紙の本
中国人は偉大だった?
2017/12/26 21:18
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投稿者:アマゾンカスタマー - この投稿者のレビュー一覧を見る
結局のところ、この本が言いたいことは、以下の2つになるようである。一つは、朱に交われば赤くなる。もう一つは、孟母三遷の教え、である。上下800ページの本が、2行に集約されるのだから、古代中国人は偉大だった?
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生まれと育ちについて適当なことを言ってくる人にエビデンスで殴り返せるのでとても有用です。
行動遺伝学(双子の比較)や行動経済学、統計など論文もたどれるので便利。
これを肝に銘じて子育てしてる。
要約
「子どもの性格は生まれつき」
「遺伝子の組み合わせで決まるので、きょうだいでも違う」
「育てにくい子もいるけど、それも受精のときに決まることなので妊娠中の過ごし方とか親の育て方とか愛情の問題ではない」
「親子で性格が合わないこともある」
引用
「ジェンダー意識、すなわち自分が男の子であるか、それとも女の子であるかという意識は、その人に備わった性器の種類によって決まるものではない。ましてや親が与えようとして与えられるものではない。」
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子供の社会化への親の影響度合いをどう考えるかを社会心理学や行動遺伝学の様々な研究結果を基に考察。
従来では親が子供の性格を決める重要な役割を担っている(子育て神話)と言う思想が一般的であったが,永続的な性格という点においては親の影響は限定的であるという説を提唱している。
影響を及ぼさないのではなく,限定的であるという点がミソである。当然ながら乳幼児期の愛着の形成は子供の発達にとても重要な役割を果たす。
研究結果->知識人のpickup->世論 という流れで様々な思想は広まっていくが,この分野はそもそもの研究結果自体が確実でなく,一見正反対に見える様々な意見が乱立している。
結局のところ統計処理では因果関係は掴めないので,それっぽい相関関係は取れるがその因子はどれだったのか,が曖昧であるということを頭の片隅に入れて冷静な目でこれらの説を眺めていくのが良い気がする。
性格というものはそれぞれの集団に対して生成されるもので別の集団に対しては別の顔を持つということはそれほどおかしなことではない(むしろ自然)。
乳幼児の息子を持つ身としてはあまり気負わず,育つように育つ(本書では社会の中での性格は親とのやりとりとは別の集団において醸成されるという説)と思って育児(と言う名の息子との遊び)を楽しめれば良いと思っている。
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親の養育によって子供の人格は型作られるという、「子育て神話」に対する反論として有名な本。
いわゆる社会科学に対する方法論上のツッコミ(実験ができないのに相関関係を因果関係とみなしがち)など冗長な部分も多いが、主張としては以下の三点
・子供の性格形成に親はほとんど無関係。親と似るところはあるが、その理由は遺伝子を受け継ぐことと、親と同じ文化に属するからにすぎない。
・子供の社会化、性格形成は家庭外での経験、すなわち仲間との共有環境による
・人の行動パターンは一般化されにくい。家庭での行動は家庭内だけで有効な行動で、子どもたちは新しい状況では現状に即した新しい行動パターンを身につける
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親は、子供の家庭内での活動様式には大きく影響を与えられるが、外の社会での活動様式は外の子供社会で習得するという話。言われてみれば、もっとも。
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橘玲氏の著作で何回か引用がされていたので読みはじめた。上下巻の上巻。翻訳文違和感はないが、少々冗長なため読了に時間がかかった。
本書の論点をひとことでいうと「大人の形成には遺伝子も仲間も重要だが、親は重要ではない」という考え方。
親の愛情こそが子どもの人格を形作るという、いわゆる「子育て神話」を否定する主張であるため、著者も多くの反発を受けることを承知した上で、多くの論文や心理学・社会学の実験、先人の研究結果を提示するために、納得感がある。
さて後半。。。
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子どもが社会化を果たす上で重要な要素は何か?客観的なデータと、我々人間が狩猟採集民族であった頃からの子育て観を紐解くことで、筆者は現代に蔓延る子育て神話に一石を投じる。 子どもの育ち方を親がコントロールできるという発想の尊大さに、改めて気付かされる。
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『サピエンス全史』を買う金がなかったらこれ読んどけ、くらいの当たり本。
子育てハウツー本ではありません。
・・・そして、読みやすい本でもありません。
これは、科学と研究手法に対するちゃぶ台返しの仕方が書かれている本です。執筆において挫折と恨みを情熱の燃料に投入するちょっと扁壺なおばあちゃん(在野の方です。つまり、一般人。)の稀有な研究書。引用やテーマは縦横無尽。発達心理から人類学、統計、ジェンダー論まで筆者の粘着質な追及が冴え渡る!
子育て中の人はこれを読めば肩の力が抜けるはずです。
子育て終えたみなさんには、自分の子育ての結果についてあまり思い悩むことのなくなる胃薬みたいな本。
そしてすべでの皆さんにとって、自分の人となり(性格や習慣や振る舞い方や言葉遣い。本書では人格ではなく性格という表現を選んでいる。)がどのようにして形作られたかを遡る、自分のルーツに想いを寄せる知的な冒険になるはずです。
文庫で安いし、オススメですよ〜。
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2019年3月読了。
ハヤカワ文庫に入っている翻訳もので、大変に読みにくい。翻訳であるが故に文章の構成が非常に複雑というか、単に一文が長いというか。
ただ、内容は学ぶところが非常に多い。
実際に子育てが始まったら落ち着いて読んでいる時間も制限されるだろうし、今このタイミングで読んでおいてよかった。
雑に言うと親の子育てよりも、子供は自分の周りの子供たちによって多くの影響を受けて性格や行動傾向を規定される、こんなあたりが本書で強調されていると読み取った。実際に子育てされている or された方はどう思われるだろうか。
そしてこの本の下巻は読むべきか、実に悩ましい問題である。
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新版になって、読みやすくなった。
子供の性格は遺伝子が約半分を担っているが、残り半分は環境に影響される。
環境のうち行動様式や言葉遣いに重要な影響を与えるのは、親から子への伝承ではなく、子供の仲間からの伝承である。
伝統社会で、年齢を超えた子供同士の社会が存在する場合は、文化は、子供社会内で時代を超えて受け継がれていく。
近代社会で、子供同士の社会が、年齢で輪切りにされている場合は、有力な親集団から子供社会へ、そして子供社会内で文化が伝えられていく。
移民が多く住む地域にいれば、子供社会も移民文化を受け継ぐので、移民の文化が保存されるが、移民家族が、同じ文化の移民があまりいない地域に移住すると、家庭内で移民文化を引き継ごうとしても、子供は周囲の子供社会の文化を継承することになる。
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難しかったけど、心理学を専攻し、親子関係やパーソナリティに興味をいだいていた自分自身も、これまでのTVとかからの情報などによって、たくさんのバイアスがかかっていたんだということを感じた。
心理学は人間を大体のまとまりとして一定の法則性を見出すような学問だけど、あまりにもその知見がすべてだと言い切ってしまうのは少し怖いことだなあと思った。
あまり何もかもを心の問題に帰属するのは違うのかも、
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子供への親の影響が現代社会では過大評価されている。彼らの性格や家庭以外での振る舞いに対して、両親は永続的な影響を及ぼすことができない。という主張がこの方ではされている。
まあ、よく言われるのが「半分が遺伝で、半分が環境」。しかしこの主張は、いくつかの脆い。
まず、環境とは「遺伝によっても曲げられてしまう」。例えば、外向的な子と内向的な子。片方ずつ産んだ親は、それぞれに対する育児の方法は異なる。つまり、環境50%の中に遺伝的な要素が含まれている可能性がある。これを間接遺伝子作用という。(ここに関しては、ダニエルネトルも同様の主張をしていた気がする)実際、行動遺伝学の研究によって、親の行動は大して子供に影響を与えないことが示唆されている。出生順位に関しても同様だ。(二番目の子供の方が愛される確率が8-9割高い)
そして、家での振る舞いと社会での振る舞いを切り替えて区別する「コードスイッチング」も行われる。経験済みかも知れないが、家での顔と学校での顔が全く違う子は存在する。つまり、親の振る舞いは家庭内で影響したとしても、家庭外に出ても永続的に影響を与えるとは限らない。
そして子育て観というのも、文化や年代によって変わる。今まで、(真似してほしくない文化ももちろんあるが)どんな方法でも、人間は育ってきた。だから、子育てで人が変わるというのも少し傲慢な考えとも言える。
以降、人の特性的な部分に焦点が当てられる。
心の理論や集団同調性などの説明がされていた。
筆者の興味深い点は、アタッチメントの理論の誤り?を指摘しているところだ。愛着理論とは異なり、母子との関係を他の人間関係には持ち込まない。という考え方だ。
では、親ではなくて、何から物事を学ぶのか。人は、実は同じカテゴリーに属する集団から多くを学ぶ。要するに、子供は子供から学ぶのだ。
また、小学校時代の集団における立ち位置は、将来にも影響を及ぼすが、あくまでも集団における地位調整に留まる。友情などの二者関係には無縁なのだ。そこの立ち位置に影響を及ぼすのは、身体的、肉体的、知的な鋭さだ。優れた人間は上位層となり、中位・下位層は上位層を模倣する。
幼少期のグループは変動的であるが、影響力も大きい。賢いグループにアホが入れば、ある程度賢くなることができ、その逆もまた然り。類は友を呼ぶ。これは間違いない事実であるが、そこを自制心で抑えて、理想的な集団に属するのもいい選択かも知れない。
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本質本だと思う
ただし、想定する読者との前提の合意ラインをかなり高めに見積もっているがゆえに、「子供はどう育てようが関係なく育つ=虐待してもいい」というような誤った捉えられ方をして批判された(もちろんそんなことは書いてない)という出版当時の状況には納得がいく
ちょっと不運な感じ
子育てが子供の将来を決めるという神話に真っ向から立ち向かう不世出の学者が、スティーブン・ピンカーの目に留まって見出されるという「なろう」みたいな展開もアツい