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商品説明
【歴史時代作家クラブ賞新人賞(第7回)】兄のために生き、兄のために死ぬ。信玄以前の武田家に、最強の虎と牙がいた−。合戦のディテールと迫力、謎とどんでん返しというミステリー要素。最強武田家のルーツを描く、女流ヒストリーテラーのデビュー長編小説。【「TRC MARC」の商品解説】
武田信玄の父・信虎の謎の弟、勝沼信友。「山の民」として育てられたその男は、自らに流れる血の運命にのみ込まれていく。一方、罪を犯して流浪の末武田家に仕官した足軽大将の原虎胤は、その武勇から「鬼美濃」と恐れられ、外様ながら家中で重きをなしていく。乱国甲斐の統一を目指す武田信虎を挟んで、二人の男がある「呪」を背負いながら戦場を駆け巡る。最強武田のルーツを描く、女流ヒストリーテラーのデビュー長編。
本当の戦国の風景を、描きたかった。
「合戦のディテールと迫力、謎とどんでん返しというミステリー要素。呪いが信じられる土俗的世界と貨幣が流通する近代的世界がせめぎ合う独自の戦国を見事に作り出した圧巻のデビュー作だ」(末國善己 文芸評論家)
最強武田家のルーツを描く、女流ヒストリーテラーのデビュー長編小説。
兄のために生き、兄のために死ぬ。
信玄以前の武田家に、最強の虎と牙がいた。
武田信玄の父・信虎の謎の弟、勝沼信友。「山の民」として育てられたその男は、自らに流れる血の運命にのみ込まれていく。一方、罪を犯して流浪の末武田家に仕官した足軽大将の原虎胤は、その武勇から「鬼美濃」と恐れられ、外様ながら家中で重きをなしていく。乱国甲斐の統一を目指す武田信虎を挟んで、二人の男がある「呪」を背負いながら戦場を駆け巡る――。【商品解説】
目次
- 序 下総国本佐倉城
- 第一章
- 第二章
- 第三章
- 終章 大善寺
著者紹介
武川 佑
- 略歴
- 〈武川佑〉1981年神奈川県生まれ。立教大学文学研究科博士課程前期課程修了。「鬼惑い」で決戦!小説大賞奨励賞を受賞。
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紙の本
丁寧な描写に肌が泡立った
2017/12/27 13:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まもり - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごい新人が現れた!というような噂に意気揚々と(でも大丈夫かな?と心配も半分←初めての作家さんで個人的に最近当たりがない…)読み始めた。
時代小説は気に入れば何でも読んでみたが今年は二作程中途挫折し(物語に全然入れず)意気消沈していた中、この物語は相性が良かったようで読書中は映像が脳内に広がり人物達の言葉が心に響き、最後は震えながら嗚咽…たまらなかった。
山神神話と史実とを上手に融合させる手腕と滑らかな筆致が新人離れしていると思った。この方の次の作品も絶対読みたいです。久し振りにひどく心を揺さぶられました。
紙の本
戦国の世は悲しい
2019/05/05 14:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
甲斐の武田氏の泥沼のような戦の中で信友、信虎が国の平安に苦悩する姿をよく描き出していると思う。
時代の推移は彼らの努力と苦闘を全て無にしたのだが、そこには彼らの生きた証が別の形で残っていた。
あまり知られていない信玄以前の甲斐の様を骨太に活写した小説として大いに評価する。