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紙の本
生きている理由 (講談社文庫)
著者 松岡圭祐 (著)
滅び行く清の王女は日本で川島芳子として育てられた。後に東洋のジャンヌ・ダルクと持て囃された彼女が、なぜ十代で女を捨て「男装の麗人」に変貌したのか? 国家を巡る思惑の狭間で...
生きている理由 (講談社文庫)
生きている理由
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商品説明
滅び行く清の王女は日本で川島芳子として育てられた。後に東洋のジャンヌ・ダルクと持て囃された彼女が、なぜ十代で女を捨て「男装の麗人」に変貌したのか? 国家を巡る思惑の狭間で生きる少女の数奇な恋と運命を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
伝説の美女・川島芳子はなぜ男になったのか?史実の「はいからさんが通る」は危険で謎多し。滅び行く清の王女は国を去り、日本で川島芳子として育てられた。後に日本の大陸進出を邁進する闘士として、東洋のジャンヌ・ダルクと持て囃された彼女が、なぜ十代で女を捨てて男になると宣言し、「男装の麗人」に変貌したのか? 国家を巡る思惑の狭間で生きる少女の数奇な恋と運命。激動の青春篇!
「男装の麗人」の少女時代。川島芳子はなぜ男になったのか?
史実の「はいからさんが通る」は多感で危険、恋少なからず謎多し。
滅び行く清の王女は国を去り、日本で川島芳子として育てられた。後に日本の大陸進出を邁進する闘士として、東洋のジャンヌ・ダルクと持て囃された彼女が、なぜ十代で女を捨てて男になると宣言し、「男装の麗人」に変貌したのか? 国家を巡る思惑の狭間で生きる少女の数奇な恋と運命。激動の青春篇!
歴史小説の醍醐味とは〈あり得る〉の積み重ねなのだ。最も意外で最もドラマティックな、そして最も説得力のある〈辻褄合わせ〉は、この〈あり得る〉にかかっている。〈あり得る〉創作に沿って、物語は手に汗握るアクションへとなだれ込む。密室に入り込んだ敵という本格ミステリばりの事件も起きる。クライマックスの舞台にあれを持ってくるあたり、いつしか歴史云々はすっかり忘れ、ただただ物語の面白さと迫力に翻弄された。 ―大矢博子(解説より)【商品解説】
著者紹介
松岡圭祐
- 略歴
- まつおか・けいすけ
1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーになる。代表作の『千里眼』シリーズ(大藪春彦賞候補作)と『万能鑑定士Q』シリーズを合わせると累計1000万部を超える人気作家。『万能鑑定士Q』シリーズは2014年に綾瀬はるか主演で映画化され、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞し、2017年には第2回吉川英治文庫賞候補作となる。累計100万部を超える『探偵の探偵』シリーズは、北川景子主演によりテレビドラマ化された。著書には他に、『水鏡推理』シリーズ『黄砂の籠城(上・下)』『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』『ジェームズ・ボンドは来ない』『八月十五日に吹く風』『ミッキーマウスの憂鬱』などがある。本年で作家デビュー20周年をむかえる。
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紙の本
蘇る大正時代
2017/10/22 06:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:クンタキンテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「男装の麗人」として一世を風靡した川島芳子のことを、歴史の本で見たことはあったが、これまで特に関心を持つことなく、素通りしてきた。さて、著者の松岡氏は、川島が「男装」を自らの「看板」にするまでについてを、本著作で描いている。なお、時代背景も丁寧に描かれており、読者もこの時代に迷い込んだような気持になる。なお、推理小説も、歴史小説も、自在に描く松岡氏に脱帽である。本書の中では、松岡氏のお得意のハードボイルド風のハラハラドキドキも健在である。ところで、私も歴史が好きである。また機会があったら、氏の手がける、別の歴史小説を繙いてみようかなという気持ちになった。
電子書籍
ミステリーファンとしては物足りないけど
2017/11/26 23:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
川島芳子として育てられ、松本の女学校に通うようになっていた15歳のある日、通学路で松本聯隊の少尉・山家亨(やまがとおる)と出会うところから彼女の本来の物語が始まり、山家亨と婚約者と定められている満州族のカンジュルジャップの間で揺れ、「男になる」ことを決意するまでがドラマチックに描かれています。
川島浪速の俗物ぶりには辟易しますが、それでも養父を見捨てられない芳子の優しさは、少しDV夫に依存する妻の心理を連想させるような気がします。
彼女の人生は40歳で国賊として処刑されるまで波乱万丈で、さぞかしドラマになるだろうと思うのですが、敢えて彼女の淡い初恋に焦点を当てているところがこの作品の面白い所ではないでしょうか。