もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら

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投稿者：咲耶子　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

古今東西の文豪たちの雰囲気でカップ焼きそばの作り方を説明。
あーそうそう、こんな感じ！って特徴を捉えてて楽しかったです。文豪だけでなく週刊誌とかもありました。
ただ、内容はカップ焼きそばの作り方なので、後半は飽きました。

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投稿者：名取の姫小松　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

有名な小説家などの文体や話し方を真似た、カップ焼きそばの作り方を書いてみた本。
なるほどとクスッと笑えるものから、残念賞と言いたいものまで。

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投稿者：yomogi　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

的確にそれぞれの特徴を捉えていて面白い。こういうくだらなくて笑える本をつくるのは楽しそうでいいなあと思った。

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投稿者：ぶっちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

作家の癖？というか文章のニュアンスが凄い！
本当に、この作家さんか書いたらこんな感じだろうな、それに笑いをプラス。
知ってる作家さんがどれだけ掲載されているか探すのも一興。

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投稿者：ぷりしら　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

色んな作家（や雑誌）の文体を模倣している作品集。
良くできているものは凄く面白い反面、数合わせっぽくてがっかりするものも。
また、模倣される側の文体の特徴を知っていないと楽しめないので、
面白く感じるかは読者によって分かれる。

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投稿者：ふる　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「はじめに」からして、クスクスものでした。筆者は、よく読んでるなと感心（？）しました。対象相手の特徴を非常によく捉えています。読んだことのない作家もおりましたが、こうなんだろうなと思わせてくれます。強いて言うなら、漫才とか、対象が作家でない場合は、そうでもないものがありますが。。。まあ、ビジネスメールは、ああ、確かにこんな風に書いているなと思わず顧みてしまいました。

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投稿者：もんどのすけ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

それにしても長い書名で、書店で聞きにくいのは難。
面白本かと思いきや、これは古今東西、古典現代あらゆる分野に通じた活字中毒者でないと、どこが面白いのかも分からずポカンとするかもしれない。
何しろ龍之介・康成からドリアン助川・デーブスペクターまで対象なのだから。

但し、カップめんのレシピでもともと長文ではないから、パスティーシュに浸るほどのものではなく、読み飛ばせるともいえる。

しかしこの書き手はひょっとすると知の巨人「松岡正剛」をしのぐ人物かも。

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投稿者：Kate　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

あたかもその著者が書いたかのような文章で、読んでいてとても楽しいです。迷惑メールや文集など、著者が不明のものでもらしくかかれていてすごく面白いです。

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投稿者：百書繚乱　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

もし太宰治がカップ焼きそばの作り方を書いたら
もし相田みつをがカップ焼きそばの作り方を書いたら
もし稲川淳二がカップ焼きそばの作り方を書いたら

文体を模写した「カップ焼きそばの作り方」が１００

もし星新一がカップ焼きそばの作り方を書いたら
もし求人広告がカップ焼きそばの作り方を書いたら
もし『暮らしの手帖』がカップ焼きそばの作り方を書いたら

レーモン・クノー『文体練習』に着想を得たとのこと
知性にあふれたしびれる傑作、泣けてくるほどおもしろい

もし松尾芭蕉がカップ焼きそばの作り方を書いたら
もし『ＰＯＰＥＹＥ』がカップ焼きそばの作り方を書いたら
もし紀貫之がカップ焼きそばの作り方を書いたら．．．

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投稿者：mitu　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

年末年始のテレビで大好きなのが、ものまね王座決定戦（フジテレビ系）とものまねグランプリ（日本テレビ系）だ。

ものまね番組は、大物芸能人自身が別の有名人の唄まねをする企画物の域からスタート。その中から、本職の歌よりものまね番組での出演がメインの芸能人が登場。そして、「ものまね芸人」という専門のジャンルが作り出された。

ものまねのレベルが上がってくると、ご本人が登場するドッキリ企画から一緒に歌い上げるという定番のシーンも生まれた。

ものまねをする方は、デフォルメで笑いを取りながらもその根底にあるのは相手への尊敬。

ものまねされる方は、自分自身でも気がつかなかった個性や特徴に気がつき、喜んで「ご本人様登場」となる。

ものまねされることで、人気が再燃した芸能人も数知れない。

この本では「ものまね」を、古今東西の文豪を相手に行っている。

しかも、「カップ焼きそばの作り方」というしばりをかけて。

本物が素晴らしいから、ものまねが輝く。
ものまねが面白いから、本物を手に取ってみようと思う。

そんな相乗効果が、この本にはある。

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投稿者：たけぞう　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

キャッチーなタイトルに内容が負けていないのです。
もうね、次は？　次はとページをめくる手が止まらなくて。
どストライクもあれば、へえー、そんな感じなんだもあります。
知っている作家さんは大いに楽しめるし、
知らない作家さんであっても予告編を見た気になれるという、
非常によくできた一冊なのです。

こんな本を作ろうなんて、よく思いつきましたね。

拍手喝采です。各話とも、１から２ページの分量です。
カップ焼きそばにお湯を入れ、湯切りをしてソースをかけて食べる。
ただそれだけなのです。それが、こんなに違うものなんだと思いました。
裏を返せば、こんなにも書き分けられることに驚嘆しきりです。

文豪たちと銘打っていますが、実際には文豪は一部であり、
お遊びネタ満載のラインアップです。
現代作家もベストセラー作家もあるし、週刊誌や歌の詩なんてのも
あります。ベタほめばかりしていても何なので、一篇紹介しますね。

コナンドイルなどの大好きな作家さんも考えたのですが、
ここはひとつクソパロディで。短いので全文引用します。
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【グラビアポエム】
Fでもない、Gでもない、焼きそばカップ！

君がお湯に浸かったとき、
君は蜃気楼のように幻になる。
存在を主張していた、
君の身体はだんだんとふやけてきて、
気高く、官能な、美裸身を僕たちに見せつける。
お湯からあがると君は、
一糸まとわぬ姿で静かに、そのときを待っている。
僕たちに、食べられるそのときを。
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倒れました。