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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/06/08
- 出版社: 中央公論新社
- サイズ:20cm/389p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-12-004986-6
読割 50
紙の本
ファシスタたらんとした者
著者 西部邁 (著)
危機としての生を実践し戦後の無惨と虚無に対峙し続けたファシスタが、己の人生の全域を剔出した最後の巨編。懐疑と省察、冒険への意志が導いた思想の堂奥とは? 天皇論・信仰論も収...
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商品説明
危機としての生を実践し戦後の無惨と虚無に対峙し続けたファシスタが、己の人生の全域を剔出した最後の巨編。懐疑と省察、冒険への意志が導いた思想の堂奥とは? 天皇論・信仰論も収録。『正論』等掲載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
「実際のイタリア・ファシスタにゴロツキと呼ばれて致し方ない手合がたくさん加わったこと、それを知りつつも、またムッソリーニの喋り方における大芝居ぶりに嫌悪を覚えたことが幾度あるにもかかわらず、著者は自分の気分の奥底にファシスモめいたものがうごめいているのをいつも自覚していたのである」
危機としての生を実践し、「戦後」の無惨と虚無に対峙し続けたファシスモが、己の人生の全域を剔出した最後の巨編。懐疑と省察、冒険への意志が導いた思想の堂奥とは。皇室論・信仰論を付す
「自分が保守派に属することを世間に向けて公表する四十歳代の半ばに、『保守の幻像へ』という題名の本を出した。ここでの「ファシストたらんとした者」が抱いているのも、「幻像としてのファシスモ」にすぎぬことを、遅ればせに告白しておこう。もっというと、幻像としての伝統を胸裡に抱懐し、それの極致である死の具体的なやり方を危機に満ちた「今此処」という状況のなかで決断し、それを実践すれば他者に通じるはずだとの幻像を生きる、それがファシスタだということである。」
いま著者が混沌の時代に投げかけるのは、一匹のヒューモリスト(人性論者)がここにいた、という厳然の提示なのである。【本の内容】
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自伝的エッセイ
2017/07/25 00:46
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投稿者:南家うつうつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
少年時代や大学生の頃、東大と喧嘩したことなど、実名で書いてあったりと、いろいろぶっちゃけてます。
最近の活動しかしらない私にとっては、なかなか興味深い話でした。
言論の無力さを感じつつ、大衆社会や近代的思想に毒された人々と言論で真っ向から戦ってきた著者の姿勢に励まされるとともに、哀愁を感じました。
西部邁ゼミナールなど、テレビでしている発言を、敷衍して論じている部分もあり、こういうことを言いたかったのかと、感じられる部分もありました。