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商品説明
部分相互が矛盾していて、整合的なすじがない。論旨が飛躍していて、それをつなぐ証拠の事実がない…。教師の読み書き能力の著しい劣化を看過できない著者が、「治療のための手術」として具体的に実例を挙げ、批判を展開する。【「TRC MARC」の商品解説】
教師の読み書き能力、その表れとしての文章の劣化を看過できないと、千葉大学名誉教授・宇佐美 寛先生が筆を執りました。
前著『議論を逃げるな』で、きわめて論理的な言語である日本語が粗末に扱われている現状に怒り、不実な誤った教育言説を叩き切ったその筆で、今度は文章の劣化甚だしい教師に施す「治療のための手術」としての批判を展開。
燃え尽きることのない闘志で、具体的に実例を挙げ、齢八十三の筆者がより若い教師に共闘を訴えます。【商品解説】
目次
- 序
- 第1章 「アクティブ・ラーニング」騒動
- ─なぜ「対話的」がいいのか?─
- 第2章 自と他
- 第3章 心理文を排す
- 第4章 ジャンヌ・ダルク
- ─なめられるな、威張れ─
- 第5章 「作文課題」論の誤り
- ─「明確な作文状況」は看板だけ─
- 第6章 自己・状況・論争
著者紹介
宇佐美 寛
- 略歴
- 〈宇佐美寛〉1934年神奈川県生まれ。東京教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。教育学博士(東京教育大学)の学位を取得。千葉大学名誉教授。著書に「議論を逃げるな」など。
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紙の本
『教師の文章』
2018/06/14 18:53
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
教師の文章(つまり読み書き能力)の劣化を、大学教師の文章を例にとり舌鋒鋭く批判する
《言葉は事実を指し示す記号である。言葉の学習と事実の学習は違う。》
《論説的文章において重要なのは、〈異・同のけじめ〉である。二箇所が異なっているならば、異なっている理由が明らかに書かれていなければならない。》
《状況・主体が有るような課題で作文を書かせよう。》
《作文指導で重視すべきは、文のつみ重ねである。段落など気にかけてはならない。》
《いずれ英語を学ばせるためには、小学校では、英語を教えるべきではない。日本語によって、言語の本質的構造がわかる。この学習が英語の学習の実質的な基礎として生きる》
タイトルから想定されるようなたんなる文章作法ではなく、批判のための批判でもなく、国語とは、教育とはを根源から考える切れ味のよい視点をあたえられる一書
著者は教育哲学者
八十歳をこえたいまも勉強会「宇佐美塾」を主宰し、旺盛な執筆活動をつづけている