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商品説明
自己形成の道ゆきでの導き人との出会い−。憲法学者である著者が、恩師・知友たちとの出会いを改めて回想し、感謝の思いと感慨をつづった文章を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
樋口 陽一
- 略歴
- 〈樋口陽一〉1934年仙台生まれ。東北大学、東京大学、上智大学、早稲田大学の法学部教授として憲法・比較憲法を担当。パリ第2大学などで客員教授、招聘教授を歴任。日本学士院会員。
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紙の本
樋口陽一先生が、恩師・知友とのこの世のお別れに際し、出会いを改めて回想。
2017/08/10 15:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
第一章 仙台ー<人間>との出会いの始まり
1 「茶畑」四人組との出会い
〔一〕井上ひさしの文学にとっての仙台
〔二〕菅原文太ーゴム長靴で行動する知識人
〔三〕一力英夫ー四人組のフィクサー
2 加藤周一ー「人生の愉しみ」と「方法的思考」
3 山内東一郎、舘山甲午、日向康/仙台ー私にとっての「それぞれの機会」
4 丸山健ー遊びごころまでを教わった出会いの幸せ
5 司馬遼太郎ー「沿流而求源」
6 深谷考平ー信濃追分の「塾頭」
7 日沼頼夫ー闊達な背骨の強さ
8 逸見俊吾ー茶人・凡庵さんとの思いで
第二章 学問の高みを垣間見る
9 中川善之助ーまたは教師の学生のウニヴェルシタス
10 清宮四郎ーまたは「憲法問題調査委員会」から「憲法問題研究会」へ
11 宮沢俊儀-または「イデオロギー」VS「理想」
12 丸山眞男ーまたは二つの「自由」
13 世良晃志郎ー又は実体法学にとっての基礎法科目
14 戒能通孝ーまたは「エリート」としての「市民」
15 河村又介ー西欧ヒューマニズムの地の伝統
16 團藤重光ー後進への励ましの温容
17 伊藤正己ー「常識」を超えるボンサンス
18 碧海純一ー仙台・東京・ハーグでの対面
第三章 フランスを通して世界につながる
19 石崎政一郎ーフランスとの出会いの恩人
20 ルネ・カピタンー西欧知識人の「「異議申立」精神
21 深瀬忠一ー「大学と社会と人間」にかかわる一貫した行動
22 星野英一ーフランス、そしてもう一つのこと
23 ジェラール・マルツェルー東北を愛した青い眼の西行
第四章 歴史家たちとの出会い
24 岡田与好ー学問と大学と酒の兄貴分
25 吉岡昭彦ー『社会科学の方法』の充実した日々
26 遅塚忠躬ー「人間」を問う「社会としての歴史学」
27 二宮宏之ー文は人なり
28 加藤榮一ー仙台から東京への四〇年間を共にして
29 池田清ー私にとっての「日本海軍」
第五章 方法としての歴史と法律学
30 祖川武夫ー学問の完璧主義と日常のゆとり
31 廣中俊雄ー学問と大学と人間を問いつづけて
第六章 多様な憲法学・隣接法学の交錯の中で
32 鈴木安蔵ー三つの出会いを通して
33 芦部信喜ー研究対象との距離、そして理念への誠実
34 奥平康弘ー「連戦連敗」、それでも「夢がある」
35 長谷川正安ー一九六一年モンパルナスに始まって
36 渡辺洋三ー「三つの憲法」から営業の自由論争まで
37 山下健次ー"Vivre libres, vivre ivres"
38 大須賀明ー公・私を共にした思い出
39 土井たか子ー戦後民主主義五〇年の到達点
40 星野安三郎ー清宮憲法の九条観を継ぐ
41 齋藤忠昭ー「そう、条件ありませんネ…」のやさしさ
42 鴨良弼ー研究者であり教師であることの教え
43 石本泰雄ー論文作法の厳しさと人間の洒脱さ