- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/10/27
- 出版社: KADOKAWA
- サイズ:19cm/321p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-04-105814-5
読割 50
紙の本
届かなかった手紙 原爆開発「マンハッタン計画」科学者たちの叫び
著者 大平一枝 (著)
原子爆弾開発の契機を作った科学者、レオ・シラード。一方で彼は、日本への原爆投下に反対する科学者70人の署名をトルーマン大統領宛てに送っていた−。シラードを知る人物や署名し...
届かなかった手紙 原爆開発「マンハッタン計画」科学者たちの叫び
届かなかった手紙 原爆開発「マンハッタン計画」科学者たちの叫び (角川ebook nf)
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商品説明
原子爆弾開発の契機を作った科学者、レオ・シラード。一方で彼は、日本への原爆投下に反対する科学者70人の署名をトルーマン大統領宛てに送っていた−。シラードを知る人物や署名した科学者を訪ね、彼らの心の物語を追う。【「TRC MARC」の商品解説】
★2021年1月22日(金)付の朝日新聞「天声人語」にて本書が紹介されました★
「いま、シラードを知っているアメリカ人はほとんどいない」――。
巨大な爆弾製造の可能性を予見し、「ナチスに対抗するために、アメリカでも原子力爆弾の研究が必要です」とアインシュタインに手紙を書かせたハンガリー生まれのユダヤ系物理学者、レオ・シラード。彼は原爆投下の直前、トルーマン大統領宛に、無警告使用に反対する七〇名の科学者の署名を集めた。製造をたきつけておきながら、なぜ使用を止めようとしたのか。そんな人物がなぜ歴史から葬られているのか。署名はその後どうなったのか。
本書ではシラードの請願書に署名した科学者をはじめ、彼を知る人物を中心に直接取材を実施。彼の名が消えた理由、そして、総費用二兆円、関わった労働者11万人余と言われるマンハッタン計画の本質とは。それは、すなわち原爆とはなんであったかという問の答えでもあった。
<目次>
序文
第一章 突然の、旅の始まり
第二章 ユダヤ系科学者とマンハッタン計画の濃密
第三章 予知する天才科学者の光と影
第四章 消された声
第五章 署名科学者の、あのときから今日まで
第六章 現代の“シラード”たち
第七章 旅の終わり、ヒロシマ
跋文
【商品解説】
目次
- <目次>
- 序文
- 第一章 突然の、旅の始まり
- 第二章 ユダヤ系科学者とマンハッタン計画の濃密
- 第三章 予知する天才科学者の光と影
- 第四章 消された声
- 第五章 署名科学者の、あのときから今日まで
- 第六章 現代の“シラード”たち
- 第七章 旅の終わり、ヒロシマ
- 跋文
著者紹介
大平一枝
- 略歴
- 〈大平一枝〉長野県生まれ。著書に「東京の台所」「あの人の宝物」「紙さまの話」など。
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終戦記念日に読みました。
2021/08/15 17:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひささん - この投稿者のレビュー一覧を見る
科学者のインタビュー部分が印象に残りました。投下について核心に触れられるのを皆嫌がるのは、人としての後悔があるからだと自分は読み取りました。研究の効果を知りたくない者はいないし、どう感じたかはその後の進路が物語っているとおもいます。ルポルタージュとしては私情が入りすぎという意見もありますが人の感情に寄り添える書き手さんです。