超日本製品論 これから来るスーパージャパン時代の基礎データ＆マーケティング入門

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この手の本は、読み手の読む力（読み解く、評価する）が要求されます。玉石混交の書籍また、一冊の本の中の一行の啓示を捉えて、咀嚼し自分の栄養素として蓄えるそんなことが必要に思えます。さて、本書が玉なのか石なのかは読者の方がそれぞれ考えれば良いことなので書きませんが、2章はハッとするものがあります。外国人の日本人の日本製品への印象のギャップが捉えられており、この視点がモノづくりに必要であるという気付きを与えてくれます。また、品質にはヒエラルキーがあるが本質には種類しかないと言う部分は得心する部分があり、日本モノづくりに不可欠な視座を与えていると思います。1時間もあれば読めてしまう本ですが、よきモノづくりに対して呻吟しているヒトにはヒントがあるかもしれません。

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SUPER JAPAN PRUDUCT
「世界に売りたい」ではなく「世界が買いたい」

差別化もポジショニングも本質的価値を変えられず抜け出せない。感心が低く、イメージが近似していると安いものに流れていく。

「差別化」ではなく「独自化」
　軸を変える。独自の文化背景。

ブランドの「表現」ではなく「分脈化」
マーケティングの「進化」ではなく「変化」

「高品質・安心安全・おもてなし」という差別化から
「物語（商品のストーリー、ヒストリー）・
　聖地（商品の魂が宿った場）・
　作法（理想の顧客限定）」

例：
ジャパニーズ・ウイスキー　art of Japanese whisky