紙の本
30代中頃から、どストライク。
2017/12/12 18:07
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投稿者:こしがやさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ニュースステーションを観ていた方だけなら、もう少し年齢幅は広がりますが、久米さんが出演(司会)されていた「ザ・ベストテン」「ぴったしカンカン」などの話題になってくると、タイトルに書いた年代(もう少し上かも。)が、一番接してした世代かなと。
40代のテレビっ子だった、オッサンにとっては当時の裏話等豊富で、とてもおもしろかったですよ。
紙の本
久米さんありがとう
2017/11/06 21:32
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投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぴったしカンカン、ザベストテン、そして、ニュースステーション。テレビを変えた番組ばかりですね。そのすべてにからんでいるのが久米さんです。テレビっ子の私にとって、今のテレビは残念な状況ばかりです。もっと、ほんとうに、私たちを楽しませてほしい。コント55号、欽ちゃんには、今も楽しませてもらっています。ニュースが身近になったのは、ニュースステーションの偉大な功績です。そして、そのあたりのことを、久米さんが本音そのまんまでつづってくれました。おもしろかった。楽しめた。ありがとう、久米さん。欽ちゃんも次々と新しい挑戦をしています。久米さんも、また、私たちに向き合ってほしいです。お互いにがんばりましょう。
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TV業界のパイオニアの自分史
2018/03/20 09:40
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投稿者:ジル - この投稿者のレビュー一覧を見る
TV業界のパイオニアの自分史。Nステは出演者と思っていたが企画および作り手の一員であることを再認識した。
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ニュースステーションって、久米宏さんが細部に至るまで考え抜いて作った番組だったんだな、というのが良く分かる内容でした。服に合わせてペンの色まで変えているとは思わなかった。もっといろんな舞台裏の話が読みたいな、と思ったりもした。ベストテン見て、ニュースステーションを見た世代の人なら、猛烈に懐かしく、そしてこの番組が出来た舞台裏が見れて非常に面白く読めると思う。個人的にはドストライクの内容で、久しぶりに本を一気読みした。世代限定でオススメ。
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2.8
本が売りたかったのか、読み終わって一週間もたたないうちに、テレビで本の内容とほぼ同じ事を喋ってる久米さんを見た。
そこそこに、「へー」という内容はあったものの、自分のして来た功績を、「ああいう風に語るんだ」と妙に残念な気持ちになった。
久米宏も歳とったという事か。
古舘さんの報道ステーションに触れて、「まだやれた」とか言っていたけれど、いい潮時だったんやなと感じた。
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少し上の世代ならご存知であろう著者ですが、有名な番組を幾つももち、しかし、その裏では色々な葛藤が。テレビを通して華やかに見える世界、しかし実際はそんな簡単に行く事ではなく、色々な試行錯誤と様々な重圧。著書を読んだ今、改めて久米さんが司会をしていた番組を諸々と見てみたいと思う。そこで、また違う世界が見えるのだろう。
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自分は年齢的にニュースステーションが日本人のニュース体験をどう変えたのか直接は体験していない。でも著者が“テレビ”に徹底的にこだわっていたのは伝わってきた。ニュースとの接点がテレビからネットに移りつつある今読んでおきたい一冊。欲を言えば報道ステーションどう思ってるのか知りたかった。
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「ぴったしカンカン」のチョメチョメという言葉は,今でも普通に口にしてしまいます。それほど,久米さんのあのテレビ番組が血肉となっているんだと思います。
本書は,久米さんの自叙伝と言えるでしょう。ラジオから始まって,テレビに出るようになり,「ザ・ベストテン」を経て「ニュースステーション」で国民的な「人」となり,今は,また,ラジオに帰っている…そんな久米さんの心の内が,赤裸々に語られています。
同時代を生きてきた者として,彼の進路選択への葛藤がビンビン伝わってきて,なんか,やっぱり久米さんが好きです。
あの時代を生きてきた人にとって,本書は,自分をふり返ることができる内容だと思います。
「ニュースステーション」での最後の番組を見ていないのですが,自分で乾杯するなんてとても粋。そう,彼は,いつも粋な生き方をしているんですよね。
久米さん,かっこいいよなあ。
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若い方はご存知ないかもしれませんが、古くは「ぴったしカンカン」「ザ・ベストテン」、わりと最近(と言っても2004年に終了ですが)では「ニュースステーション」という番組で司会を務めていた久米さん自身による自伝です。
今でこそ、テレビはスポーツ中継以外は殆ど見ない私ですが、若い頃は(今とちがってインターネットやSNSの無い時代でしたから。。。)よく見ていましたし、「ぴったしカンカン」や「ザ・ベストテン」は毎週楽しみにしていましたから、その司会だった久米さんの本なので、とても興味深く読めました。
懐かしい内容だけでなく、久米さんによる話し方、伝え方の極意の箇所は大変参考になりました。
テレビで話すことのない私たちですが、会議、朝礼など人前で話す機会はたくさんあり、この極意はためになるのではないでしょうか。
それだけでも、読む価値ありです。
ぜひ読んでみてください。
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今でこそテレビをほとんど見なくなってしまったが、かつて私はテレビっ子だった。そしてこの本を読んで気づかされたのだが、私の思い出のテレビ番組たちの真ん中に久米宏がいたことを。
だからワクワクしながらこのエッセイを読んだ。
稀代の司会者が、関わった番組について振り返っているのだが、その裏話が興味深い。
副題の「ニュースステーションはザ・ベストテンだった」は中身を読むと、そういうことかと合点が行く。
かつての私のテレビ体験を思い出しながら、楽しく読んだ。
「ザ・ベストテン」世代だから当然なのだが、毎週かかさず見ていたし、「ぴったしカンカン」にも夢中になっていた。そして、「テレビ・スクランブル」だって。あの番組は画期的だった。今だったら、絶対に放送できないないようだ。
当時はテレビ業界に勢いがあったから、あんな無茶な番組だって製作できたのだろう。その過激な放送の舞台裏についても書かれていて、あらためて、そのとんでもなさを知った。
今はテレビではなくて、ラジオにはまっている。はまっているというか生活の一部だ。中学生の時に戻ったみたいだ。
テレビが面白い時代がまた来ないだろうか。
予定調和のバラエティ番組ばかりじゃ、つまらない。
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ニュースを魅せるエンタメにしたのは久米さんであろう。そのことの評価を自身で付けられずにいるとな。評価は自身でしなくても歴史がするもの。いろいろ考えることができた。読んでよかった。
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タイトルはすかたんなれど内容は濃厚。往年の軽妙な語り口が文章にも反映され、骨太のテレビメディア論が開陳され、一気読み。
昨今メデイアに対し、右陣営からは偏向報道、左陣営からは追従報道と風当りは厳しく、その風圧にメディア側は腰が引けてしまっている。軸足をどこに置くべきかを思案しているどころか軸足の存在自体を失念しているようにも見える。
著者がニュースステーションのキャスターを務めていた18年間半は総じてメデイアは反自民だった。就中、ニュースステーションは急先鋒。白眉は時の幹事長 梶山静六を激怒させた一件。あれは久米宏だからできたツッコミだった。
本書で、メデイアの立ち位置・スタンスについて坦懐している。
「メデイア、特に新聞・テレビは時の権力を批判すること以外にない。
メデイアが体制と同じ位置に立つことの危険さは歴史が証明している。」
「そもそも、公平中立な報道なんて存在しない。とりわけ政治については。
なら、この番組は“反自民”で打ち出して情報を発信した方がいいと判断」。
一貫したその姿勢は、時に舌鋒鋭く、時に皮肉や揶揄した変化球を投げ込み、挑発を繰り出す。その変幻自在ぶりは実に小気味好く、権力者にとっては小憎たらしくニュースステーションに出演すると票が減ると言って、苦虫を噛み潰した。
民間放送人 久米宏の底流には、ニュースステーションの最終登板日に吐いた言葉が脈々と流れていたことを知る。
「戦後生まれた民間放送は国民を戦争にミスリードしたことがありません。これからもこのようなこの事がないことを祈っております」。
スポンサーありきの民間放送において、ニュースステーションが18年もの長きに亘り、高視聴率を支えたのは2つの要因があった。局側は批判・顰蹙大いに結構と腹をくくる。キャスターは矜恃と哲学と話法で時には容赦ない質問や指摘をする。この2つを今の報道番組に当ててみれば、「池上無双」と評される池上彰氏ひとりというのはあまりにも情けないですな。
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久米宏さんといえば、私には「ザ・ベストテン」だった。
「ぴったしカンカン」も見ていた。
そして「ニュースステーション」
アナウンサーといえば久米宏さんだったかも。
久米宏さんに続く人は誰だろう?安住さんかな?
なんだか印象に残ったのは富良野塾の話。芥川賞の山下さんと一緒にいた時期があったとか。
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なんとなくの就活の結果、TBSのアナウンサーとなるが、体調不良で仕事を干される。しかし、そこから彼の逆襲が始まる。ラジオでの奮闘をきっかけに、ぴったしカンカン、ザ・ベストテン、TVスクランブル、ニュースステーションと数々の大ヒット番組に司会者としてたずさわった久米宏の自伝。
テレビ界における彼の一番の功績は視聴率の取れる報道番組を完成させたことだろう。ゴールデンタイムの平日22時を使い、当時ではバラエティーアナウンサーだった著者がほとんどのレギュラー番組を降板して挑んだニュースステーション。セット、衣装にこだわり、原稿を読むだけではなく、コメントや感情も発するキャスター。とにかく、型破りな報道番組であったが、現在ではその型が受け継がれている。
そして、著者が一番こだわったのは生放送ということ。当時のテレビ界で生き残るには「生」に耐えうる瞬発力。彼はコント55号、黒柳徹子、横山やすしらと共演し、その力を鍛えられた。その集大成がニュースステーションだった。
誰よりも生放送を愛した著者がニュースステーション降板後、今の編集しまくりのテレビ界を去ったのは必然だ。今のテレビ界に久米宏のような生放送で勝負する人間は不要になった。テレビが面白くなくなった理由の一つだろう。
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ある世代の人にとっては説明不要の人でしょう。
「ザ・ベストテン」「ニュースステーション」を
国民的番組に押し上げたのは、やはりこの人の番組に
対するこだわり、姿勢、信念がそのまま内容に
盛り込まれ、視聴者がそれに共感を得たからでしょう。
特に報道番組のあり方を変えたと言われる
ニュースステーションへの全身全霊を傾けた
取り組みには驚かされます。
本当に命を、人生を掛けて番組を作り上げていたのだな、
と恐れ入る内容を知ることができる一冊です。