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紙の本
コミンテルンの謀略と日本の敗戦 (PHP新書)
著者 江崎道朗 (著)
レーニンがつくった世界革命組織・コミンテルン。日本はなぜ謀略に乗せられ、第二次大戦に追い込まれたのか。尾崎秀実らの暗躍から、左翼・右翼全体主義と闘った保守自由主義者の実像...
コミンテルンの謀略と日本の敗戦 (PHP新書)
コミンテルンの謀略と日本の敗戦
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商品説明
レーニンがつくった世界革命組織・コミンテルン。日本はなぜ謀略に乗せられ、第二次大戦に追い込まれたのか。尾崎秀実らの暗躍から、左翼・右翼全体主義と闘った保守自由主義者の実像まで、隠された歴史の真実に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
レーニンがつくった世界革命組織・コミンテルン。日本はなぜ彼らの策動に乗り、自滅してしまったか。隠された歴史の真実を抉り出す刮目の書。【商品解説】
レーニンがつくった世界革命組織・コミンテルン。日本はなぜ彼らの策動に乗ってしまったのか。隠された歴史の真実を抉り出す刮目の書。【本の内容】
レーニンがつくった世界革命組織・コミンテルン。日本はなぜ彼らの策動に乗ってしまったのか。隠された歴史の真実を抉り出す。【本の内容】
著者紹介
江崎道朗
- 略歴
- 〈江崎道朗〉1962年東京都生まれ。九州大学卒業。月刊誌編集、団体職員、国会議員政策スタッフなどを経て、評論家。著書に「マスコミが報じないトランプ台頭の秘密」など。
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紙の本
「右翼全体主義」「敗戦革命」というキーワードの切り口から、日本人の体質がわかる。
2017/08/29 09:45
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:浦辺 登 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書に強い関心を抱いたのは、年初(平成29)に『東京を愛したスパイたち』(「1907-1985」アレクサンドル・クラーノフ 著)を読んだからだ。
明治38(1905)年、日露戦争に勝利した日本だった。しかし、講和条約締結後の1907(明治40)年、帝政ロシアは直ちに、反撃の諜報活動に入った。その第一歩は日本語学習、日本及び日本人の習熟である。東京神田のロシア正教ニコライ堂がその学校となった。
後に、ロシア帝国からソ連へと国の名称は変わっても、スパイは日本に潜入してきた。その最大の事件がゾルゲ事件である。入念に、どこに住居(基地)を設け、誰を標的にして情報を入手するのか。ゾルゲがとった行動からは、日本側の脇の甘さを感じてならない。
このスパイ活動は、日本の敗戦後も続いた。今も、継続中ではないかと思う。
そのスパイ活動のイロハを知れば、本書のコミンテルンの謀略が日本人に覚醒の警鐘を鳴らしていることが痛いほどに響く。
本書を読了して、「右翼全体主義者」「敗戦革命」というキー・ワードがこびりついて離れない。世間一般、日章旗を振るだけで「右翼」という言葉でひとくくりにしてしまうが、著者によって右翼の「全体主義者」という分類分けがされた功績は大きい。「敗戦革命」という方法により共産革命に持ち込むなど、克明な解説は貴重である。
21世紀は、思想戦、歴史戦といわれる。
しかしながら、物資的充足に安住してしまった日本人は、インターネット情報で理解した「つもり」になり、考えた「つもり」になっている。根本的な問題解決までは考えない。これでは、思想戦、歴史戦に敗北必至である。
もしかしたら、沖縄の基地問題にマスコミが躍起になるのは、首都圏周辺の米軍基地に日本国民が関心を向けないように仕向けているからかもしれない。誤報であると言いながら、朝日新聞の「従軍慰安婦」報道がいまだ独り歩きしているのも、何かの謀略かもしれない。そんな疑念が本書を読み進みながら湧き上がって仕方なかった。
いずれにしても、「感覚」「心情」ではなく、「事実」「史実」を基に議論をし、検証していかなければ、日本人は亡国の民になってしまう。このことに1日でも早く気付くべきだ。著者の焦り、憤りが行間から迸る内容だった。
紙の本
近年まれに見る良書
2017/08/18 13:18
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:451 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が最も信頼している評論家の一人。あとだしではなく「トランプ現象」について正しく分析していたのは見事でした。そして、新刊。やはり傑作である。
先の大戦に関して、左派は侵略だとし、右派は聖戦(もしくは仕方なかった)とし、平行線である。
実態としてコミンテルンの謀略は確かにあった。確かにあったが、なぜ日本(アメリカもだがそれは前著「アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄」などに詳しい)だけが謀略にはまってしまったのか?
まさに括目の書です!!
私自身、「愛国心」はあるが「右」って言われるのには違和感があります。愛国心に右も左もないでしょ?その違和感は本書で解決。まさに目から鱗。
紙の本
日本人必読の書
2017/11/07 01:32
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ももたろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦後70年が過ぎて、日本人ははたと気がついた。
日本こそは平和国家だと思ったが、実はそうではなかった、ただの夢を見ていただけだってことに。
日常生活の中で起きている不具合な事件から目を逸らさないで、その本質を見極めようとして苦痛に耐えると、見えてくる現実。
実に痛い。
ソ連は崩壊し、東欧のコミンテルンも崩壊し、ベルリンの壁も崩壊し、今ではほんの一握りの国が共産党独裁を行っている。
地球上の大半の国々では共産主義が禁止された。
それにも関わらず、未だに日本にコミンテルンに根ざした共産党などの反日左翼野党が存在するのは何故か?
以前、尾崎秀実の弟の書いた本を読んだときには、まだお花畑の中にいたので、全く理解できていなかったことが、この本を読んで分かり、衝撃を受けた。
今後、日本人はどうあるべきかを考えさせる必読の書だ。
電子書籍
コミンテルン
2022/04/04 12:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:中村 - この投稿者のレビュー一覧を見る
やはり日本の近現代史を勉強しないと駄目ですね↓
ソ連のコミンテルンの暗躍等、知らない事ばかりで、
戦争前の軍国主義の成り立ちには、びっくりしました!
電子書籍
共産主義がこれほど、とは
2020/09/07 01:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:象太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「第二次世界大戦の「最大の勝者」はソ連」(本書より)ーー。確かに。言われてみると、目から鱗だった。
大戦で日本は徹底的な敗北を喫し、大英帝国は植民地を失って見る影もなくなり、ドイツは東西に分割された。アメリカは西側陣営の覇権を確立したが、東西冷戦に追われ、得たものは何だったか。共産主義国家は大戦前にソ連とモンゴルのみであったが、大戦後はいつの間にか欧州からアジアにかけて次々と誕生した。
本書は実に勉強になった。
共産党が本当に●●な存在であることも改めて分かった。
1920年8月に採択された共産主義インタナショナル(コミンテルン)への加入条件には「条件やテーゼを原則的に拒否する党員は、党から排除されなければならない」と定められている。コミンテルンに従わない者に対しては、排除、粛清、殺戮が義務として課されている。国際的共産主義運動を行なっていく上では非合法活動も認めており、愛国心は邪魔でソビエト連邦に対する全体の忠誠心を持たねばならない、とも定めている。
こんな思想が戦前の日本のエリートにはびこり、左翼全体主義が大日本帝国憲法の精神である保守自由主義を弾圧し、日中戦争の長期化と日米開戦を招いた。
本書を読んで、戦前の歴史は大きく見直されなければならないと考えさせられた。
紙の本
開戦・敗戦研究として
2019/12/28 10:23
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:889ヒロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
敗戦に至る歴史研究がなぜ、なぜ無いのか。ずっとモヤモヤしていたが、この著書で道筋が見えた。
純粋で騙させやすいご先祖様たち、貧しいふるさとを救いたい、困っている地域を助けたい、その思いで「お題目は美しい共産主義・実は他人を搾取する機構の社会主義」に神様の声を聴くごとく導かれ…この傾向は今現在も強く、ちょっと知識人めいた立場の人々は(例えば教師)きれいごとに惹かれて沖縄で反戦を叫ぶ図がすぐ想像ができる。最近ではヘイトスピーチ、LGBT、男女共同参画か。
自分も「閉ざされた言語空間」江藤淳から、「焚書開示」西尾幹二先生と追ってきてここに来ました。生真面目な性質を逆手に取られ、せっせと騙されやすい若年層の日本人的感覚を再生産する先生方に警告。
自分の知識の元を再見しないと、単に金儲けの手先に成り下がって大事な子孫を少数の金持ちの指示に従うだけの優秀なロボットにしてしまいますよ。
紙の本
戦争の開戦と敗戦の理由を探る
2017/09/12 21:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黒酢 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず、この本は、「コミンテルンの謀略」が「日本の敗戦」を招いたという内容の本ではありません。
コミンテルンの謀略というと、すぐに「陰謀論だ!」と脊髄反射する人がいますが、この本では、ロシア革命までの失敗の連続と最後の成功の歴史を紐解き、過去の事実から、コミンテルンが日本で革命を成功させるための謀略を説明しています。
このコミンテルンの謀略が、日本で成功したか否かについては、この本では全く言及されておりません。それを検討するための資料は一切なく、真実は闇の中です。
この本では、コミンテルンの謀略の通りのストーリーが日本で起こってしまったのは、日本の当時の社会情勢に起因すると主張しています。
明治維新から、日清戦争、日露戦争を経て、日本のエリート層、特に、将来のエリート層を担う若者達が、どういう状況であったのかを、かなりわかりやすく、一人一人の若者達の目線から説明しています。
題名から、非常に硬い内容を想像しましたが、非常に読みやすい文章で、わかりやすかったです。
一般的には、戦前の社会状況というと、天皇を崇拝する右翼が軍国主義に走ったために日本が戦争に引きずり込まれ、左翼は戦争に反対したため弾圧されたというように説明されますが、本書を読むと、全く違ったことがわかります。
本書では、当時大流行した共産主義の思想に共鳴する左翼と、それに対抗する右翼という2つのカテゴリーに分けるのではなく、左翼全体主義者と、右翼全体主義者と、保守自由主義者という3つのカテゴリーに分けています。そして、保守自由主義者にクローズアップして本書は進行していきます。
当初、保守自由主義であった者たちが、左翼全体主義または右翼全体主義へと思想が変わっていきます。右翼と左翼は、全く正反対の思想のようですが、右翼全体主義と左翼全体主義は、とても親和性が高いことが説明されます。
例えば、515事件や226事件の青年将校らの決起文には、天皇を中心に新たな政治体制をつくることが謳われているものの、それ以外は、今の政治家や、資本家、軍上層部は、全て腐っており、全員抹殺して、庶民による新たな日本政府を建設せよ!と共産革命と同様の内容が謳われています。
本来の日本の伝統を重視した保守自由主義者(例えば、美濃部達吉など)が、右翼全体主義者から弾圧され排除され、右翼全体主義者が政府を支配するようになります。しかし、その思想は、天皇陛下の位置づけを除いて、左翼全体主義者とほとんど変わりのないものでした。ゾルゲ事件の尾崎秀美が近衛内閣の中枢にいたのも、企画院事件のように政府に多数の共産主義者が雇用されていたりするのも、当然の結果といえます。
本書では、このように本来、保守自由主義者であった若者達が、なぜ、右翼全体主義者や左翼全体主義者となってしまい、革命のために戦争に突き進んでしまったのかについて、いくつかの理由を提示しています。さて、その理由とは?
紙の本
不都合なお話が出てきた
2021/09/19 21:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:FA - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまでの日本では、戦前の日本国が一方的に悪いと言い続けてきた。軍部の暴走と政治の迷走にすべての責任をおっかぶせればいい。滅んでいく組織と過去の人に、おっかぶせてしまって、消えていってくれればそれでいい。
ボツボツ、彼らのとって不都合なお話が出てきた。私がいつも思い出す言葉「真実は水底の死体」の通り。
戦争が一方の考えだけで起こるわけないでしょ。陰謀だけでもない。各国の国益の追及の果てに、戦争になるんだろうよ。
日本国の歴史学界では、この作品の内容は決して受け入れられないだろうな。