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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/05/15
- 出版社: 日本経済新聞出版社
- レーベル: 日経プレミアシリーズ
- サイズ:18cm/228p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-532-26340-9
読割 50
紙の本
不動産格差 (日経プレミアシリーズ)
著者 長嶋修 (著)
アベノミクスや東京五輪の恩恵を受ける物件はほんの一握り。大半の不動産は下がり続け、全国の空き家比率は3割に向かう。人口減、超高齢化時代における住宅・不動産の見極め方、つき...
不動産格差 (日経プレミアシリーズ)
不動産格差
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商品説明
アベノミクスや東京五輪の恩恵を受ける物件はほんの一握り。大半の不動産は下がり続け、全国の空き家比率は3割に向かう。人口減、超高齢化時代における住宅・不動産の見極め方、つきあい方を解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
日本の不動産は「格差の時代」に入りました。我が国では、空き家が大幅増加、すでに1,000万戸の大台に乗っていると見られ、2033年には2,000万戸を突破、空き家率は30%に上るという予測もあります。
著者は、このような環境変化の中で、不動産市場は大きく3極分化するとみます。「価値維持あるいは上昇する 10-15%」「徐々に価値を下げ続ける 70%」「無価値あるいはマイナス価値に向かう 15-20%」です。
すなわち、9割近くの不動産は徐々にまたは大きく下落していくのです。
こうした大きな見通しのなか、不動産の見極め方、付き合い方、マンション・戸建て・中古の物件種別ごとの対処方法を紹介します。本書は2014年に刊行した『これから3年 不動産とどう付き合うか』を全面改訂したものです。
<本書の読みどころ>
・同じ市町村でも駅からの距離、地盤の質などによって明暗がわかれる。
・とりわけマンションは利便性がすべてであり、駅近物件以外は手を出すべきではない。
・これまで一軒家の価値は建てた瞬間から資産価値ゼロに向かって下がっていったが、これからは住宅市場データベースの整備によって、手入れ次第で価値を維持できる時代になる。【商品解説】
目次
- 序 章 不動産の9割が下がっていく
- 第1章 2022年、住宅地バブルの崩壊
- 第2章 「どこに住むか」が明暗をわける
- 第3章 住宅の評価に革命が起きる
- 第4章 マンションは「駅7分以内」しか買うな
- 第5章 一戸建ては手入れ次第で資産になる
- 第6章 中古住宅に賢く住む
- 第7章 空き家対策の基本は「直ちに売却」
著者紹介
長嶋修
- 略歴
- 〈長嶋修〉1967年生まれ。不動産コンサルタント。株式会社さくら事務所代表取締役会長。著書に「「空き家」が蝕む日本」「失敗しないマンション選び」「住宅選びこれだけ心得帖」ほか。
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紙の本
不動産
2017/05/22 13:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KKキング - この投稿者のレビュー一覧を見る
不動産の9割は、今後価値が下落していく、というのは不安商法でもなんでもなく事実であろう。一息ついた感があるとはいえ、依然都心ではマンションバブル状態な現在に足もとを見つめるのも良い。
紙の本
不動産
2017/09/18 19:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
不動産が今後価値を上昇させる富動産、一般的な不動産、価値が大幅に下落したり価値がマイナスになったりする負動産の三極化するという意見はまさしくその通りでしょう。不動産は立地が大事で、都心3区(千代田区、中央区、港区)は勝ち組で間違いありません。都心5区(都心3区+新宿区、渋谷区)という括りでも勝ち組といえるでしょう。それ以外の23区は完全な勝ち組とはいえないですが、城南、城西、城北・城東の順に雲行きが怪しくなってきます。さらに東京以外では、神奈川、埼玉、千葉という順に将来性が見込めません。首都圏では西高東低といわれる地価の現状と「の」の字という景気回復の順序があり、その傾向は今なおずっと続いているのです。
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