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紙の本
政治的に正しい警察小説 (小学館文庫)
著者 葉真中 顕 (著)
ポリティカル・コレクトネスをコンセプトにした警察小説の依頼を受けた作家のハマナコが、超大作を書き上げ…。表題作はじめ全6編を収録したブラックユーモア・ミステリー集。『月刊...
政治的に正しい警察小説 (小学館文庫)
政治的に正しい警察小説
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商品説明
ポリティカル・コレクトネスをコンセプトにした警察小説の依頼を受けた作家のハマナコが、超大作を書き上げ…。表題作はじめ全6編を収録したブラックユーモア・ミステリー集。『月刊ジェイ・ノベル』ほか掲載を加えて文庫化。【「TRC MARC」の商品解説】
社会派ミステリー作家が放つ問題作
“ポリティカル・コレクトネス”をコンセプトにした警察小説の依頼を受けた、新人作家・ハマナコがたどり着く境地とは……!? 表題作「政治的に正しい警察小説」ほか、偶然通りかかったカレーショップで、生き別れた母の思い出の味に再会した大学生の僕とその“隠し味”をめぐる「カレーの女神様」、25歳の若さで亡くなった“史上最強の棋士”紅藤清司郎の没後20年にあたり、彼の軌跡を取材したライターがたどりつく真相を描く「神を殺した男」など。驚愕と感嘆にあふれた全6編を収録。『ロスト・ケア』『絶叫』など社会派ミステリーの新鋭が放つ、ブラックユーモアミステリー集が文庫オリジナルで登場。
【編集担当からのおすすめ情報】
著者の企みに満ちた、スリリングな展開のミステリー6編を収録しています。驚きの逆転劇をお楽しみください。【商品解説】
ポリティカル・コレクトネスをコンセプトにした警察小説の依頼を受けた作家のハマナコが、超大作を書き上げた!? 表題作ほか全6編。社会派ミステリーの新鋭が放つブラックユーモアミステリー集。文庫オリジナル。【本の内容】
収録作品一覧
秘密の海 | 7−58 | |
---|---|---|
神を殺した男 | 59−110 | |
推定冤罪 | 111−164 |
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紙の本
短編は娯楽性のあるミステリー
2019/12/27 23:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は葉真中の短編小説集である。今までは葉真中の作品とは縁がなかったが、BSでテレビドラマ化された『W県警の悲劇』を見て、興味を覚えた。本書は長編ではなく、短編6編である。この文庫本のために書き下ろしたものらしい。短編と長編では当然ストーリーの構想自体が異なるので、短編はダメだが長編はよいという作家がいるものである。
葉真中の場合は如何に。最後の短編が「政治的に正しい警察小説」というタイトルである。
本書のタイトルに幻惑されるかもしれないが、6編すべてが警察小説と言うわけではない。最後の短編も内容としては警察小説とは言えない。とりわけ『カレーの女神様』は楽しめたのだが、ややグロテスクで再読する気にはならない。
『推定冤罪』、『神を殺した男』はどちらも殺人事件を扱ったもので前者は、漫画家、後者は棋士という特殊な業界の殺人を描いたものである。いずれも上質のミステリーであると思う。『リビング・ウィル』は意識不明のままに生かされたくないという希望を遺した主人公だったが、意識不明の中でも自分の意志がそれとは逆に変化していく過程を描いている。高齢社会を迎えているわれわれは、その可能性が多分にあるという点で共感を持てる作品であった。
最後はタイトル通りの作品であるが、原稿の依頼を受ける作家は依頼者の希望に忠実過ぎるあまり、陥穽にとらわれてしまうという話である。小説の様々な設定ではついうっかり差別的な表現を使う場合があるが、この依頼者はそれを排することを望んでいる。ポリティカル・コレクトネスというらしい。真面目な主人公はそれに付き合ってしまう。
その作家の様子を描いている。何とも言えない内容である。なお、冒頭に配されている『秘密の海』は子供の虐待に関する社会的な話題を盛り込み、分かりやすさという点で難があるが、スリラーに近い構成である。いずれにしても今後も葉真中の作品、次は長編を探して読んでみたい。
紙の本
何とも不思議な世界に誘われた感じの短編集。
2022/05/28 23:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
何とも不思議な世界に誘われた感じの短編集。いずれも一癖も二癖もある意外な結末に翻弄されっぱなし。どちらかと言えば主題の明確な判り易い作品を書く著者と思っていたが、このような哲学的?SF的?風刺的?、何とも例えようのない不思議な作品も書くことにびっくり。短い中に様々な要素がぎっしりと詰め込まれた迷路を歩き回った感じの読後感でした。
紙の本
文章も
2020/08/16 09:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:吉村ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビ放送されたW県警の悲劇
に引かれ、同作者のこの本を手に取りました。
オムニバス形式もなかなかいいですね。
ブラックユーモアが効いていますね。