、子ども時代に体験したある少女の謎の死だ。これが物語の中心にある。
推理小説さながらだが、彼らが生きていくことの深刻さと、時空を行き来する物語に付いていくことが大変で、推理は楽しめない。

結局、人間はことが起きてから、「見ようとしてこなかたもの」「見えないもの」に気づく。カズやミッチの人生が、そのことを教えてくれる。

津島佑子さんが3・11後に書いた傑作長編。小説だからこそ成り立った黙示録のような、でも希望がほんの少し見える作品。

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紙の本

太平洋戦争が残した混血の狐児たち

2017/11/07 08:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ミニョンの真珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る

太平洋戦争の敗戦後、邦人の母親に棄てられた混血の子どもたち。とある私設の孤児院で育てられるものの、彼らはすべからく、多くの邦人から白眼視される。時として身に覚えのない殺人事件の嫌疑をかけられる子どもも。個々の温度差はあるが、成人を前にこの国に居場所がないことをさとる。かといって海外に居を移せば東洋人扱いをされるのが関の山だ。彼らは私達が生涯臨むことのない国境を生きている。がしかし、作中、そんな彼らの生は所謂“運命に翻弄された”的な脆弱なものとして扱われてはいない。私はそこに、人間の強さ、換言すれば美しさを見た。

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2018/06/26 20:24

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2018/10/25 00:39

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2022/04/25 00:54

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2024/02/05 15:53

投稿元:ブクログ

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