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紙の本
馬賊の「満洲」 張作霖と近代中国 (講談社学術文庫)
著者 澁谷 由里 (著)
馬賊から軍閥の長、そして元帥へ。覇権に最も近づいた張作霖とその舞台の激動の歴史をたどるとともに、中国社会の多様性にねざす地域政権の上に馬賊を位置づけ、近代へと変貌する中国...
馬賊の「満洲」 張作霖と近代中国 (講談社学術文庫)
馬賊の「満洲」 張作霖と近代中国
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商品説明
馬賊から軍閥の長、そして元帥へ。覇権に最も近づいた張作霖とその舞台の激動の歴史をたどるとともに、中国社会の多様性にねざす地域政権の上に馬賊を位置づけ、近代へと変貌する中国と日中関係史を描き出す。〔「馬賊で見る「満洲」」(2004年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
日露の脅威がせまる清朝末期の混沌に、馬賊は生まれた。混乱の中、軍閥の長となり中原への進出をうかがい、覇権を目指した「東北王」張作霖もそんな一人だった。虚飾にとらわれた従来の張作霖像を解体し、中国社会が包含する多様性にねざす地域政権の上に馬賊を位置づけ、近代へと変貌する激動の中国と日中関係史を鮮やかに描き出した意欲的な試み。【商品解説】
目次
- はじめに
- 第一章 「馬賊」はなぜ現れたのか?
- 第二章 張作霖登場──「馬賊」から「軍閥」へ
- 第三章 王永江と内政改革──軍閥期の「満洲」
- 第四章 日本人と「馬賊」
- 終 章 現代日本にとっての「満洲」・「馬賊」
- 註
- 参考文献
- 張作霖・中国近代史関連年表
- 原本あとがき
著者紹介
澁谷 由里
- 略歴
- 1968年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。富山大学人文学部教授を経て、帝京大学文学部教授。専門は中国近現代史。著書に『「漢奸」と英雄の満洲』『〈軍〉の中国史』などがある。
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馬賊の「満州」
2020/04/22 21:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は馬賊から中国東北地方に一政権を築くまでに至った張作霖を中心に、馬賊についての情報を学術的にしるしている。その構成や出身、環境、ロシア・清・日本などの諸外国からの影響や干渉まで様々な情報が記されている。
著者は馬賊と匪賊を区別し、馬賊出身ということからうける侮蔑的な態度を一蹴している。単なるロマン主義とは違う学術書である。
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馬賊と張作霖という二人に焦点を当て、激動の近代中国史と日中関係史を描いた意欲作品です!
2020/03/07 13:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、近代の中国における馬賊と張作霖の二人に焦点を当て、激動の中国と二中関係史を明快に描いた貴重な作品です。二人は、清朝末期の日本とロシアの驚異が迫る時代に生をなし、社会の混乱の中で軍閥の一員として活躍した人物です。同書では、「馬賊はなぜ現れたのか?」、「張作霖登場──馬賊から軍閥へ」、「王永江と内政改革──軍閥期の満洲」、「日本人と馬賊」、「現代日本にとっての満洲・馬賊」といった構成で、分かりやすく中国近代史と日中の関係史を説き明かしていきます。