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不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか(講談社現代新書)
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2017/11/15
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社現代新書
  • サイズ:18cm/292p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-288451-8

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不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (講談社現代新書)

著者 鴻上尚史 (著)

上官の命令に背き、体当たりではなく爆弾を落として戦果を挙げようと心に決めた特攻兵、佐々木友次。彼は何と戦い、何に苦しみ、何を選んだのか。生き延びて何を思ったのか。9回の生...

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不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (講談社現代新書)

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商品説明

上官の命令に背き、体当たりではなく爆弾を落として戦果を挙げようと心に決めた特攻兵、佐々木友次。彼は何と戦い、何に苦しみ、何を選んだのか。生き延びて何を思ったのか。9回の生還を果たした男が、命の尊厳を語る。【「TRC MARC」の商品解説】

太平洋戦争の末期に実施された”特別攻撃隊”。戦死を前提とする攻撃によって、若者たちが命を落としていった。
だが、陸軍第一回の特攻から計9回の出撃をし、9回生還した特攻兵がいた。その特攻兵、佐々木友次氏は、戦後の日本を生き抜き2016年2月に亡くなった。
鴻上尚史氏が生前の佐々木氏本人へインタビュー。
飛行機がただ好きだった男が、なぜ、軍では絶対である上官の命令に背き、命の尊厳を守りぬけたのか。

我々も同じ状況になったとき、佐々木氏と同じことができるだろうか。
戦後72年。実は本質的には日本社会は変わっていないのではないか。
本当に特攻は志願だったのか、そして、なぜあんなにも賛美されたのか。
命を消費する日本型組織から、一人の人間として抜け出す強さの源に迫る。【商品解説】

目次

  • 第1章 帰ってきた特攻兵
  • 振武寮という地獄/第一回の特攻隊/札幌の病院で
  • 第2章 戦争のリアル
  • 艦船を沈める難しさ/万朶隊の結成/「臆病者」/無能なリーダー
  • 第3章 2015年のインタビュー
  • 死なない強さ/生き残った者として/佐々木さんを支えたもの
  • 第4章 特攻の実像

著者紹介

鴻上尚史

略歴
〈鴻上尚史〉1958年愛媛県生まれ。作家・演出家。「KOKAMI@network」と「虚構の劇団」を中心に活動。戯曲集「グローブ・ジャングル」で第61回読売文学賞戯曲・シナリオ賞受賞。

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みんなのレビュー73件

みんなの評価4.4

評価内訳

紙の本

空気に立ち向かった英雄

2018/01/27 08:15

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:そうしこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

小学生の時、山岡荘八氏の太平洋戦争(少年向き)を読んだことがあります。特攻を目を輝かせながら志願し、勇敢に死んでいく若者の姿に違和感を感じつつもひたすら感動しました。子供の頃とは言え、すっかり騙されておりました。

「永遠のゼロ」を引用するまでもなく、当時の日本海軍の上層部には憤りを感じざるを得ません。そして陸軍にも安全地帯で酒を喰らいながら、部下を死に追い込む連中が多数いました。本作に登場する富永恭次はその典型的な人物でしょう。
そんな空気に覆われた当時の世界に、美濃部正氏がいて、坂井三郎氏がいて、そして佐々木友次氏がいたことに、私は救いを覚えます。
こんな日本人が本当にいたんだ。

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紙の本

佐々木友次

2018/07/07 15:23

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オビー - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本人が知っておくべき人物。
特攻に9回出撃し、生還した人物は歴史教科書に載せるべき。

1回目:11/12、出撃・攻撃後に帰還。爆弾投下は失敗。
2回目:11/15、別機の墜落事故発生後、空中集合できず、帰還。
3回目:11/25、エンジン起動後、米軍急襲のため脱出して逃走。特攻機焼失。
4回目:11/28、特攻機一機の出撃。直掩隊隊長の同情により、途中で帰還。
5回目:12/04、米軍戦闘機発見のため、離脱して帰還
6回目:12/05、出撃・攻撃後に帰還。大型船を撃沈。
7回目:12/14、整備見落としによる機体故障のため、離陸失敗。
8回目:12/15、直掩機なしの特攻機一機のみで出撃。無意味と考え帰還。
9回目:12/18、出撃後、機体故障のため、途中で帰還。

読んでいくなかで、腹が立つ内容が山ほどあります。
儀式好きの冨永司令官の宴会のために死んだ岩本隊長の無念、直掩機・戦果確認なしの8回目出撃命令、戦後美化される特攻隊員と保身に走る司令官達、部数を伸ばすために戦争を商売とした新聞、敵機を精神で撃ち落とせと指導する東條陸軍大臣。

日本という国が無くなるかもしれなかった大東亜戦争。
「特攻」含め、全国民の共通認識が必要だと思います。
良し悪しではなく、まずは事実を共有できる世の中になって欲しいです。

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紙の本

こういうテーマが多くの人に読まれるのはいい

2018/05/23 22:30

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

鴻上尚史の『不死身の特攻兵』は、よく売れているようです。
こういうテーマが多くの人に読まれるのはいい。
タイトルはちょっと安直ではないかなと思うのですが、「外道の統率」とも言われる特攻という愚行を、美化しないでわかりやすく書いています。
つまり読んでいくと悲しくなるし、腹立たしくもなる本です。
上意下達のしくみが世の中にはびこると、どんなひどいことになるか、ということを「特攻」は教えてくれています。
なのに、いまでも上意下達がなんと多いことか。ああ。

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紙の本

不屈の信念

2018/05/01 11:39

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「不死身の・・・」というタイトルに、敵弾をくぐり抜けた空の勇士を取り上げたものとも思った。しかし、『特攻兵』と『不死身』は矛盾する。身を賭してこその特攻兵である。そんな「特攻」にあらがい、生き残って何度でも敵機、敵艦を撃破してこそ兵士の務めを果たせるという信念を貫いた特攻兵の生き様に感銘を受けた。限りある兵器と貴重な若者の命とを投入する消耗戦としてしまった特攻が倫理面だけでなく、戦術面でもいかに無謀であったのかを、本書で教えられた気がします。

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紙の本

不朽の名著

2018/03/24 17:30

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦時中に良識のある人物がいたなんて知らなかった。こういう人物の存在や経験は貴重な財産でありもっと知られてもよいはずだ。著者の熱い思いが伝わるし理想的な生き方論も展開されていて非常に興味深い本である。

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紙の本

文化人類学の名著だ

2018/09/14 04:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コアラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

評者は天邪鬼だからベストセラー本には斜に構えてしまう。だから本書も有名なのに今まで読まなかった。前半,特攻隊についての記述には新鮮味は感じなかった。富永司令官というとても卑怯な人がいたことも知っていたし,特攻が志願のはずはないと思っていたし,兵学校出身者がほとんどいないことも父親から聞いていた。ちなにみ父は海軍経理学校出身でちゃんと出征しています(苦労した話は一切せずに楽しかったことしか聞きませんでしたが…。たぶん本当なのでしょう戦争映画に拒否反応がなかったですから)。本書が秀逸なのは,後半の「世間」に関する記述である。世間の研究は阿部謹也のそれが有名だが,それに勝るとも劣らない鋭い分析である。少ない紙面でよくぞ鋭く切り込んだと思う。
本書を読みながら,日本人は敗戦から何も学んでいないと再び思った。特攻で戦死した人まで十把ひとからげで「侵略者」とののしる愚かな日教組教師,愚昧な政策で人々をいくら苦しめても反省も再考もしない財務官僚と日銀官僚,フェイクニュースを垂れ流して恥じないマスコミ,あおるだけあおって責任は他に押し付けるマスコミ,妙に過去を美化する右翼(って評者も右翼らしいですが…),敵と味方を取り違えて中韓に媚びる外務官僚…。悪口ならいくらでも出てきます。
最後の最後に南スーダンに派遣される自衛隊員が登場する場面が印象的だ。なるほど何も変わっていないんだな,と思わせる。国際政治のおつきあいで南スーダンに行かなければならないのは理解できる。それならば,十分な武装を施さなければならない。しかも今はそれが十分にできる装備がある。それなのに反日政治家の跳梁により機関銃をはずさせたりする。指揮官として「これでは戦えません」と言うべきであろう。戦闘があったのにないと強弁する自衛隊官僚。あぁまったく同じなのだなと思う。
甲子園野球への批判も秀逸だ。なぜだれも声をあげない?そしてそれを主催しているのが,戦時中は国民をだましあおりにあおっておいて,今はしらっとして反日フェイクニュースを垂れ流す朝日新聞だというのがわかりやすすぎる。
私利私欲を近視眼的に追求することしかできないのが,試験勉強だけ特異な”エリート”だというのがよくわかる。日本の未来は暗い。

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紙の本

生きてこそ!

2018/08/22 08:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふくろう - この投稿者のレビュー一覧を見る

感想文の宿題用に購入。以前から、空母や戦艦、戦闘機などが好きで本も色々持っている。ありきたりだが、戦争の愚かさを実感できる本。買って良かったし、感動した。

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紙の本

改めて今の平和の重さを感じます

2018/02/01 21:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nobita - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦士で散られた特攻兵の心からの冥福を祈ります。私の叔父は鹿屋で特攻機の整備兵をしてたと聞きました。正にこの本の内容と同じ印象を持ちました。それに比べて、士官以上(指示した上司)のものは、ほとんど責任をとらなかった国賊と思います。今からでもこのような無責任な上司の行いを白日にさらせばと思います。今の政治家、高級官僚が特攻兵の無念さを思い知れば、もっと誠実に仕事をするはずです。今の政治家は本当に意識レベルが低い。

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紙の本

『不死身の特攻兵』

2018/01/14 20:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る

佐々木友次伍長

陸軍さいしょの特攻隊「万朶隊」に選抜された優秀な飛行機乗りであり、第1回の出撃からかぞえて9回出撃し、上官の命令に逆らって9回とも生還した21歳の特攻兵

「きさま、それほど命が惜しいのか、腰抜けめ!」
「おことばを返すようですが、死ぬばかりが能ではなく、より多く敵に損害を与えるのが任務と思います」
「馬鹿もん! それはいいわけにすぎん。死んでこいといったら死んでくるんだ!」
「はい、では佐々木伍長、死んで参ります!」

《佐々木友次さんという存在を歴史の闇に埋もれさせてはいけない。佐々木友次さんが何と戦い、何に苦しみ、何を拒否し、何を選んだか。そして、どうやって生き延びたか。生き延びて何を思ったか。一人でも多くの日本人に知ってほしい》──「はじめに」

作家・演出家の鴻上尚史が92歳まで生きた佐々木にインタビューしてまとめた奇跡のノンフィクション

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電子書籍

日本と日本人を見つめ直す企画

2018/05/31 22:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:k - この投稿者のレビュー一覧を見る

全くの偶然である
本電子書籍を「クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン」と同時に購入した
著者が同一だとは全く予想だに知らなかった
本書はそのタイトルのみで購入を判断した
本書の大部分はその記述の対象となる元特攻隊員佐々木友次氏の生涯と
全9回に渡る特攻の様子をつぶさに著している
特攻という行為を語るには「命令する側」と「される側」に分けることが本質的に重要である
と著者は主張する
その上で特攻という行為を「命令された側」の立場から
著者の論拠とする「世間」と「社会」という土俵で分析する
特攻の真偽を議論する上で「傍観者」という立場も加わるという

本書の中で特攻を描いた多くの著作が紹介される
そのほとんどを読んでいる自分に気づかされた
やはり、自分自身も特攻という行為を
日本と日本人について再考するための一つの「窓」と捉えているのであろう
「クールジャパン」に対するレヴュータイトルと同じタイトルを極自然に選んでいた

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紙の本

特攻隊

2018/05/30 06:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る

特攻隊に関する本は、心に訴えるものが多い。若者が、どういった精神状態で死んでいったのか、それを理解することは無理だろう。しかし、状況を理解することは必要なことだと思う。

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紙の本

特攻の真実

2018/07/28 23:51

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Ottoさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

9回も生き残って帰ってきたら、今なら英雄だが、当時は臆病者と罵られ、新聞に特攻成功と書かれたので隔離され、今度こそ必ず死んで来いと言われる。
特攻は、最初こそ、優秀なパイロットとアメリカの油断があり精神的な効果があったかもしれないが、パイロットも飛行機も失うので戦術的には失敗、戦略的には大失敗。戦果も日本側が期待も込めて発表したほどなかったことがアメリカ側の資料からもわかる。
 しかし日本軍が止めなかったのは、一度作戦として動き出したものは、よほどの決断と勇気がなければ止められないということだ。
 現在も、無駄かも知れないと分かっていても、ダム建設など大きな工事でみられる、ミッションクリープという現象だ。
 戦争法反対とか言っている人は、同時に東京裁判もやり直せと言ったらどうか。

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電子書籍

長いですが、きっと夢中になるはずです

2018/04/25 23:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マグマ - この投稿者のレビュー一覧を見る

何度も特攻隊に指名されて飛行機に乗りながらも生き延びた方の話で、長いですが読んでるとどんどん引き込まれていく、魅力ある本です。
印象としては百田尚樹さんの永遠のゼロに近いと感じました。本書は小説ではないですが、著者の描き方が素晴らしく物語のような面白さがあります。
読んでいくと誰しもが、当時の上官らの理不尽さに憤りを覚えるでしょう。人の上に立つ立場の方は、知っておくべき事実だと思います。

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紙の本

インタビューと創作の中間?

2018/05/09 08:38

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジル - この投稿者のレビュー一覧を見る

インタビューと創作の中間のような内容。

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電子書籍

資料としては微妙

2018/02/07 22:46

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:### - この投稿者のレビュー一覧を見る

「陸軍特別攻撃隊」がものすごい値段になってたので、なんとなく本書を購入。筆者の感想や主張に多くのページが割かれていてちょっと残念。このジャンルの作品は筆者の思い入れが出やすいのは当然だけれど、もう少しそのあたり押さえてほしかったなと思う。逆にそういう「思い」を受け止めて感動したい人にはいい作品かと。

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