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商品説明
「事実」と「物神」を区別する西洋近代の存在論を再検討し、「物神事実」という概念を提示するラトゥール。宗教、科学などの諸分野で主体と客体の関係に再考を促し、実在論と構成主義の対立を脱構築する。【「TRC MARC」の商品解説】
「事実」とは何か? 「物神」とは何か? そして、なぜ聖像/偶像は破壊されるのか? こうした認識の根本的なテーマをめぐって、本書の著者ブリュノ(ブルーノ)・ラトゥールは、「事実」と「物神」を区別する西洋近代の存在論をフェティシズムにまつわる概念を用いて、批判的に検討する。
そして、白人宣教師と黒人物神崇拝者の植民地状況下における歴史的な出会いや9.11の貿易センタービルの崩壊といった現代的な出来事を通じて、いかに近代人が「物神」とその「破壊」に囚われていたかを明らかにして、「憎悪と狂信の考古学」を描出する。
ラトゥールの著作はすでに日本では紹介されているが、本書は難解とされるラトゥールの方法論が簡潔に展開されており、科学論や文化人類学という多面的な読者へのまとまった案内書でもある。【商品解説】
目次
- 近代の〈物神事実〉崇拝について
- 序文
- 第一部|魔力をもつ対象、事実としての対象
- いかにして近代人は新たに接触する集団のもとに物神を作るのか
- いかにして近代人は自分たちのもとで物神を構築するに至るのか
- いかにして近代人は事実と物神を区別しようと努め、しかしそれに成功しないのか
- いかにして事実と物神は近代人のもとでさえその効力を混ぜ合わせるのか
- いかにして「物神事実」の技量は理論から逃れるのか
- いかにして反物神崇拝者を描写するのか
- いかにして近代人の分裂した物神事実を描くのか
著者紹介
ブリュノ・ラトゥール
- 略歴
- 〈ブリュノ・ラトゥール〉1947年生まれ。哲学者・人類学者。パリ政治学院(Sciences Po.)教授。著書に「科学が作られているとき」「科学論の実在」など。
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