紙の本
いつもの話の繰り返しもあるけど、それでもやはり、読めば新鮮で響く。
2017/07/23 20:27
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たまがわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまで著者が主張してきたことの
繰り返しになるような話もあるけれども、
分かりやすい文章で、簡潔にまとめられているという感じ。
そして読めばやはり、なるほどと感心したり、腑に落ちる感じがしたり、
これはすごい、と感じたりする部分も多かった。
最近自分は著者が言うところの、「自分の心が暗く澱んで」いるような状態のときが多かったのだけれど、
読み終わって、スッキリしたような、心が少し落ち着いたような、迷いが晴れたような、そんな感覚をひとときでも、味わったのだった。
投稿元:
レビューを見る
■要約
対人関係のストレスの多くは「心の中の他人」によってもたらされる
それは「群れ」の一員として日々を過ごしているから
群れの内側でのストレスは、群れの外側で解消する
他人を変えることは出来ない。自分を変えること
今ある課題はどうすればいいか、を考える
怒りは「他人に対する期待の裏返し」
怒りに支配されているという事は、幼い欲求に支配されているということ
朝はミーティングなどより、一人で心を整えた方がいい
■行動
対人関係のストレスは自分の幼い期待の表れだと自覚する
感情が動かされた時は自分にできる課題は何かを探す
怒りが頭をよぎったら「今、私は怒っている」と3回唱える
朝早く起きてゆったりと過ごす。自分の時間を大切にする
投稿元:
レビューを見る
「群れ」からの要求に過剰に応えようとする現代日本人に対して、目的意識を失くし、ただただ「ソロタイム」(ひとりの時間)を過ごしてみたら? という提案。
素晴らしい。優しい。本当にその通りだ。
読みやすいので、オススメです。
後半は、マインドフルネス。
わかりやすく、実践したいと思えた。
2018.3.22
「あなたの身体と心は、家族や学校、会社など、これまでの人生で出会った、さまざまな人や物との感応によってつくられたものだといっても過言ではありません」
投稿元:
レビューを見る
もともとソロタイムを大切にして生きてきた自分にとっては目からウロコが落ちる内容ではなかった。群れて生きる生き方しかせずにきた人には良いのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
以上、まとめ。
・すべての人は「群れ」の中で生きている。
・群れの中での自分の居場所を失わないように自分の体や心を消耗させてしまっている人が多い。
・群れの中での自己実現だけでは、人は虚しさから逃れることができない。
・人が才能を開花させるのは、群れからの評価を気にせずに自分だけの尺度で物事に取り組んでいるときである。
・感情の9割は怒り。怒りは集注欲求と深い関係にある。誰かに振り向いてほしいという感情は、振り向いてくれない相手への怒りとセット。
・自分の習慣を変えられる人は、習慣を変えるのが面倒で大変だということを知っている人。習慣を変えるには少しでも毎日続けることが大切。
・時には自分の居場所をあえて自分から捨てて少し勇気を出して新しい場所に立つことも大切。
投稿元:
レビューを見る
群れの時間から離れ、一人の時間をとること。
「心の中の他人の声」というのが印象に残ったワードでした。言われてみれば、他人がどう思うかとか、他人にこうしてほしいとかいうのを、一人でいるときにも感じることはあったかもしれない。
そういったものから自由になれたらいいな、と思う
投稿元:
レビューを見る
人間は他人を気にしなければ悩むことはない、しかしながら、人は他人と関わらりながらでないと生きていけない。そのためには、どうすいればいいのかということを書いた本。
悩みの解決法として、大きな大木に抱き着いて、大木の幹や葉の隅々にまで悩みを吸い取ってもらうというのは、なにか面白いというか、感ずるものがあった。
投稿元:
レビューを見る
心を病んでる方向け。
ダメな奴を慰めるだけの内容。
そんなわけないだろ!と、つい憤りを覚える所が散見。
付いて来れない奴は淘汰されても…とあからさまには言えないご時世、この様な本も存在できるのだろう。
投稿元:
レビューを見る
群れから離れて「ひとりぼっちの時間」を過ごすことで、群れに戻ったときに、その群れの中で人生においてもっとも美しいものや素晴らしい出来事に出会える。
一瞬、逆説的に聞こえますが、なるほどそうかもしれないと思いました。
「人生を変えるひとりぼっちの時間」を上手に活用する方法がたくさん書かれていましたが、全部を取り入れるのは難しいので、「小さな怒りを払っていく」「拭き掃除をする」「小さいことから習慣を変える」などから取り掛かろうかなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
無意識のうちにやっていたちょっとした「ひとりぼっち」の時間が、かなりこれからの人生に影響を与えること、改めてびっくりした。名越先生の語りもわかりやすく若者からお年を召した方まで、全てのあらゆる「現役」の人々に読まれると良いなと思った。
投稿元:
レビューを見る
まるでどこかの統計学の本のタイトルのようでもある。まぁそれはよいとして…、ひとりぼっち=「ソロタイム」ということ?
投稿元:
レビューを見る
ここ数ヶ月、自分と自分の家族で解決しつつある色々な問題に対する、自分なりの見解が勝手にまとめられている!! というのが第1感。
言ってみれば僕がいまこの本を読む意味は薄いが、それは僕が僕の人生と新世紀エヴァンゲリオンであることを続けてきたからであって、僕でない人間が読んでもまあ僕のようには感じないだろうし、これを他の人に読ませたところで、その人の人生が解決するものではないのかもしれない。
その辺が自己啓発本であり、やっぱりその辺が限界でもありそう。
ただこういうものがまとまっていると、これから少し立った後の自分が読んだときの感想との差分が観測できるはずで、そういう使い方をするべきなんだろう。
面白かった。
投稿元:
レビューを見る
物理的に一人になることではなく、心理的に一人になること。群れから解放されて、自分を見つめ、群れに戻る。
分かるような分からないような。
空腹感を欲望や不安などの感情を切り離すというのが難しそうで興味深い。
投稿元:
レビューを見る
「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である。名越康文先生の著書。現代人の不幸や悩みのほとんどすべては人間関係が原因。人間関係を気にし過ぎるから、不幸や悩みを感じるし、精神に支障をきたして精神疾患になってしまうことも。そうであれば、人間関係なんて必要最低限でいい、ひとりぼっちや孤独を楽しめばいい。精神科医である名越康文先生がそう言っていることは、人間関係に苦悩している多くの人の支えになるはず。
投稿元:
レビューを見る
この本が必要な人のところに届くといいなあ。でも、本がいいのかなあ。むつかしいなあ。
怒りや暗い感情にとらわれたときに、私は怒っています、と3回唱える。私は自分がダメで変われないのだと思っています、と3回唱える。できるかなあ。あんまり簡単じゃないぞ。
瞑想は、ちゃんとやれ、というのはわかる。でもね、できない時にその形をとるだけでもちがう、を否定してしまっていいのかな。私には形をとるだけが救いになっていた時期があった。それを否定されたような気もちょっとする。