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商品説明
古アパート「かたばみ荘」では、出るときに次の入居者を自分で探してくることになっていた。部屋を引き継いだ住人がある日失踪して…。人々の記憶と語りで綴られていく16年間の物語。『群像』掲載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
思い出すことで、見出され、つながっていくもの。注目の芥川賞作家、初めての長篇小説。風呂トイレつき、駅から徒歩5分で家賃3万円。古アパート「かたばみ荘」では、出るときに次の入居者を自分で探してくることになっていた。部屋を引き継いだ住人がある日失踪して……。人々の記憶と語りで綴られていく16年間の物語。
思い出すことで、見出され、つながっていくもの。
注目の芥川賞作家、初めての長篇小説。
風呂トイレつき、駅から徒歩5分で家賃3万円。古アパート「かたばみ荘」では、出るときに次の入居者を自分で探してくることになっていた。部屋を引き継いだ住人がある日失踪して……。人々の記憶と語りで綴られていく16年間の物語。【商品解説】
著者紹介
滝口悠生
- 略歴
- 〈滝口悠生〉1982年東京都生まれ。「楽器」で新潮新人賞を受賞しデビュー。「愛と人生」で野間文芸新人賞、「死んでいない者」で芥川龍之介賞受賞。
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紙の本
東京23区内なのに東長崎
2021/09/20 14:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
平成なのに昭和ノスタルジーなアパート、かたばみ荘に住んでみたくなります。リレー形式で移り住む店子も個性派揃いで、やがては訪れる退去・取り壊しが名残惜しいです。
紙の本
凝った設定の小説でした。
2021/05/24 14:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
西武池袋線の池袋駅から2つ目の駅、東長崎駅から徒歩圏内の古アパート「かたばみ荘」。東京の片隅によくありそうなアパートは、退出するときに次の入居者をみつけなければならないというルールがある。
そのルールにのっとり部屋を出たものの、次の入居者が家賃滞納のまま行方不明になってしまい...。最初は、そこから始まる「かたばみ荘」関係者たちのにオムニバス短編集だと思って読み進む。それだけでも十分味わい深い物語なのだが、いつしか、ミステリーっぽい展開になってゆく。
かたばみ荘は解体され、小説の登場人物たちでそれを見守りつつ、そこで明かされるかたばみ荘の秘密。
なんとも、凝った物語だなぁと、しみじみ。この作家の本を読むのは初めてだけれど、他の作品も読んでみようと思う。
紙の本
東京のはずれっぽさがたまらない
2020/03/09 23:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
家賃3万円、次の入居者は自分で見つける、西武池袋線沿いのボロアパートかたばみ荘が舞台の連作小説。なんとなく学生時代から社会人時代までを過ごす人、その嫁、仕事が嫌になって失踪する人、そのバンド仲間、近くの喫茶店の店員、様々な人生がかたばみ荘を通して見えてくる。
どの章も誰かが自分の思い出とか見たものを話す形式で進むから、常に誰かの目線で話が進行する所も良くて、良い具合に脱線するし、肝心なところが想像で補完されていたりする。小説としてはちょっと新しいけど、人間を描くってそういうことなのかなと滝口節を読むたびに思うところもあったりして。
「茄子の輝き」と同じく舞台を東京の西の地味な場所に据えていて、なんでもあるようでいて何もない東京のはずれっぽさが作風に合っている。「高架線」越しに見えるなんてことのない日常を描いた長編の最後の一文を読んで、それで高架線ってタイトル持ってくるかー!カッコいい!と思いつつ本を閉じた。
紙の本
題名に
2019/03/04 19:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
惹かれました。平成も終わろうとしているけど、昭和の香りが漂うお話だなと思う。ミステリーの要素もありつつ、ノスタルジックな感じもあり、淋しさも漂う。面白い。