- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/11/24
- 出版社: 小学館
- サイズ:19cm/293p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-09-386487-9
読割 50
紙の本
ウズタマ
著者 額賀澪 (著)
周作は、結婚を前に父親から〈誰か〉が振込を続けてくれていた通帳を手渡される。誰からなのか、全く心当たりがない。唯一真相を知る父は、脳梗塞で昏睡状態に。〈誰か〉を探し始めた...
ウズタマ
ウズタマ
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
周作は、結婚を前に父親から〈誰か〉が振込を続けてくれていた通帳を手渡される。誰からなのか、全く心当たりがない。唯一真相を知る父は、脳梗塞で昏睡状態に。〈誰か〉を探し始めた周作は、過去の傷害致死事件に行き着き…。【「TRC MARC」の商品解説】
青春小説の旗手が挑む、アタラシイ家族小説
松宮周作(28歳)は、シングルマザーの紫織との結婚を前にしたある日、父親から見たこともない預金通帳を手渡される。父親の様子から、今までまったく知り得なかった人物が自分の為に大金を振り込んでいたことに感づいたが、親戚づきあいもない周作には全く心当たりがない。謎を知る唯一の人物、父親はその後脳梗塞で倒れ、昏睡状態のままだ。その人物が誰なのかを突きとめるうち、初めて、父親のこと、自身のことを全く知らなかった自分に気づき、愕然とする。
大金を自分のために用意した人物を探し始めたことにより、次々とわかっていく父親と自分の過去。そして、自分達親子が、25年前に起こったある傷害致死事件の被害者家族だとわかる。その被害者は、自分の母だった。そして、その加害者は、18歳の少年だった・・・・・・・。
【編集担当からのおすすめ情報】
ある一冊の通帳の話をしていたとき、血のつながり、家族、といった話題へと話はふくらみ、そこからこの小説は始まりました。とある一冊の通帳。そこには、過去だけではない<何か>で繋がっていたい、という熱い想いがあるのではないだろうか。色々なものが変化してきている現代、<家族>というものも、カタチを変えてきているのではないだろうか。
青春小説の旗手として、人気も実力も兼ね備えた著者が、今回は敢えて「青春小説ではない、新しいもの」に挑戦しました。旧くて新しい、イマの家族小説を、どうぞご堪能ください。【商品解説】
目次
- 「ウズタマ」目次
- 序章 悪魔が彼の耳元で囁いた
- 第一章 今度こそ涙を流してしまう
- 第二章 自分ではない誰かの、声がほしい
- 第三章 謝らないといけないんだ
著者紹介
額賀澪
- 略歴
- 〈額賀澪〉1990年茨城県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。「屋上のウインドノーツ」で松本清張賞、「ヒトリコ」で小学館文庫小説賞を受賞。ほかの著書に「君はレフティ」など。
関連キーワード
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
家族とは
2018/05/17 08:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終えて思ったことは、近いうちに塩ラーメンを食べよう!ほんのりミステリー仕立ての物語に絆とは、愛情とは、家族とはという内容が、野菜ラーメンの具がいっぱいあるように詰め込まれてました。周作の自暴自棄になるのもわかるほど、感情移入してしまうし、そして皆瀬の自分で決めたこととはいえ、苦悩と辛さもひしひしと伝わりました。素晴らしい作品でした。最後にもう一度!近いうちに塩ラーメンを食べよう!