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商品説明
人死にがあった部屋や家。それを一箇所に集めて建て直した〈烏合邸〉。家主は、そこに棲む人を募集する。さながら、実験室のように…。ホラーミステリ作家・三津田信三による「幽霊屋敷」怪談、再び!【「TRC MARC」の商品解説】
曰くのある家や部屋を一軒に纏めて建て直し、そこで暮らすとどうなるか――。あり得ない歪な「家」に棲んだ者たちの運命は……。ホラーの名手・三津田信三による、「幽霊屋敷」怪談再び!【本の内容】
収録作品一覧
序章 | 7−37 | |
---|---|---|
黒い部屋 | 38−76 | |
白い屋敷 | 77−138 |
著者紹介
三津田信三
- 略歴
- 〈三津田信三〉奈良県出身。編集者をへて、「ホラー作家の棲む家」でデビュー。「水魑の如き沈むもの」で第10回本格ミステリ大賞を受賞。他の著書に「十三の呪」など。
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電子書籍
実話系ホラーの限界
2017/12/15 13:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
「どこの家にも~」が怖くて面白かったので、続けて続編のこちらを読みました。
前作は、似たような怪異が起こっている怪談話を集めていくと、実は…といったオチが用意されていましたが、今回はオチがふんわりとしていて、消化不良な点は、他の人がレビューでも挙げている通りかと思います。
それは、著者が実際に体験しているといった体裁で書かれている以上仕方がないことなのですが、煽ればあおるほど、
フィクション系のホラーであればもっと怖いオチ(追いかけてくる何者かに関係者あるいは著者本人が殺害されてしまうなど)が描かれるのだろうなあと残念に思ってしまうという点につきるというか…。
あくまでも実際に体験した話として発表できている「としなければいけない」以上、
まあ(フィクションのオチに比べて)大したことがなかった、ということになってしまうからです(まわりくどい書き方ですみません)。
とはいえ、ネタとしては非常に魅力的。
怪異が起こると言われている幽霊屋敷を集めてきて、なんと一つの家の集合体を作ってしまうという、まさに狂気の沙汰と言えるような建築物が出来上がります。
そこに、「適性がある」とみなした人を住まわせて、レポートを書かせ、何が起こるか観察する金持ちがいたらしいという、なんとも悪趣味な話です。
前作では、集めてきた怪談を読んだだけでは大した怪異に見舞われなかった著者(三津田さん)も、心臓がふるえるような怪異に見舞われます。
読むだけで怪異が「追いかけてくる」のです。
自宅にも、公園にも、そしてなんと三間坂が用意してくれた編集部の会議室にまで現れます。
この、「何か」がどこまでも追いかけてくる描写は非常に怖いのですが、「メリーさん」ではないけれど、やっぱり「いよいよ捕まるところ」までいかないと、
「で、どうなるの?なんだったの?」といった、ホラーとしては中途半端感が否めなくなってしまいます。
ちょっとネタバレになりますが、今回は「いろいろなもの」が追いかけてくる中で、
唯一「しゃべる人間」も追いかけてくるので、ぜひその人とは直接会話して問い詰めてもらいたかったです。
ただ追いかけてくるだけで何もしない怪異は「なんだ、結局ついてくるだけか」と、途端に怖さを感じなくなってしまいます。
各家に滞在した人の怪異から「最後まで体験してしまった人は死んでしまったのではないか」と予測させることで、
「三津田さんについてきたものも、最終的には三津田さんを殺すのではないか」と想像はさせますが、
各家に滞在した人の記録ももちろん「手記」「日記」「録音」といった体裁をとっているため、
本当に死んでいるのか、何が起きたのかは本人が書けない(録音できない)ため、記録に残っていません。
記録できていない以上、各家に滞在した人の話も、尻切れトンボとなってしまってい、
全体的に「すごく怖いことが起こりそうな家だけど、何が起こったのかは結果的にわからない」となり、怖さが半減しています。
ネタが面白いだけに残念。三津田さんには、ぜひ、同じネタで良いのでオチをつけてフィクションとして仕上げてもらいたいです。
実話系の体裁をとっていたとしても、どうせフィクションなのだからw
唯一オチがついていてすっきりするのは、研究者が幽霊屋敷に潜入する話でしょうか。
「ブレアウィッチ~」以降「実話系ホラー」もよく作られるようになりはしましたが、
こういう「良いネタ」は、「著者が描く実話系ホラー」といった体裁を取らずに、とにかく怖がらせること(エンターテイメント)に徹して仕上げてもらいたかったです。
紙の本
モヤモヤが残る
2020/02/06 23:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後までモヤモヤとしてつかみどころがない作品だった。
ラストはひたすらモヤっと。
家の簡単な図くらいは載せて欲しかった。
紙の本
面白かった。
2017/09/12 10:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぷわち - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回の作品は、「人が亡くなった所謂事故物件を、複数集めて1軒の建物にし、それぞれの部屋に人を住まわせて何が起こるか実験する…」というお話です。
三津田作品の特徴である臨場感が、今回もすごかったです。
人ではない何かが近くにいる、迫って来る。
そういった場面の臨場感、恐怖の描き方は断トツだと思います。
ただあくまで個人的な好みですが、田舎の風習を絡めた作品の方が好きですね。
最近の新刊は「怪談のテープ起こし」、「黒面の狐」など、田舎の風習とは違う題材のものが多いので、ちょっとだけ残念。
それでも新刊が出るだけで嬉しいのですが。
「刀城言揶シリーズ」、新刊出ないかな~。
電子書籍
読みにくかった
2019/03/18 07:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
実録で書かれているせいか、正直読みにくかったです。
もっと物語を期待してたんですがね・・・
面白そうなタイトルだっただけに残念でした
紙の本
あまり
2022/01/11 05:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまり面白くなかったかな……
物語というより取材記事みたいな話。
物語を予想して買ったのであてが外れた感がある。