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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2017/06/21
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:20cm/310p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-220609-9

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紙の本

福袋

著者 朝井まかて (著)

【舟橋聖一文学賞(第11回)】その日暮らしの気楽さ、商売のさまざま、歌舞伎の流儀、祭の熱気、男女の仲…。江戸庶民の暮らしを綴る、著者初の時代小説短編集。表題作ほか、全8編...

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商品説明

【舟橋聖一文学賞(第11回)】その日暮らしの気楽さ、商売のさまざま、歌舞伎の流儀、祭の熱気、男女の仲…。江戸庶民の暮らしを綴る、著者初の時代小説短編集。表題作ほか、全8編を収録する。『小説現代』掲載を加筆・修正して単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

本書は著者初の完全独立短編集です。江戸時代の江戸を舞台に、この時代をこよなく愛する著者が描き出す、喜怒哀楽にあふれた庶民の物語。
その日暮らしの気楽さ、商売のさまざま、歌舞伎の流儀、祭の熱気、男女の仲……。
生き生きとした暮らしの賑やかさ、大都会だった江戸の町の日常の騒ぎを、実力折り紙付き、今もっとも新作が待たれる時代小説家が、興趣豊かに綴ります。【商品解説】

収録作品一覧

ぞっこん 5−44
千両役者 45−81
晴れ湯 83−125

著者紹介

朝井まかて

略歴
〈朝井まかて〉1959年大阪府生まれ。甲南女子大学文学部卒業。「恋歌」で直木賞、「阿蘭陀西鶴」で織田作之助賞、「眩」で中山義秀文学賞を受賞。

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みんなのレビュー23件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

ゴロリと寝転がって読むのにちょうどいい

2017/08/04 07:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本の帯に「読む落語」と書かれている。
 NHKEテレで「見る落語」というのがあったから、それを意識したのかもしれない。
 ただこの短編集は「落語」というより「戯作」に近いかも。つまり、朝井まかてさんは戯作作家。なんだか江戸で流行るかも。
 ここに収められているのは8つの短編。
 いずれも江戸の市井の人々を描いた好編ぞろい。まあ、ゴロリと寝転がって読むのにちょうどいい。
 それでなくちゃ、読書は楽しくない。

 表題作の「福袋」。あまりの大飯食いで嫁ぎ先から「三下り半」で離縁されて実家に戻ったお壱与。実家の乾物屋は弟佐平が跡を継いでいるがどうも具合がよくない。しかも佐平は妻ともうまくいっていない。そんなところに大飯食いの姉が戻ってきたのだからたまったものじゃない。ところが、このお壱与が大食い大会に出たらたちまち優勝してしまうのだから、人間の取柄はわからないもの。
 人間万事塞翁が馬のような話の展開に、この話などはきちんと整理されたら、いい古典落語になるだろうと思う。
 お壱与と佐平、佐平と妻、佐平と愛人、お壱与の大食い大会の競争相手といったように、人間描写が際立って面白い。

 そういえば、どの作品にもそれがいえる。
 好みでいえば、うだつがあがらない亭主としっかりものの娘を描いた「晴れ湯」がいい。うだつがあがらなくても、人生楽しく生きなくちゃ面白くないじゃありません。
 落語のように楽しく読めたら、文学も捨てたものじゃない。

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紙の本

お見事短編集

2017/07/09 13:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

まかてさん新作!8編からなる短編集。短いながらも面白さが凝縮されていて、読み応え充分。中でも家業の湯屋が大好きで自ら三助になる娘、お晴がかわいくてほほえましい「晴れ湯」が一番よかった。全然働かないお父っつぁんとの会話がなんとも愉快。ダメ親父ではあるけれど、でも憎めない。そして泣かせるラスト。いいなあ。お喰らいの出戻り姉と弟のドタバタ「福袋」、この姉、ただの大喰らいじゃない。鋭い嗅覚と人並みはずれた味わう能力で見事に出世する。弟よ、姉の言うことにもっと耳を傾けていれば、、。他6編も文句なしの逸品揃い。拍手!

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紙の本

気取っていないところがいいのです。

2017/12/27 22:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

わたしは歴史小説をほとんど読みません。時代小説もたまにです。
ですので、朝井まかてさんにはまって驚いています。

美術小説が好きなので、「眩」で出会いました。
北斎親子の話がとても面白く、語り口も格好よかったので
次も読もうと思っていました。
直木賞受賞作の恋歌もいずれ読むつもりですが、
運よくこちらの新しい作品が回ってきたので先になりました。

書誌情報の短篇時代小説という情報しかありませんでしたが、
当たりでした。ひょっとしたら自分の趣味に合うのかもしれません。

てやんでい、べらぼうめ的なテンプレ感がないのが
気に入っています。おめえさん、みたいなものも控えめで、
かなり現代的な雰囲気なのですね。
舞台は江戸なのですが、時代小説好きな人がどう思うのか
気になるところです。

表題作の福袋を紹介します。
松の内が明けてまもなく、佐平は実家の乾物屋で姉のお壱与と
向き合っていました。戻されたというので離縁かと聞くと、
そうみたいと言ってのほほんとしているのです。

それどころか、実家の扱う鰹節や昆布の匂いを懐かしがる始末。
店先には、椎茸、大豆に小豆が並んでいます。
冬になれば干鱈や数の子も。

なんで戻されたのかと詰め寄る佐平に、不器量な一重まぶたは
重たげで、のんびりお茶などすすっています。
お壱与の一挙手一投足が、ずいぶん泰然自若としていて、
佐平が見事に空回っています。

佐平が嫁ぎ先に出向いて伺いを立てると、先方曰く、
なんとお壱与の大食いに困り果てて戻したのだとか。
それを聞いた佐平は、最初こそ困り果てるものの、
よからぬことを企んでという展開です。

全体を見渡すと、きりっとした女の人が登場することが
多い気がします。
本編で言えば、莫連あやめは分かりやすく強い女ですし、
暮れ花火の女絵師はクールな感じです。

福袋も、ほんわりとしたお姉ちゃんの話と見せかけておいて、
筋が一本通っているのですね。
色恋や人情話もさらりとしていて、読むと気持ちが晴れますよ。

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2017/08/30 09:08

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2017/07/09 10:37

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2017/08/16 20:38

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2017/08/05 14:32

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2018/01/15 21:25

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2017/08/30 12:48

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2017/08/29 17:41

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2017/10/16 11:24

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2017/07/18 06:47

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2017/07/25 17:43

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2017/08/10 22:54

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2017/08/01 18:28

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