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商品説明
知的遅れがあっても、元気に働く大人になれる! ASD(自閉スペクトラム症)で公務員の息子「てっちゃん」を育てた著者が、本人の思いを育て自己決定を尊重し、できることより幸せになることを目標にした子育てを伝授する。【「TRC MARC」の商品解説】
「障害者権利条約」や「障害者差別解消法」で知られるようになった「合理的配慮」や「意思決定支援」。40年も前から、これを実践してきた人がいます。自身の息子がASD(自閉スペクトラム症)と診断されてから、本人の思いがどこにあるかを常に探り、育て、できることより幸せになることを目標にして、自立へとつなげてきました。息子は今、川崎市職員として日々仕事に励み、趣味を楽む大人です。そこで、「先輩、相談です」。どうしたらそんな子育てができるのか、障害児を育てる保護者からの相談に応えて教えます。【商品解説】
目次
- はじめに
- 先輩、相談です。 ありのままに地域で生きる
- 1 障害があるのに、実り多い人生をと願っていいのでしょうか
- 2 夫と子どもの祖父母が障害と認めず、受診に反対します
- 3 子どものためには自分の人生をあきらめるべき?
- 4 ご近所に迷惑をかけてばかり。いっそ家に閉じ込めてしまいたい…
- 5 知的障害が重いのですが、施設に入れるしかないのでしょうか
- 6 本当に地域で幸せになれる? 何かよりどころとなるものが欲しい…
- 7 親亡きあとの生活、たとえば住まいをどのように考えたらいいのでしょう
- 8 強がりでなく「ありのままでいい」と言える日が来るのでしょうか
著者紹介
明石 洋子
- 略歴
- 明石洋子(あかし ようこ)
社会福祉法人あおぞら共生会副理事長、一般社団法人川崎市自閉症協会代表理事(川崎市自閉症児親の会会長)、NPOかわさき障がい者権利擁護センター理事長。そのほか、社会福祉法人やNPO法人等の理事・評議員、川崎市の障害者施策審議会委員等も務める。1946年埼玉県生まれ。九州大学薬学部卒業。製薬会社、医薬品卸会社等勤務を経て現職。薬剤師・社会福祉士。
二児の母。長男徹之氏は知的障害のあるASD(自閉スペクトラム症)で川崎市職員。
おもな著書に『ありのままの子育て―自閉症の息子と共に①』(ぶどう社、2002年)、『自立への子育て―自閉症の息子と共に②』(ぶどう社、2003年)、『お仕事がんばります―自閉症の息子と共に③』(ぶどう社、2005年)などがある。
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知的遅れがあっても幸せになれる子育て論です!
2019/03/20 10:11
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、知的遅れがあっても幸せな人生を送れることを目標に子育てに励んでこられた著者の経験に根差した子育て論の一冊です。著者の息子さんは自閉スペクトラム症と診断されましたが、著者は息子さんの思いがどこになるのかを常に考え、それを尊重する子育てを徹底した結果、現在では川崎市職員として元気に日々励み、時には余暇を楽しめる立派な大人に成長したことを誇りに思っておられます。この著者が徹底した子育ては、他のお子さんにも応用することが可能であり、そのノウハウ、方法論を開示した貴重な書です。お子さんが障害をおもちで子育てに黒されている親御さんには勇気を与えてくれる絶好の一冊ではないでしょうか。