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競争社会の歩き方 自分の「強み」を見つけるには (中公新書)
著者 大竹文雄 (著)
日本では否定的にとられがちな競争は、自分の強みを見つけ、社会を活性化させる機会でもある。チケット転売問題から、政府が取り組む女性活躍推進、社会保障給付の問題まで、競争社会...
競争社会の歩き方 自分の「強み」を見つけるには (中公新書)
競争社会の歩き方 自分の「強み」を見つけるには
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商品説明
日本では否定的にとられがちな競争は、自分の強みを見つけ、社会を活性化させる機会でもある。チケット転売問題から、政府が取り組む女性活躍推進、社会保障給付の問題まで、競争社会を生き抜くための大きなヒントを探る。【「TRC MARC」の商品解説】
怒った人は、リスクを過小に評価し、悲しんでいる人は利益を重視して他者と協力しなくなる。感情が経済行動にどう影響するかを理解すれば、競争社会を有利に生き抜けるかもしれない。競争社会というと、日本では否定的にとられることが多い。しかし、「競争が少ないと、自分の本当の長所を知ることができない。競争のおかげで私たちは自分の長所を見つけることができる。私たちは、下手に自分探しをするよりは、競争にさらされたほうが、自分の長所を知って創意工夫ができるようになるはずだ」と著者は言う。需給バランスを満たすルール作りの難しさがよくわかるチケット転売問題から、国が取り組む女性活躍推進、社会保障給付の問題まで。競争社会が抱える課題にヒントを与える一冊。【本の内容】
NHKオイコノミアでおなじみの経済学者・大竹先生による中公新書第三弾。経済学が教える、競争社会で自分の強みを活かす考え方とは【本の内容】
著者紹介
大竹文雄
- 略歴
- 〈大竹文雄〉1961年京都府生まれ。大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。同大学社会経済研究所教授。同大学博士(経済学)。著書に「日本の不平等」「競争と公平感」など。
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読む「オイコノミア」
2017/12/06 11:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
協力を否定し、利己的で、やられたらやり返す――。成績に順位をつけず、競争より協力を重視した教育を受けた子どもは、そうした価値観をもつという。
競争はしんどい。現状にすごく満足とはいえないけれど、さほど酷いわけではない。だからちょっとのんびりさせてよ、と心の中では思っている。しかし、好むと好まざるとにかかわらず、私たちは競争社会に生きている。そうであるなら、負けるより勝ちたい。それも、不利な条件で歯を食いしばってではなく、自分の強みをいかして勝ちたい。では、どうすれば自分の強みを見つけ、競争社会を賢く生き抜けるか。
選挙は競争だし、お笑い芸人の生き残りも競争だ。家電量販店の価格対抗にも、チケット販売にも競争原理は働いている。落語や小説の中にだって競争のからくりは隠されている。まずは身近な例から学んでみよう。
「人それぞれが強みを見つけて競争に臨めば、個人も社会も成長する。目指すはwin-win。歯を食いしばらず、そしてスマートに。」と本書は説く。(でも、何事も疑ってみることも大切かもしれませんよ。)
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平易な語り口で読みやすい
2018/02/13 16:42
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ルイージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
Eテレでおなじみの著者だけに平易な語り口で読みやすいです。基本的にはおすすめの内容です。
ただし一箇所だけ気になる記述があります。143ページあたりの「反競争的教育の効果は」の中で、「手を繋いでゴールへ駆け込む運動会の徒競走シーン」が存在したことを前提にした記述がありますが、2016年5月ごろのTBSラジオの番組内での調査で「運動会で手繋ぎゴールが実際に行われたという証拠は無い」と結論づけられています。つまりこれは単なる都市伝説であるということです。その事実を踏まえて再検討していただきたいと思います。
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競争社会での賢い生き方を説いた画期的な書です!
2017/11/09 12:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、競争社会で賢く生き抜く方法と、そのあり方を示してくれる画期的な書です。競争社会というと、あまりよいイメージがないかもしれませんが、同書は、逆に競争社会であるほうが、自分のもった長所を十分に発揮できる、と説いています。その一番の方法が感情のコントロールということです。現代の競争社会における社会保障の問題、女性の参画の課題などにも言及した生き方を示唆してくれる良書と言えるでしょう。
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思い込みを正す行動経済学の視点
2017/10/26 21:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今年のノーベル経済学賞を受賞したのは、米国の行動経済学者、R・セイラー教授である。行動経済学とは、経済実験や心理学および他の社会科学から得られる現実の人間の意思決定に関する洞察を経済学に取り込んだ学問である。タイトルの「競争社会の歩き方」からは、ぎすぎすした競争社会をいかにストレス少なく上手に世渡りしていくかを指南した書物を想像される向きもあろうかと思うが、内容は全く異なるソフトな内容である。行動経済学の研究成果に基づき、チケット転売問題、家電量販店の「他店より高ければ対抗する旨」のチラシの意図するところ、くまモンの普及戦略、謝罪の経済学、人の意思決定はデフォルト(初期設定)に大きく影響を受けること、選挙についての考察、格差社会の真実等々について解説されている。著者は著名な経済学者であるが、平易で理解しやすく極めて読みやすい。思わず引きずり込まれてしまい、おかげで、地下鉄を乗り過ごしてしまった。読書に熱中、乗り過ごしによる経済的損失(?)を行動経済学ではどのように分析されるか興味あるところであるが、本書には残念ながらその分析はない。悪しからず。
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競争は善
2017/10/10 11:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代を競争社会と捉え、あくせく生きるのではなく正しい情報分析により流れに乗り、柔軟に対応しながら上手に生きることを言いたいのかな?
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おもしろい
2017/09/30 22:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
競争というキーワードで分析している点が、少しおもしろい。チケットの転売の例など、少し納得できないところもある。