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読割 50
紙の本
春雷 (祥伝社文庫)
著者 葉室麟 (著)
財政難に喘ぐ羽根藩には、領民家中に激烈な痛みを伴う改革を断行した多聞隼人への怨嗟の声が渦巻いていた。そんな中、誰も成し得なかった黒菱沼の干拓の命が下り…。「潮鳴り」に続く...
春雷 (祥伝社文庫)
春雷
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商品説明
財政難に喘ぐ羽根藩には、領民家中に激烈な痛みを伴う改革を断行した多聞隼人への怨嗟の声が渦巻いていた。そんな中、誰も成し得なかった黒菱沼の干拓の命が下り…。「潮鳴り」に続く羽根藩シリーズ第3弾。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
悪とは
2017/11/14 22:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
蜩ノ記から続く「羽根藩シリーズ」の第3作。藩の財政を立て直し、主君を名君とするために、“鬼隼人”と呼ばれる程の苛烈な政策を断行する主人公多聞隼人。なぜ鬼と呼ばれてもその手綱を緩めようとしないのか。最後に明らかになるその心中に心を打たれます。印象的だったのは、藩のお抱え学者からの避難に対して「本当の悪とは」と問い返す場面です。その切っ先は、匿名のヴェールの向こうから気ままに批判をしがちな自分たちにも向けられている気がしました。
電子書籍
「春雷」を読んで
2018/12/03 20:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みか - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品の主人公の多聞隼人の厳しい姿と楓やおりうたちの女性たち、最初は敵対していたはずの玄鬼坊、そして臥雲たちや欅屋敷の子供たち、どれも魅力的でした。
玄鬼坊が隼人に信頼するという変化する場面はいいと思いました。
紙の本
判子小説
2018/03/12 23:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
とりあえず読み始めて思ったことは、
よくまあこう似た話をいくつも書くなあ、と。
羽根藩シリーズ、黒島藩シリーズをそれぞれ読んできたけれど、
筋書きはほぼ同じ。
藩主の人物像もだいたい代わりが利きそう。
どれも“生き様”を描くというのも同じで、
この作品に関しては“藩の三悪人”がそろったところなどは心が躍った。
でもこの終わり方はなあ。
“生き様”というには破滅的すぎるし、
「死んでから心象風景でいい人になる」という展開はやっぱり好みじゃない。
何年も我慢して仕官してラストがこれというのは、
「なに?やけっぱちになったの?」と訊きたくなる。
電子書籍
感動は薄めでした。
2019/02/10 09:37
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう少し温かい終わり方を期待したのですが、隼人が鉄砲で撃たれて終わるというのは、残念でした。
「蜩ノ記」に始まる羽根藩シリーズなので、主役は亡くなる運命なのかもしれませんけど。
娘を亡くし、おなかの子も亡くし、離縁していたとはいえ隼人までいなくなるのを、楓はじっと耐えていくのかと思うと、読み終えて心に苦しさが残りました。