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商品説明
鳥や魚・妖怪・野菜が人間のように社会を作り、衣食住のもと文明人のごとく日々の暮らしを営む時空。万物に霊魂が宿るという観念から現代のキャラクター文化にいきつく流れを、文芸・文化史的にとらえる。見返しに図版あり。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- 序 擬人化の文芸史
- 擬人化の図像の型
- 近世擬人化キャラクターの甲冑表現について―複合体と着装型をめぐって―
- 異類・変化・擬人化キャラクターの造形―お伽草子の時代から―
- 『勧学院物語』の社会とキャラクター造形―高貴な雀の物語―
- 延年の開口の世界観
- 異類合戦物の表現
- 異類合戦物の展開
- 『万物滑稽合戦記』の価値
- 退治できない異類との戦い―対人型―
著者紹介
伊藤 慎吾
- 略歴
- 〈伊藤慎吾〉昭和47年生まれ。國學院大學非常勤講師。著書に「妖怪・憑依・擬人化の文化史」「中世物語資料と近世社会」など。
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