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商品説明
修験の山の奥の奥、その最深部に秘された信とは何か。厳密な論理の畑を耕すときも、湯殿山はいつも「私」に呼びかけていた、風のように、存在のように−。長年学んできたスコラ哲学と修験道の結びつきを綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
修験の山の奥の奥、その最深部に秘された信とは何か。本尊の懐の地を出自とする著者が、はるか西洋中世哲学の回廊を旅した果てに、再びこの問いに戻ってきた。厳密な論理の畑を耕すときも、湯殿山はいつも「私」に呼びかけていた、風のように、存在のように。
香山リカ氏評──
「湯殿山は花だ。存在の花なのである」と、この書の最後に山内さんは記す。西洋哲学で言われる〈存在〉は一般的で抽象的だが、湯殿山の近隣で生まれ育ち、ごくあたりまえにその研究を続けてきた著者にとっての〈存在〉は、もっとやさしげではかなげで、この世界にふたりとない〈私〉をそっと成り立たせるものだ。それを山内さんは「花」と呼んだ。湯殿山とスコラ哲学の上に、そしてそのあわいにたゆたう〈私〉の上にも、途切れることなく花がふりつむ…。これぞ山内哲学の到達点なのではないだろうか。【商品解説】
目次
- 目 次
- はじめに 山の彼方へ
- 第一章 湯殿山の泉
- 第二章 花の存在論
- 第三章 本道寺という村
- 第四章 自然と哲学
- 第五章 水と川と山からなる世界
- 第六章 湯殿山への道
- 第七章 湯殿山と仙人沢
- 終 章 スコラ哲学へ
著者紹介
山内 志朗
- 略歴
- 〈山内志朗〉1957年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得。慶應義塾大学文学部教授。著書に「「誤読」の哲学」「小さな倫理学入門」など。
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紙の本
湯殿山は存在の花である
2022/11/17 22:55
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投稿者:みずくらげ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルのとおりである。それ以上でも以下でもない。湯殿山の麓で生まれた筆者は、呼び寄せられるまま湯殿山を語る。その過程を共に体験する一冊。