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商品説明
日本の明治維新以後の近代史において、明治、大正、昭和、平成の4つの時代の大きな転機に統計学は重要な関わりを持ってきた。統計学の源流を訪ねることで、現代社会において統計学と統計の果たすべき役割を再考する。【「TRC MARC」の商品解説】
統計学は,単なる数理的技術的学問ではない.幕末維新期に欧米から統計学が移入された際,統計学は国の政策科学を担っていた.その後の近代史においても,統計学の興隆と社会の勃興は,常に軌を一にしていた.統計学の源流を訪ねることで,社会において統計の果たす役割を再考する.【商品解説】
目次
- 序文
- 第1章 幕末明治維新期のリーダーと統計――福澤諭吉と大隈重信
- 第2章 日本統計学のパイオニア――杉亨二と呉文聰
- 第3章 明治22年の訳字論争(1)――森林太郎(鴎外)とスタチスチシャン今井武夫
- 第4章 明治22年の訳字論争(2)――森林太郎の方法学的統計学観
- 補 論 森林太郎と衛生学――わが国の医療経済学の一つの源流
- 第5章 明治統計学の学問論争――数学者藤沢利喜太郎とスタチスチシャン呉文聰
- 第6章 国勢調査実現への歩みと第一次世界大戦――渡辺洪基,阪谷芳郎と原敬
- 第7章 太平洋戦争と戦後の統計制度改革――戦時経済研究の蓄積と戦後統計機関の整備
著者紹介
宮川公男
- 略歴
- 〈宮川公男〉1931年埼玉県生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。(一財)統計研究会会長。一橋大学名誉教授、麗澤大学名誉教授。著書に「日経平均と「失われた20年」」など。
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