紙の本
迷い、迷わされ
2017/09/29 20:50
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投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
トップの作品「未事故物件」は背筋がゾゾゾっとするぐらい、リアリティがあり気をつけようと思うほど。不動産屋選びって大事。あとの作品も、人間迷う人生だらけを謳いつつ、でも情もチラチラ見えて、全部が怖いわけではなかった。
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投稿者:しらふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アンソロジーで知らない作家さんと出会う。隠す、捨てるに続いてこちらの「迷惑」シリーズ。隠す、捨てると比べてしまうとどうも吸引力が弱いというか、ああこの作家さんのほかの作品を読んでみたいという動機付けには弱いが、惑う よりは読み応えがあった。置き去り は、ほっとする結末、未事故物件はぞわぞわさせられる。近藤さんはうまい。
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はじめてのひとり暮らし、旅先、迷路、父か母か。そして、俺の人生を狂わせた、憎いあいつを殺してしまうか…。誰もがいつでも迷っている。迷うほどに、心を揺さぶる。短編の饗宴。最強の作家集団、四たび集結。全作品書き下ろし。
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「未事故物件」近藤史恵 「迷い家」福田和代 「沈みかけの船より、愛をこめて」乙一 「置き去り」松村比呂美 「迷い鏡」篠田真由美 「女の一生」新津きよみ 「迷蝶」柴田よしき 「覆面作家」大沢在昌
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アミの会(仮)のアンソロジーである。今回も、作家さんたち自身がまず愉しんで書かれているような印象である。迷いの原因もさまざま、迷い方もさまざま、落ちのつけ方もさまざまであり、迷うことなく愉しめる一冊になっている。
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『迷』と『惑』のアンソロジー。
先に読んだ『惑』がとても面白かったので
こちらもワクワク期待しながら読みました。
なんだろう、、、『惑』よりもこちらの方が
じっとりとした雰囲気がアンソロジー全体を覆っていたように感じます。
『惑』の方が若干読後がほっこりしていたような。。。
迷うと、惑う。
両方読み比べてみることで
似ているようで違う二つの言葉の本質が
手練れの作家さんの手によって見えて来るかもしれません。
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女流作家によるアミの会、アンソロジー第3弾。
今回は、大沢在昌と乙一がゲスト参加。
「未事故物件」近藤史恵、「迷い家」 福田和代、「沈みかけの船より、愛をこめて」 乙一、「置き去り」 松村比呂美、「迷い鏡」 篠田真由美、「女の一生」 新津きよみ、「迷蝶」 柴田よしき、「覆面作家」 大沢在昌
面白かった。
どの作品も甲乙付け難く、ハズレなしの短編集。
強いて言えば、近藤史恵「未事故物件」、無駄がないミステリーで一番良かった。
(図書館)
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アミの会(仮)のアンソロジー第4弾。
「惑ーまどうー」と同時刊行。ゲスト:大沢在昌、乙一
今回は「迷ーまようー」がテーマ。
人生は選択の連続と言うし、迷いもその都度出てくるもの。
どんな話にもいけるテーマだけに、各話どのジャンルかわからないなと1作目を読みながら思った。
未事故物件(近藤史恵)が印象的。
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アミの会(仮)、短編アンソロジー
未事故物件(近藤史恵)…マンション上階は空き部屋のはずなのに、深夜に騒音がする。想像すると結構怖いな。
迷い家(福田和代)…ストーリーは珍しくはない。けど、読ませるのは作者がストーリーテラーの証。
沈みかけの船より、愛をこめて(乙一)…乙一って初めて読むのかな。ジュブナイル小説としても読める。
置き去り(松村比呂美)…アジア圏、ジャングルクルーズに参加。しかし、観光バスに乗り遅れての新しい運命。
迷い鏡(篠田真由美)…文体があんまり合わない。以前長編読んだ時にも思った。
女の一生(新津きよみ)…全然報われていない女性の生き方来し方。もうちょっと年を重ねてから読みたい。
迷蝶(柴田よしき)…主人公も家族を亡くした恨みを持ち、相手も主人公に幸せを奪われた因縁を持つ。これに蝶の写真採集を組み込んで面白い。
覆面作家(大沢在昌)…覆面作家に会いたいベテラン作家。特に事件はないので、ミステリーではない。渋くて、うむむとうなってしまう熟成な感じ。
最近、短編小説、特にアンソロジーが面白いなと思って続けて読んでいる。これまで長編小説を読むことが多かった。アンソロジーでは知らない作家に出会える楽しみがあるし、知っている作家も、シリーズものでは見られない引き出しがあったりして楽しめる。
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先日読んだ、惑うと合わせると「迷惑」になるアンソロジー。 誰も住んでいないはずの上の階から・・・という冒頭の話から怖くて面白くてスイスイ読み終えた。 見知らぬ家に迷い込んだり、どちらを選ぶか迷ったり、迷路があった家を訪れたり、迷蝶を探しながら過去への制裁を迷ったり、迷いがたくさん。
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松村比呂美さんの「置き去り」や福田和代さんの「迷い家」が面白かった。
みんな迷いまくりのアンソロジーでどれも良かった。
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「迷い」をテーマにしたアンソロジー。
人生には必ず迷う時があるが、どの道を選んでも後悔だけはしたくない。
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謎解きもあれば、人間模様(人生の転機)
というのもあります。
いろいろな迷いがあるのです。
「迷蝶」に関しては一見すると蝶にあこがれる
一人の男やもめのお話に見えますが
関係する人物の一人には実は恨みを抱いているのです。
ちなみに恨みに関してはやや逆恨みもありますが
だけれども、命を亡き者にされそうになった男にも
明確に憎まれる要素があります。
そしてそこにさらに、もう一つ…
だけれども、現実にやってしまった場合は
もはや…ね。
だからこそあの終わり方でよかったのよ。
あとは男性ゲストの作品。
離婚に巻き込まれた子供たちが出てきます。
子どもながらにいっぱい考えているし
思ったほどに気づくんですよ。
最後に姉ちゃん、頑張ったな。
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ミステリアンソロジー。タイトル通り「迷う」がテーマ。これもまたバラエティ豊かです。
お気に入りは近藤史恵「未事故物件」。これは怖い! ホラーめいた雰囲気にぞくぞくしましたが、現実問題ではこういう方が数段怖いですね……「事故物件」なんてたいしたことないじゃん。
柴田よしき「迷蝶」も好き。いい話で終わるだけかと思いきや、ラストの一ひねりは思いもよりませんでした。でもやはり、読後感はほっこりさせられる一作です。
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同時刊行の「惑う」よりもストレートにテーマがわかりやすかった。人生迷って選択しての繰り返し。迷って惑うと迷惑なのね~。近藤さん、乙一さんをはじめ、それぞれ面白かった。
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【収録作品】「未事故物件」 近藤 史恵/「迷い家」 福田 和代/「沈みかけの船より、愛をこめて」 乙 一/「置き去り」 松村 比呂美/「迷い鏡」 篠田 真由美/「女の一生」 新津 きよみ/「迷蝶」 柴田 よしき/「覆面作家」 大沢 在昌
『惑 まどう』との同時刊行。こちらも粒ぞろいのアンソロジー。意外に救いがある話ばかりで読後感がよい。
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アミの会(仮)のアンソロジー。
「惑」と同時刊行。
こちらは比較的同じような作風の作品が多かった気がする。でもどれも読みごたえがあり、ちょっと怖かった…。
新作の「怪を編む」は大好きな作家さん達(大崎梢、坂木司、友井羊など)が名を連ねていてすごく興味があるけど、怖くて読めない気がする……。