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読割 50
紙の本
パタゴニア (河出文庫)
著者 ブルース・チャトウィン (著),芹沢真理子 (訳)
人はなぜ移動をするのか。マゼランが見た裸の巨人、伝説の一角獣、オオナマケモノを見つけた19世紀の船乗り、世界各地からの移住者たち…。幼い頃に魅せられた一片の毛皮の記憶をも...
パタゴニア (河出文庫)
パタゴニア
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商品説明
人はなぜ移動をするのか。マゼランが見た裸の巨人、伝説の一角獣、オオナマケモノを見つけた19世紀の船乗り、世界各地からの移住者たち…。幼い頃に魅せられた一片の毛皮の記憶をもとに綴られる、繊細かつ壮大なる旅の軌跡。〔「世界文学全集 2−08」(2009年刊)の加筆・修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
黄金の都市、マゼランが見た巨人、アメリカ人の強盗団……。幼い頃に魅せられた一片の毛皮の記憶をもとに綴られる見果てぬ夢の物語。【本の内容】
著者紹介
ブルース・チャトウィン
- 略歴
- 1940年イングランド生まれ。美術品鑑定や記者として働いたのち、77年本書を発表し、20世紀後半の新しい紀行文として高い評価を得る。ほかに『ソングライン』『ウィダの総督』『ウッツ男爵』など。
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紙の本
イギリス人作家ブルース・チャトウィン氏の文学的探検記です!
2020/05/15 09:19
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、イギリスの作家ブルース・チャトウィン氏の傑作です。彼は30代半ばで会社を辞め、南米のパタゴニアを目指します。同書は、その記録なのですが、全体が97章に小分けされ、彼自身の旅の日常にある分断感をリアルに再現しています。パタゴニアと聞けば、南米に広がる広大な冷寒な草原地帯を思い浮かべる方も多いと思いますが、イギリス人にとっても最近まで未開の土地の代名詞であったところです。そうした土地を目指すということは、手軽に旅に出かけてくるという雰囲気ではなく、大切にしていた半生分の何かを故郷に置いて、心の中にある失われた場所を埋めるために発心して挑むように出かけていく場所でもあります。同書には、そうした著者の強い想いが描かれた、探検記というよりも立派な文学作品と言える一冊になっています。
紙の本
もうこの人の作品を永久に読めないなんて
2021/04/15 22:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本はパタゴニア(南アメリカ大陸南部のアルゼンチン、チリに跨る地域)の紀行文である、とまとめてしまってはとんでもない誤りで、とにかく作者の思いと知識がさく裂している。池澤夏樹氏の解説にしたがえば「アラウカニアの王になろうとした男」「ウェールズからの来た移民たち」「プレシオサウルス狩り」「ブッチとサンダースの後日談」「アントニオ・ソートというアナーキスト」「ビーグル号に誘拐されてイギリスに行った先住民」「ヤガン語の辞書を作ったトーマス・ブリッジス」「ブルースの祖母のいとこチャーリー・ミルワードの数奇な生涯」「ミドロン(大なまけもの)狩り」等々、どんどんとブルースの世界に引き込まれてゆくとんでもない本だ。こんな作家がもうこの世にいないなんて辛すぎる