紙の本
人間は意外と単純
2018/09/30 18:38
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投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間がほんのちょっとの手間を惜しんだり、感情に流されたりすることがよくわかる。他人と同じことをしたくなるのは日本に限らず、世界共通なのか。臓器提供のドナーカードの話は特に面白かったな。
紙の本
『アリエリー教授の「行動経済学」入門』
2017/07/31 20:56
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間はそれほど合理的な存在ではないという前提から出発して経済について考える「行動経済学」の第一人者ダン・アリエリーの著書(2014早川書房刊)を文庫化したもの
ソーシャル・プルーフ
人がやっていることだからと他人に思わず同調してしまうこと、ほかの人がやっている行動は正しいはずだと思い込んでしまうこと
アンカリング効果
最初の意思決定が必ずしも賢明なものではなかったとしても、それが「船のいかり」のような役目をして、その後の判断に影響を及ぼすこと
出費の痛み
クレジット払いより現金払いのほうが嫌な気分が強いなど、同じ金額でも支払いの方法によって変わる痛みの強さのこと
などなど、行動経済学のエッセンスを豊富で興味深い事例を用いてわかりやすく解説する
もとは著者がサンフランシスコで若手企業家むけにおこなった6回の集中講義を収録したNHKEテレの番組から
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今年は100冊読む!
ということで本年1発目は行動経済学のご本でございま.
経済学ってよりかは心理学的な本でしたけれど…
そして競馬の予想に何かヒントになるかと思って期待してた俺が馬鹿でした.
でも自己コントロールとかまぁ役に立つ内容もあったので良しとしますかね
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【目次】第一回 人間は〝不合理〟な存在である/第二回 あなたが〝人に流される〟理由/第三回 デート必勝法教えます!?-人々の感情をどう動かすか/第四回 ダイエット成功への道!-自分をコントロールする方法とは/第五回 〝お金〟の不思議な物語/第六回 私たちは何のために働くのか?-仕事のモチベーションを高める方法
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人は合理的なときばかりではない。
思い込んでいた意思決定の原理が
実際は違っていることに気づきました。
学生向けの講義なのでとても読みやすかった。
著者の他の本も読んでみます。
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行動経済学の取っ掛かりとして読んだ。ちょっと中身がくだけ過ぎのような感じがしないでもないが、入門編としては、これくらいが分かりやすくてよいのかもしれない。
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「予想通りに不合理」を読んで、
同じ著者でもう少し行動経済学について知りたいと思い、
手に取りました。
読む順番的にはこっちが先の方が良かったかも!笑
NHKの番組?を書籍化したようで、
著者と観客(聴講者?)の対話で進むので、
わかりやすく読みやすかったです。
「予想通りに不合理」で取り上げていた内容も出てきます。一部重複ですね。
ただ、おさらいという感じで読めて良かったです。
最初は、便器から出てくる水を飲めますか、という。
普通に飲料水でも、便器から出てくるというだけで、飲めない人がいる。
これは頭では(飲料水と)わかっていても、体が感情が拒否すること。
確かに、見た目やシチュエーションが大事で、人間は流されやすいのかも。
へぇ~というところから始まります。笑
間違った答えでもみんながそれを正解と言い続けると、
自分の考え(本当の正解)に自信が持てなくなる。
匿名性が高いと人は好き勝手に振る舞いが増える。
出費の痛みがあるから、現金より電子マネーの方が支払いやすい。
スキルに対してお金を払いたくない。
最後の解説でも触れていますが、
大体の人は、不合理な行動をしたとしても、
でたらめでもランダムでもなく、パターンがある、と。
生活の至る所にある気がして、
でも無意識で気づいていない気がする。。。苦笑
たぶんカモられてます、私。苦笑
1~2回だと頭に定着はしないので、
折を見て他の本も読んでみようと思います。
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講義の形式で書かれており、内容もコンパクトにまとまっている。とっつきやすく、読み進めやすい。まさしく”「行動経済学」入門”として、最初に読むのにいい本だと思う。いったいに、日本のマネジャーとか経営者と言われる人は、ここで紹介されているような知見に乏しすぎるのではないだろうか。
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ボーナスの翌日のデータに面白い傾向が現れた。そこに、「残存効果」が見られた。
翌日の成果を比べると、ボーナスがお金だった人たちは、ボーナスなしの人たちと比べて15%成果が落ちた。「昨日はボーナスがあったけど今日はないから、やる気が起きない」と思った。
お金を渡すと人々は計算高くなり、成果が下がることさえある。
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人間の決定・行動は不合理であるということが分かる。
対話形式なのと例題も多いので、理解しやすい。
販売で実践で使えるのは、
【選択】
人は選択しなければいけない時、デフォルトはお勧めしていると思い込む、かつ人間は怠慢なのでデフォルトを選択する確率が高い。
→売りたいものを選択肢のデフォルトにする
【妥当性】
人が多くの人が選んだものを選択しやすいのは、多くの人が選択しているということで、自分の意見の妥当性を証明するため。
→データで多くの人が選んでいるというプロモーションをする、ただし数字の問題として捉えた途端、私たちの感情のスイッチがきれてしまうので、伝え方は気を付ける
【損失回避】
失う辛さは、得る喜びの倍
→得をするプロモーションするよりかは、損をしてしまうプロモーションが良い
【出費の痛み】
消費と支払いのタイミングが同じだと痛みが大きいので、人は現金払いが嫌い
→後から支払いするカード等の支払い方法を用意することで、痛みを軽減させれる
【ポイント】
ポイントというのは心の中に新たな別の財布をつくる
必需品より贅沢品(特別なもの)に使いがち
→ポイント制度を導入することで、通常より多くのものを購入してもらう
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経済というより心理学という感じ。合理的に考えることができても、結局不合理に行動してしまいがちなんですね。人間の性質って不思議でおもしろい。
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①行動経済学は直感が示す道が本当に正しいのかどうかを考える学問。
②行動までの筋道を考えることと、人間の怠慢さを頭に入れておく。
③何が人の良い行動を妨げているのかをきちんと考えることに意味がある。
④人間は本能的に他の人がやっている行動は正しいはずだと思い込んでしまう。
→良い共通点を掲げることが大切。
⑤匿名性と社会規範を作ることの大切さ。
⑥物事を統計的に、数字の問題として捉えた途端、私たちの感情のスイッチは切れる。
⑦将来は今日ほど重要ではない。
⑧失う辛さは得る喜びの倍
9 お金について考えるときは機会費用を考える必要がある。
消費と支払いのタイミングを一緒にすると出費の痛みが生まれる。
相手の満足度を高めたいのか?お互いの関係性を深めたいのかによって与えるべき報酬も異なってくる
人は何かに労力を注げばそれを愛して大切にするようになる。
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著者の行った企業家向けの講義を書籍化したもの。NHKで放送されていたものと合わせて見ると理解が進んだ。
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講演内容をまとめたもののため、平易な文章で読みやすい。参加者との遣り取りも軽妙で、豊富な実験結果に基づいた内容は説得力がある。ただ、被験者にされたらトラウマになりそうなものもあるが...。他作品にも触れてみたいと思わせてくれる一冊。
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ダン・アリエリーの本がただ読みたかった。行動経済学本はあるが体験に結びついているので、他の本より面白い。自己コントロールは環境設定が大事。自分の行動は自分の意思なように見えてそうじゃない。