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人体600万年史 科学が明かす進化・健康・疾病 上 (ハヤカワ文庫 NF)
著者 ダニエル・E.リーバーマン (著),塩原 通緒 (訳)
人類が類人猿と分岐し、直立二足歩行を始めたときから、人類の身体には独特の新しい適応構造がいろいろとあらわれた…。長い進化の過程から、人間の身体と病とを考察する。【「TRC...
人体600万年史 科学が明かす進化・健康・疾病 上 (ハヤカワ文庫 NF)
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人体600万年史 科学が明かす進化・健康・疾病 (ハヤカワ文庫 NF)セット
- 税込価格:2,024円(18pt)
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商品説明
人類が類人猿と分岐し、直立二足歩行を始めたときから、人類の身体には独特の新しい適応構造がいろいろとあらわれた…。長い進化の過程から、人間の身体と病とを考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
感染症が激減した一方で「現代病」が増加しているのはなぜか? 人類の進化の歴史をたどりながら現代人の抱える問題を明らかにする【商品解説】
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人体の進化史。類人猿から現生人類まで。
2018/05/21 20:29
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投稿者:たまがわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻は、全7章のうち5章ほどが、類人猿から現生人類までの人類進化史。
人体の進化について、進化の要因である自然選択や、環境に対する適応などから詳述。
そして、進化は今もこれからも、続いているのだという。
『なぜなら進化は(私ならこれを、時間を経るあいだの変化と定義する)、
今現在も起こっている動的なプロセスでもあるからだ。
一部の人々の思い込みに反して、人間の身体は旧石器時代が終わったところで
進化を止めたわけではない。
それどころか、自然選択はいまも容赦なく進んでいて、これからも、
次世代まで生き残って繁殖できる子を何人持てるかにわずかでも影響を与える変異が
人びとのあいだで遺伝していくかぎり、永久に止まることはない。』
『進化生物学者と人類学者は、文化的進化が自然選択を止めていないどころか、
自然選択を促し、場合によっては加速さえしていることを明らかにしている。』
最後の第7章が、進化の視点から見る、我々の病気に関する考え方。
つまり、章の副題である、
『旧石器時代の身体のままで旧石器時代後の世界に生きていると
ーー良しにつけ悪しきにつけーーどうなるか』
ということの考察。
例えば、虫歯・近視・高血圧やその他の生活習慣病などについての考え方。
全体として、科学的でとても慎重な書き方で、読みやすい文章。