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商品説明
発掘調査費用の負担、出土品の評価や所有権、調査後の土地の保存…。埋蔵文化財をめぐる、関連法制による手続は複雑かつ煩雑で、現場は悩まされることが多い。考古遺産法制を多面的に論じ、考古学を法的観点からサポートする。【「TRC MARC」の商品解説】
考古学調査では費用の負担、出土品の評価や所有権、調査後の土地の保存など、関連法制が立ちはだかる。ハンディで現場に必携の書。【本の内容】
目次
- はじめに
- 第1章 考古行政と法律
- 1 ベースは文化財保護法
- 2 考古学に関連しうる法律
- ――都市計画法、景観法、歴史まちづくり法、古都保存法、遺失物法
- 第2章 発掘調査と法律
- 1 発掘調査と調査費用負担――原因者負担制度
- 2 埋蔵文化財を包蔵する土地と遺跡の関係
著者紹介
久末 弥生
- 略歴
- 〈久末弥生〉1972年生まれ。北海道大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。大阪市立大学大学院創造都市研究科教授。「都市計画法の探検」で国際公共経済学会学会賞を受賞。
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紙の本
考古学と法律の双方がわかる定番の本
2019/10/22 14:11
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
考古学は発掘と保存における遺物の取り扱い等が要となると思っている考古ファンにとっては、法律的にそれがどのように取り扱われなければならないのか分からなかった。
特に、消滅する運命にある遺物の取り扱いについては、保存も公開も共に厄介な代物であり、これが次の時代に影響を与えるとするならば、現在の法律的な規定は特に気になるところである。
いい加減な所有権等で的外れな争いが現場で起こる事例に実際に接したこともあるので、この本を通読して、そうした悩みが氷解した。
特にフランスは、文化財の先進国とあって、法律的にもその取り扱いが斬新であり、目からウロコの思いがした。
今すぐ我が国の現場に導入はできないにしても、これは確実に未来において起こりうる事例だけに、予め知っておいて損はないと思う。