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沖縄と国家(角川新書)
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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.5 3件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2017/08/10
  • 出版社: KADOKAWA
  • レーベル: 角川新書
  • サイズ:18cm/190p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-04-082161-0

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新書

紙の本

沖縄と国家 (角川新書)

著者 辺見庸 (著),目取真俊 (著)

ヤマトゥが糊塗した欺瞞とは−。闘うふたりの作家が、連綿と続く構造的沖縄差別のルーツを解き明かし、本土の視線にひそむ欺瞞を仮借なく暴くことで、日本という国の歴史と現在を照ら...

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沖縄と国家 (角川新書)

864(税込)

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商品説明

ヤマトゥが糊塗した欺瞞とは−。闘うふたりの作家が、連綿と続く構造的沖縄差別のルーツを解き明かし、本土の視線にひそむ欺瞞を仮借なく暴くことで、日本という国の歴史と現在を照らし出す。【「TRC MARC」の商品解説】

だれも傍観者、忘却者であってはならぬ――

沖縄問題は、ヤマトゥが糊塗した欺瞞そのものである。
本質を射貫く眼差しと仮借ない言葉でこの国の歴史と現在を照らし出す徹底討論!

【商品解説】

太平洋戦争中、地上戦で20万人強の犠牲者を出した沖縄。本土復帰後も広大な基地が残り、連綿と続く構造的沖縄差別。そのルーツと本土の視線にひそむ欺瞞を仮借なく暴きこの国の歴史と現在を照らし出す。【本の内容】

目次

  • はじめに 目取真俊
  • 第一章 沖縄から照射されるヤマトゥ
  • 第二章 沖縄における基地問題
  • 第三章 沖縄戦と天皇制
  • 第四章 国家という暴力装置への対抗
  • おわりに 辺見庸

著者紹介

辺見庸

略歴
〈辺見庸〉1944年宮城県生まれ。早稲田大学文学部卒。「自動起床装置」で芥川賞受賞。
〈目取真俊〉1960年沖縄県生まれ。琉球大学法文学部卒。「水滴」で芥川賞受賞。

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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

この対談では珍しく辺見庸が押されていると思った

2017/08/14 21:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る

目取真俊という作家を私は知らなかった。この対談を読んで、この人の書いたものを読んでみようと思った。沖縄についてのいろいろなことを教わった。特に日本軍において沖縄の人が差別されていたというのは初めて知った。この対談では珍しく辺見庸が押されていると思った。

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紙の本

目取真さんに叱られる

2017/08/31 18:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:親譲りの無鉄砲 - この投稿者のレビュー一覧を見る

平和主義憲法を戴いてはいるものの、今の日本は果たして本当に平和国家なのだろうか?理念としてはそうなのかもしれない。しかし、現実を直視すれば、米軍基地は居座ったままで、米国は朝鮮戦争やベトナム戦争をはじめとして、世界に紛争と暴力をまき散らし続けている。基地存続の容認とは、実質的に彼らの戦争輸出の片棒を担いでいることに他ならない。日本人のこころは米国の占領下にあったときと変わっていない。日本は占領され続けている。辺見庸さんは、そのところの日本人のメンタリティを「なんちゃって民主主義」と揶揄する。少なくとも「本当の民主主義」を我々は身につけていないのだ。沖縄の基地問題にそのことが如実に表れている。沖縄の人たちのたたかいは、本来米軍に向けられるものであるが、よくよくみれば、基地の永久固定化と美しい自然を何のためらいもなく破壊して新たな基地を作り続ける米軍のお先棒を担いで沖縄の人たちの平和で安全な生活のじゃまをしているのは、「ホンドゥ」の輩だ。なんだ、敵はホンドゥ人じゃないか。高江のヘリパッド建設反対住民の運動を阻止するために派遣された大阪の機動隊員は彼らに「土人がぁ」と侮蔑的な言葉を投げつけた。でもこれは、米国の沖縄というより日本人全体に対する意識が正真正銘の「本・土人」に対する侮蔑的なものだということに薄々気づいていることの裏返しなのだろう。そのresentimentこそが、終生沖縄を捨石としか考えなかった昭和天皇をはじめとして、今度はホンドゥ人がウチナンチュを蔑視することに転化させた原動力なのだ。だから、目取真俊さんはホンドゥ人に対する敵意をむき出しにする。
 この現状に、評者自身も怒りを覚え、沖縄の人たちには大いに同情するのだが、そんな僕自身だって、沖縄に対する加害者なのだ、と厳しく目取真さんから糾弾されていることに気づき、その糾弾の眼差しの痛みに悲鳴を上げたくなる。自分の心の弱さを自覚する。目取真さんとはほぼ同年代だが、彼と対談する勇気は僕にはない。辺見さんも旧日本軍のやってきた数々の残虐行為を直視つづける不屈の魂を持つ作家だが、目取真さんを前にするとやはり、被告の立場に追いやられるような感じですらある。言い訳になるが、ホンドゥにいると、沖縄のことが当事者の問題として意識に上らなくなってしまう。でも、沖縄の問題は、日本人全体が抱えている心の病の現れなのだ。
 目取真さんは才能ある作家だが、久しくペンを握れていないという。基地建設抗議活動として、カヌーのパドルを持ち続けているからだという。パドルを握り続けているせいで指紋も消えかかっているそうだ。某新聞コラムで、池澤夏樹さんも、その作家としての才能が生かされていないことを大変惜しんでいた。しかし、彼のやむにやまれぬ反基地活動そのものが、もう一つの彼の文学の形態として発露されているのかもしれない。

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2017/09/26 18:44

投稿元:ブクログ

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