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商品説明
警視庁保安課の上月は、中国人売春組織の摘発から〈赤い虎〉を知る。中国語の通訳捜査官・城は、池袋で起きた殺人事件から〈赤い虎〉に迫る。そして、ある男は〈赤い虎〉に接触し…。『小説推理』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
警視庁保安課の刑事・上月は、女子高生の売春組織を捜査していた。やがて中国人を中心にした別の組織を捕らえると、〈赤い虎〉なる存在を知らされる。一方、中国語の通訳捜査官・城は上月から聞いた〈赤い虎〉を探るべく動く。そして、池袋で起きた殺人事件からその端緒を摑む。事件の真相解明はもちろん、上月と城の私生活を巧みに織り込んだ警察小説のニュースタンダード。人気シリーズ待望の第2弾!【本の内容】
著者紹介
福田和代
- 略歴
- 〈福田和代〉1967年兵庫県生まれ。神戸大学卒業。ミリタリー・クライシスサスペンスやミステリー、警察小説などを発表。著書に「ヴィズ・ゼロ」「空に咲く恋」「薫風のカノン」など。
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書店員レビュー
通訳捜査官・城正臣と、相棒の上月刑事が帰ってきた!
担当者さん
通訳捜査官・城正臣と、相棒の上月刑事が帰ってきた!
警視庁の通訳センターで、中国語を担当する型破りな通訳捜査官・城正臣は、奥さんに逃げられ、4歳の娘を抱えて育児と仕事に奔走する「イクメン」。
官舎の隣に住むのは、保安課に勤務するカタブツの刑事・上月千里。
前作『星星の火』(双葉社文庫)で、池袋に根づく中国人社会にどっぷりとつかった彼らが、今度は謎の組織「赤い虎」に対峙します。
いちど罪を犯したけれど、なんとか立ち直ろうともがく李学智、彼の更生を支援する運送会社の社長、ふたたび悪の世界に引きずりこもうとする房啓天。
売春組織の摘発や、殺人事件の捜査を通じて、城と上月は少しずつ「赤い虎」の正体に迫るのですが――。
今回のテーマは、「更生」と「コミュニケーション」です。著者は、『バベル』(文藝春秋)、『怪物』(集英社)など、人と人をつなぐ「言葉」と「コミュニケーション」をテーマに取り上げてきましたが、『星星の火』シリーズで登場した「通訳捜査官」の存在にも、ぜひご注目ください。
中国と日本。今後いっそう身近に感じることが予想される「隣人」の存在に、思いを馳せる一冊です。
前作『星星の火』と合わせて、ぜひ。