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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2017/09/11
  • 出版社: 岩波書店
  • サイズ:20cm/168p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-00-061217-3

紙の本

私たちの星で

著者 梨木 香歩 (著),師岡 カリーマ・エルサムニー (著)

世界への絶えざる関心をペンにして、綴られ、交わされた20通の書簡。端正な作品で知られる作家と多文化を生きる類い稀なる文筆家。2人の邂逅から生まれた、人間の原点に迫る対話。...

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私たちの星で

税込 1,650 15pt

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商品説明

世界への絶えざる関心をペンにして、綴られ、交わされた20通の書簡。端正な作品で知られる作家と多文化を生きる類い稀なる文筆家。2人の邂逅から生まれた、人間の原点に迫る対話。『図書』連載を加筆修正。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

梨木 香歩

略歴
〈梨木香歩〉1959年生まれ。作家。著書に「西の魔女が死んだ」「エストニア紀行」など。
〈師岡カリーマ・エルサムニー〉1970年生まれ。東京で日本人の母とエジプト人の父との間に生まれる。著書に「イスラームから考える」など。

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みんなのレビュー21件

みんなの評価4.5

評価内訳

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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

繊細な感性、確かなやり取り

2020/12/21 13:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぱぴぷ - この投稿者のレビュー一覧を見る

作家である梨木香歩と、日本人とエジプト人のハーフである師岡カリーマ・エルサムニーの往復書簡。一般に個性の強い文筆家同士のやりとりは、お互いが言いたいことをいうだけで、かみ合ってないことが多い印象だが、このお二人のやり取りではそうではなかった。お二人の立ち位置の違いは、書簡の合間から見て取れるが、それでもお互いが、いいっぱなしにするのではなく、相手の意図をくみ取ろうとする姿勢、とはいっても、安易に相手に迎合するのではない姿勢が稀有な一冊だと思う。

それにしても、お二人の感性の繊細なこと!何でも単純化して、色んな差異もないことにしてしまうことが多い現代において、お二人の繊細さと敏感さは、いい意味で貴重なのではないか。

師岡カリーマ氏の他の本も読んでみたくなった。

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紙の本

良心という言葉がこれほど当てはまる人たちもいないでしょう。

2017/12/27 22:11

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

しびれました。一人あたり十通ずつの書簡集です。
書簡体小説を読んだことはあるのですが、作家どうしの
書簡集は初めてでした。あまりの素晴らしさで癖になりそうです。
いいからとにかく読んでと書評をここで切り上げたいくらいです。

岩波書店の雑誌「図書」から梨木さんに連載依頼がありました。
イスラムのことを学びたい、どうせならムスリムの方と往復書簡の
形でと編集者に相談したら、「イスラームから考える」という本を
紹介されました。
その縁で師岡カリーマ・エルサムニーさんを知り、何度か会って
この書簡集が生まれたのです。

NHKラジオでアラビア語放送のアナウンサーや、
TVのアラビア語講座の先生をしたり、翻訳なども務める
カリーマさん。写真がありますがとても綺麗な人です。
さらに、おそらく初公開だと思いますが梨木香歩さんの
近影もありますよ。

そんな二人のやり取りは、イスラムという異文化思想を
入口にしたことから、ぎこちなく始まります。
相手の言葉を丹念にひろい、謙遜する姿勢を持ち上げたりなど
面はゆい文章も目につきます。しかしそれは前半の数通までです。

書簡集というのは深く伝わるものですね。
対談だと、頭の回転の早さが大事になってきますし、言語化の
当意即妙さも必要になってきます。
それが一カ月に一通の書簡の場合は、考えを徹底的に
練り込むことができるのです。

対談には切り口の目新しさや価値観のぶつかり合いの魅力が
ありますが、書簡集はそれが何倍にも膨らんだ状態だと
思うのです。

数々の例や、思いもよらない視点、体験談。
多くの事例を通して展開される文章は、珠玉の金言集で
こころが揺さぶられっぱなしになります。

知性と良心の掛け算が、書簡のやり取りで相乗効果を生んで
昇華していくのです。
宗教という入口から、価値観の認め合い、寛容さという人間力へ
どんどん話が展開していきます。

すぐさま再読しました。文庫になって欲しいです。
切に、切に願います。

例えば梨木さんのこんな考え方。
>日本はすごいという本の多さ、やっぱり日本人は
>素晴らしいんだという論調に対する違和感。

わたしなどは素直に日本人賛辞の言葉を受け入れていました。
梨木さんは、そんなにも日本人は自信を失い、コンプレックスに
打ちひしがれているのかと書きます。

わたしたち日本人のアイデンティティを、自分自身を浸食されず、
歪んだナショナリズムにも陥らない「世界への向きあい方」の
ようなものが何かあるはずだと言います。

カリーマさんはエジプト人と日本人のハーフで、二つの立ち位置を
持ちます。本人は境界にまたがる根無し草と考えていますが、
だからこそ梨木さんが相手に選んだのです。尊敬をもって。

自分の不寛容さが見抜かれたようで、頭の中をすかんと
突き抜けていきました。これが教養であり、人間力であると
思わずにはいられませんでした。
画一的にこうだと決めつける愚かさに対して、あらゆる価値観を
受け止める寛容さを知りました。

先に美しい人と書きましたが、お二人とも写真に人柄が
あふれています。まずはそこから、この本に会いに行っても
いいかもしれません。
きっとページをめくりたくなるはずですから。

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