紙の本
乙姫様は死神
2018/07/04 20:29
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
死神顔男性の名前が乙姫とは(笑)不吉フェイスと超イケメンという異色の刑事コンビはメリハリが効いていて面白かった。もう少し彼らの情報を知りたかった。
紙の本
正統派倒錯ミステリ
2023/02/28 05:32
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投稿者:yino - この投稿者のレビュー一覧を見る
まるで死神のような風貌、雰囲気の乙姫警部が犯人に迫る、正統派な倒錯ミステリー。いずれも良質な4編が収録されていますが、特に「吊られた男と語らぬ女」が好みでした。
紙の本
完全犯罪難しいー
2022/12/17 20:26
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
完全犯罪をめざして念入りに準備して、
周到にことを勧めている様を読んでいるので、
いつバレるのか、何がダメだったのか、
犯人になったかのようにドキドキ読めます。
完全犯罪難しいー。
電子書籍
倒叙モノ
2018/01/28 00:31
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投稿者:mancha18 - この投稿者のレビュー一覧を見る
死神みたいな風貌の乙姫警部が主人公の短編集。
こんな不気味な刑事に事情聴取されたら、そりゃボロも出しますよ(笑)
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計画は練りに練った。ミスなどあるはずがなかった。それなのに……いったいどこに落ち度があったというのだ!? 犯罪に手を染めた大学教授、推理作家、劇団演出家らの前に立ち塞がる、死神めいた風貌の警部の鋭利な推理。〈刑事コロンボ〉の衣鉢を継ぐ倉知淳初の倒叙シリーズ、4編を収録。
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表題作のほか、「運命の銀輪」 「恋人たちの汀」 「吊られた男と語らぬ女」
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まずは、刑事のコンビの風貌に目を惹かれる。まるで死神のような中年刑事と、現役モデルも真っ青なイケメン若手刑事なのである。しかもその名前は、乙姫と鈴木。出会った人は必ずと言っていいほどその風貌と名前のギャップに、一瞬志向が停止する。そしてこの死神乙姫は、感情の読めない立ち居振る舞いも死神にぴったりなのだが、事件現場における着眼点には目を瞠るものがある。一点のミスも犯していない自信を持つ犯人をじわじわと追い詰め、ついに退路を断った時、初めから疑っていたことを明かすのであるが、その際の犯人の驚きと虚脱感は想像に難くない。映像化にも向きそうな一冊で、愉しみなシリーズである。
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倒叙形式ミステリー。倒叙とは、物語の出だしで犯人や犯行の様子を明かし、その後のストーリーは犯人目線で描かれることが多く、事件解決というゴールに向かって紆余曲折しながら進んでいく推理小説。刑事コロンボや古畑任三郎がそうらしい。 様式美だね。
中編集。
皇帝は、大学主任教授のアダナ。式にわざわざ燕尾服でやってきて、その姿がペンギンのようんだったから。某ミュージシャンのようにGと呼ばれるよりはいいと思うよ。偉そうだから、ペンギン→皇帝陛下。
軽く読みきりたいときに良い。
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短編4つ。犯人がわかっている倒叙スタイル。犯人たちを追い詰めるのは、乙姫警部。見た目は長身黒づくめ、眼窩が落ち込んだ死神そのもの。相棒の部下はモデル並みのイケメン、鈴木太陽刑事。
「運命の銀輪」・・・作家コンビでの事件。自転車の防犯登録がカギ。
「皇帝と拳銃と」・・・国文学教授が辞書に弾丸を残す。辞書は倉庫から持ってきた。
「恋人たちの右輪」・・・小劇場脚本家。高利貸しの叔父を殺害。恋人の女優にアリバイ作りを頼む。
「吊られた男と語らぬ女」・・・売り出し中の彫刻家と美人カメラマン。殺人と見えて実は自殺。結婚を断ったことに罪悪感を感じていた。
とにかく死神刑事のキャラが中心。特に何するわけではないが。ひたすら無表情、喜怒哀楽なし、動きが突然。なのに小劇場の歴史やティーンズモデルに詳しかったりする。トリックや動機は目新しくない。続編あるのかな。ドラマ化したら誰がいいかなーと思いながら読んだ。
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倒叙ミステリ4編。死神みたいな見た目は大変好みなのである!推す!
<収録作品>
運命の銀輪
皇帝と拳銃と
恋人たちの汀
吊られた男と語らぬ女
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古畑任三郎的な、最初に犯人がだれか分かっている状態でのミステリ。死神テイストの乙姫警部と、超絶イケメン鈴木刑事のコンビが謎を解き明かしていく、っていう。(鈴木刑事は謎は解かないけど…)
完全犯罪って難しいんだなーと思った。
どの話も面白かったので、続編を期待したい。
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短編4編.
死神のような乙姫警部の推理が冴える警察物.乙姫警部とイケメンの部下鈴木刑事が毎回違った形容でしつこいほど語られるが,少し煩わしい感じがした.「吊られた男と語らぬ女」がちょっと違った切り口で一番面白かった.
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2018年18冊目。待望のシリーズ化。倒叙物はやっぱりこのじわりじわり追い詰められていく感じが面白い。刑事のキャラクターがそれに拍車を掛けてくる。最後の短編は中でも異色だけど、もう一押しだけ欲しかった。
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倒叙ミステリ短編集。いつも思うのですが、こういう倒叙ものって犯人に同情してしまいます。だってものすごーく頑張っているのに、必ず暴かれちゃう運命なのだもの。しかもじわじわじわじわ追い詰められてさあ。犯罪者とはいえ、可哀想すぎる!
そして今回のこの作品も、その思いはひとしお。乙姫警部……嫌だ、犯人目線から見ると嫌すぎる! おそらく、人格的な部分ではそれほど嫌な人でもないと思うのですが。それでもこのキャラクターはあまりに怖すぎるでしょ。
お気に入りは「吊られた男と語らぬ女」。なんとなく見抜けはしたのだけれど。なぜそんなことをしたのか、というところはまったく見当がつかなくって。これはあまりに切ない物語かも。
「恋人たちの汀」も好き。あまりにも些細すぎる点でばれてしまう、やはり犯人があまりに可哀想。
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死神みたいな風貌の刑事が来たら絶対ビビる。犯人との会話はもちろんだけど、周辺の人が浮かれながら聞き込みを受けてるのも面白かった。
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倉知淳の倒叙ものは初らしい。コロンボは黒衣の死神(っぽいおじさん)。4編いずれも、古畑任三郎シリーズでタレントが演じていても不思議ではない映像力(誉め言葉)。
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倒叙ミステリの短編集。死神のような警部が犯人たちを追いつめる。
倒叙モノの醍醐味は、犯人と探偵の探り合いのようなやりとり、そして完璧と思われる計画のどこにほころびがあったのか最後に明かされるところだが、王道で楽しめた。
四話の構成もすばらしい。