紙の本
同世代なので、思いっきり楽しく読めました。
2020/11/26 19:30
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
小川洋子さんの小説は、「博士の愛した数式」以外は、あまり好きではないのです。
あの独特な世界が苦手です。
でも、エッセイは好きですし、ラジオ番組での語り口も大好きです。
平松洋子さんの本を読む機会はなく、この本を知ってから読んでみようと思いました。
お二人が、楽しいひとときにいざなってくれます。
電子書籍
対話集
2019/04/29 17:56
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
とてもよかったです!小川洋子さんの本紹介番組(ラジオ)が好きなので、こちらも、また楽しくて、読んだことのない本は、どんどん読んでいきたいと思いました。
電子書籍
ふたりの洋子さんの本棚を見せてもらう
2020/12/12 15:36
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投稿者:gonta - この投稿者のレビュー一覧を見る
食にまつわる本をたくさん書かれている平松洋子さんと、不思議な小説を書かれている小川洋子さん。大好きなふたりの洋子さんの人生を作った本を紹介してもらえる対談本。
読書体験に共通点の多いふたりの話はとても興味深い。
紙の本
本について語り合う
2020/01/20 23:05
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じ本を読み、感想を語り合うこと。
それはどんなに楽しい時間であることか!
その仲間に入るべく、
私も紹介されていた本を
読んでみたいと思います。
紙の本
読み応えあり
2017/12/15 12:14
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投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生の節目ごとのテーマに合わせて取り上げた本とお二人の対談
お二人の読書の幅広さと考察の深さに感じ入りました。
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同い年、同じ県下で育ったおふたりによる読書対談。個人的的には大好きな須賀敦子氏が翻訳したタブッキの『インド夜想曲』を取り上げているのが嬉しかった。「本の値段を見ずに買う」という贅沢をなかなか許せなずにいる自分をちょっとだけ情けなく思った。
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二人の洋子さんが奥さんの洋子さんを撮った写真集について語る・・・ふしぎ。
深い話となった「キス」が読みたくなった。
本以外の対談も興味深い
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同郷で同世代で名前も同じ。小説家・小川洋子とエッセイスト・平松洋子。踏みしめてきた数々の「踊り場」を振り返れば、そこにはいつも本があった―。ふたりはこんな本でできている。アンネ、ドイル、ケストナー、増井和子、タブッキ、白洲正子、倉橋由美子、深沢七郎、藤沢周平…。お二人が古今東西の名作を入り口に、本と人生を読みほどき、楽しく語り尽くした、滋味あふれる対話集。
目次
第1章 少女時代の本棚&“私たちをつくっている、ささやかな記憶の欠片”
第2章 少女から大人になる&“忘れられないあの味、この味”
第3章 家を出る&“私の中の海。産むこと、母になること”
第4章 人生のあめ玉&“日々の習慣がくれる偉大な力”
第5章 旅立ち、そして祝福&“女友達、男友達の条件”
巻末附録 人生問答
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二人の洋子さんが、人生に影響を与えた本について対談。 教養と感性が豊かな人はこうやって文学を愉しむのか。物語の背景と自身の経験を重ね合わせながら昇華させてる。 飴玉を嘗めるように幸せな記憶を思い出して乗り切るって素敵。
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小川洋子さんは岡山市朝日高校出身、内田百閒の居た古京町の隣の森下町で生まれたらしい。夕方5時、県庁のドボルザークの「家路」放送で家に帰るのは、あの街だけの特権だった。さらには、やがてしばらくは倉敷市に住んでいる(「玉島に10年住んでいた」というのは異議がある。倉敷市鶴の浦は玉島ではない)。平松洋子さんは、なんと倉敷市中島の出身、私より2歳上だから、何処かですれ違っていたかもしれない。渡辺和子学長がいた頃のノートルダム精心高校の出身。
この本は、2人の洋子さんが、少女、大人の女性、その他人生の中で読んできた愛読書を持ち寄り、お互い読んで、お互い感想を出し合うというもの。本の世界は、ワールドワイドなので、倉敷市なんて関係ないのではあるが、時々ふと「共通の話題」として出てくるのが、とっても嬉しい。
2人と私の興味関心は違うので、2人の提出した34冊のうちに、私の既読は(映画「道」を含む)3つだけだった。それでも、本が好き、という共通項があるので、ひとつひとつがとても面白かった。また、年代が似通っていることもあって、高度成長期に大人になって、歴史の激動に揺さぶられることなく、穏やかに読書を通してアイデンティティを確立してきた我々の世代を説明されていたような気もした。
反対に言えば、穏やかな環境に居ても、人生にきちんと向き合えば、世の中の大切なことは理解するということなのだろう。
以下私的メモ。
⚫︎(平松)英語詩集の翻訳ノートを作っていた。一人遊びとして楽しかった。
⚫︎忘れられない味(平松)宇高連絡船の立ち食い讃岐うどん「いまだに死ぬ前はあれを食べたい」(小川)年一回の天満屋屋上のカレーとか、お子様ランチ(←支持!)
⚫︎「道」のジエルソミーナは、ほとんど「ザンパノ」しか言っていなくても、彼女の瞳を見ていると心の動きは全部わかる。類人猿の中でヒトが1番白目がハッキリしている。心の内を読まれないように、ヒトは言葉を編み出したのか?(ウソは言うな、と子供の頃から教えられるけど)ヒトは先天的にウソをいうようになっているらしい。(平松)誰かと理解し合いたいのにどうしても出来ない絶望感とか諦めは、誰もが経験する。
⚫︎『美食放浪記(檀一雄)』「岡山はまた、ちょっとした食堂や酒の店に、必ずといってよいほど『雑煮』を売っている」「雑煮の具はブリであり、サワラであり、エビであり、穴子であり、カマボコであり、春菊であるが」あゝこういう雑煮だったな(平松)。(←コレ岡山市の雑煮だな。今では売っていないんでないかな)
⚫︎旅について(小川)日常生活の中でとりこぼしている偶然が、必然として育っていく(平松)ある意味、自分のあり方の訓練。「これだ」と思った瞬間に感知する力。
⚫︎豚コマワンパック何を作るか?(平松)細かく刻んで肉味噌。(小川)豚汁
⚫︎日々の習慣(平松)1時間20分、一万歩のウオーキング8年間(小川)50分ほどのスロージョギング3年間。
⚫︎自分に許している贅沢(小川)本の値段を見ない。和菓子「空也」のもなか。(平松)週一二回ステーキ(ランプ肉)
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小川洋子さんと平松洋子さんの対談集。少女時代から自立まで5つのテーマで語られる。それぞれが選んだ本との出会いや記憶を追体験できたような気持ちに。
「第二章 少女から大人になる」が好き。思春期の自意識と向き合う息苦しさ、やり場のない気持ちを思い出す。
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過去に通り過ぎた本が過ぎただけではなく血や肉になっていて,年を重ねて再読することで自身のそれらの本に対する時系列的な捉え方を考察し,その違いを深く考え進めていることに恐れ入った.少なくとも大半の本を私はそのように読んでいない.例え1冊でも,生涯大事にしたいと思う本を見付けることが乱読の必要性なのだ,と自分を納得させる.
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2人の洋子さんが、少女時代から各年代ごとの愛読書を持ち寄って語りつくす。これが殆ど未読の本ばかりなんだ。読んだことのある本なら、そこで語られることに反応できるけど、知らない本はそうもいかない。もちろん「今度読んでみますか」ってこともあるけど、読書案内のための対談ではないのでそれも苦しいところ。
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言葉を仕事にする人たちは幼少期から言葉に敏感なんだと、読んだものが何一つ身になっていない(忘れている)我が身を振り返りました
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どちらも好きな作家さんなので、読んでいて楽しかった。
ふたりの対談が全部素敵な言葉ばかりで、言葉を楽しんだ感じ。
アンネの日記はもう一度読み返したいな。