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投稿者:haru - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画を見て書籍も読みたくなりました。
読んで正解でした。手元に置いておきたい1冊となりました。
原作は続きがあるようなので、こちらもぜひ続編を出してほしいです!
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一人っ子の自分としてはうらやましく、理想的な四姉妹の物語。朴訥で純真な四人の物語が瑞々しく書かれていて、今の時代だからこそ、こんなにも美しくて儚い女の子という存在に憧憬を抱かずにはいられません。生活は貧しくても心は豊かに。格差社会ともいえる今の時代にも響く教訓は、今一度、自分にとっての幸せとはなにかと思いを巡らせてくれるものでした。慎ましくありたい、女性として確たるアイデンティティをもちたいと思う人には、共感できるところがたくさんあると思います。
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Kindleで読んだ。
メグ、ジョー、ベス、エイミー。感性豊かで個性的な四姉妹と、南北戦争に従軍する父親に代わり、家を守る堅実な母親との1年間の物語。隣家のローレンス氏や少年ローリーらとの交流を通し、少女たちは大人に近づいていく――。
小学生ぶりに読んだけど、内容は全然覚えてなかった…。
19世紀(1800年代)後半のアメリカが舞台で、作者の自叙伝的な作品だそう。
個性的な4姉妹の中では次女のジョーが好き。
“「あたしはいつだっておかしなことを見つけて、元気になれるんだ。さあ、愚痴をこぼすのは止めて、陽気な顔で家に帰ってくるのよ、ね!」”
お母さんも素敵なのよ…。子供たちに体験させて導くところは見習わなきゃなど思う。
好きなエピソードは、庭に花を植えるところ。
庭を4分割するんだけど、それぞれ全然違う花を植えて個性が出てて素敵だった。
従軍牧師として戦地にいた父が病状急変との電報がきて、母は父の元へ。
少しして三女のベスも病気になり、、母親不在のなか頑張る皆がかっこよかった。
そしてクリスマスに父が帰ってきた…!
泣けた~!!
1年前のクリスマスから始まった物語が素敵に終わって良かった。
続編も読もうかな。
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米南北戦争の時代のホームドラマ。従軍し不在の家庭、四姉妹の成長とそれを支える母の敬虔な物語。個性溢れる姉妹と隣人たちのやがて思いやりの気持ちが固い絆となっていく。古い著作だが色褪せないところがあり読み継がれていくのだろう。2022.2.5
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まだ序盤だけど、面白いな〜
隣人との掛け合いが今から楽しみです
あぁ‼‼‼‼~終わってしまった。
残りページが少なくなるにつれて、もう少ししかないって気持ちになりました。いつまででも読んでいたい物語。名作の所以がわかりました。
マーチ婦人の子供の将来に対する考え方も参考になった。素敵だなと思った。
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感性、個性豊かな4姉妹の一年の物語にして作者の自伝的小説。
中盤はやや中だるみ感があるが、第15章、電報あたりから一挙に緊迫し、その後のハッピーエンドまで一挙に読ませてくれる。
まず、四姉妹の性格や闊達さに惹かれる。そして家族は愛情に包まれ、読み手まで優しい気分にさせられる。父親が不在の設定も、帰宅するハッピーなエピソード以外においても、母親の子供に注がれる愛情や毅然とした考え方を際立たせるうえでも功を奏していると感じた。いい人ばかりではなく、マーチ伯母のようなやや悪役キャラの存在も必要ですね。
帰った父親が四姉妹の成長を要約してくれるシーンは感動ですね。
150年前の超有名な小説なだけに時代背景にも興味が起きるが、開設でふんだんに記述されており、大変興味深く読んだ。
第4部まであるエピソードだが、この新約で読みたいと思う。
全くの余談だが、解説の中で日本語は他の言語に比べて変化のスピードが早いと書かれていた。この物語は明治維新に書かれたと言うが、例えば不思議の国のアリスの原文を読む機会があって今の言葉とそんなにも変わらないことに違和感を感じた。日本の文学は昭和初期でさえ文体がかなり今とは異なると感じるのは日本語特有なものなのだと得心した。
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映画に魅了され、読破。ワクワクしっぱなしだったし、お母さんの名言多しで、150年?たっても色褪せない宝物の一冊になった。もっと早く出会えてたらなあ。マーチ姉妹大好きだ。続編も読みたい様な、読みたくない様な…
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若草物語ってこれが第一巻で、第四巻まであるのね…!全部読まなきゃ…!
ローリーみたいな友だちほしいな〜
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中高年男性はお呼びでないと思うので、私の評価は参考にならないと思います。
序盤の200ページくらいまでは「人生の残り少ない読書時間をこれに費やすべきなのか」と思って読むのやめようか迷った。
同居人に激励(?)されたり、『細雪』の10年前と思えばよいのではないかと自己暗示したりして読み進めたら、途中からは快調に読めた。
というわけでそれなりに面白かった。でも続編は読まないと思う。ネタバレを聞いてしまったので、怖くてとても読めない。
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「過ちを改めさせるのに、わたしならそういう方法は取りません。でも、もっとおだやかな方法だったらあなたのためになったかしら。あなたはこのごろうぬぼれが強くなってきていますよ。直すのにちょうどいい機会です。あなたにはいろいろな才能もあるし、長所もたくさんあるけれど、それを見せびらかす必要はないでしょう。うぬぼれたら、どんなにすぐれた才能も台無しになってしまいますから。本当の才能や美点は、遅かれ早かれ人の目に留まるものです。それに、たとえ見過ごされたとしても、自分にはそういうものがあるのだと自覚して、それを活用していると分かっていれば、その人は満足だろうし、なによりも謙虚であることほど人の心をひきつけるものはありませんからね」p 158 母
ピューリタン的な価値観なのかもしれないが、自分らが貧しくても他人を救うとする心構えはとても眩しい。
彼らは自分の得意で成功して幸せを掴もうするが、すでに彼らの日常が素晴らしいほど幸に満ち溢れているという対比構造もいい。
結婚することが既定路線であり幸せであるこの時代において、女性だらけの空間で彼女らが自らの手で生きていこうとする女性の強さも感じる。
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思ってた以上にプロテスタントの教訓的なストーリーが多いけど、同時に多様な女子像、生き方を提示している。マッチョな男、大黒柱としての男が出てこないのも安心して読める。途中から筆者のメタ的な視点が加わるのが面白い。
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懐しいお話でした。
昔、といっても子供の頃のことですが。子供の頃とは、読み方が違ってきますね。
まだ第1部のみなので、続きを読みます!
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三宅香帆さんの紹介から:
違和感から読んでいく『若草物語』
「え?ジョーとローリーがくっつくのがふつうじゃないの?だけど違和感の先に思考を進めたら、もっと面白い読み方が待っている。つまり「なぜ読者が違和感を持つ展開を、この作者は書いたんだろう?」と考える。
『若草物語』は、かなり稀な、恋愛において「大人になりたくない」少女の話を描いてきた。みんな、大人になって家を出たりなんかせずに、ずっとここで遊んでいられたらいいじゃないか。男女の関係なんてなりたくない、私の好きはそういう好きじゃない。ーこのような徐―の嘆きは、実は多くの少女にとって普遍的だった。だから『若草物語』のジョーは人気がある。でもそういう嘆きが他の物語で一般的でないのは、それを口に出す事が許されていなかったからだ、と考えられる。なぜなら少女は「女性」としての役割を引き受けることを喜んでいるのだ、という社会的な抑圧がずっとあったから。
つまり、『若草物語』の作者オルコットが、読書に違和感を与えてまでローリーを拒否するジョーを描いたのは、彼女なりの、女性の抑圧されていた願望を、ジョーに乗せて描きたかったからじゃないのか。」
(『読んだふりしたけぶっちゃけよくわからん、あの名作小説を面白く読む方
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4人の姉妹と母という女だらけのほのぼのした日常がなんとも微笑ましい。女だらけの家の母親なら普通、「娘たちをいい生まれの男に嫁がせて貧乏生活から脱却」するために動くはずだが、マーチ夫人は素晴らしい人間で、娘たちの幸せを願う人徳者である。よって社交界と関わるようなドロドロした展開には全くならず、安心して読めました。
最も印象的なシーンはローレンス氏がベスのために大切なピアノを贈るシーン。ベスの善行が彼の心を動かしたのだが、こんなに美しい話はない。電車で読みながら泣きそうになりました。
それにしても天路歴程ごっこって(笑)。自分も天路歴程は好きなので好感が持てました。