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これからの社会・職場の潮流が学べる本
2020/08/06 22:12
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投稿者:ぷーちろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
コロナ禍になってから本書を読みました。
リモートワークが普通になりつつある社会の中で,今後どのような働き方が主流になるのかを見通した本。
大きくテーマとして割かれている働き方の問題点が,グローバル化できない職場,完全出社主義,男性主体社会の3点。
グローバル化できない職場では,職場のコミュニケーション不足や,知識や経験がマニュアル化されていないことなどが日本企業の問題点であると指摘されています。
完全出社主義は,その名の通り,テレワークは無理と決めつけ,出社して当たり前の社員が疲弊する職場。
(コロナ禍になる前はほとんどの会社がこうだったでしょう。)
最後に,男性主体主義。女性の出世や,育児休暇の取得が難しいことなどが挙げられていて,会社の問題点にスポットを当てていると思います。
上記のような社会の変化・潮流を抑えておくことで,社会の変化の波にも対応できるのかなと思い,とても参考になりました。
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テレワークなどの働き方に関しては、今の自分には早いかなぁという印象。
サービスカタログを作るという話は実施してみたい。
(業務名、目的、インプット、成果物、関係者、効率)
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次のポイントが参考になった
・海外では”Roles & Responsibilities”といって、部門やチーム単位、個人単位で、役割、期待、業務内容、権限がはっきりしている
・海外では、人を雇うのはその人の専門性を買うことであるのに対し、日本ではその人の時間を買う発想が強い
・サービスカタログ、つまり、①業務名②目的③インプット④成果物⑤関係者⑥効率をまとめるとよい
・自己紹介では、どんな専門性があるか?何が得意か?どんな仕事でどんな実績を残してきたか?今の仕事でどう貢献したいのか?意気込みやこだわりは?今後どうなっていきたいか?趣味や休日の過ごし方はなど述べるとよい
・シンプルコミュニケーションには、①CCFの法則②NLCの法則③AREAの法則の3つがある
・主張のタイプには、質問、意見、提案、参考情報、報告、連絡、相談がある
・管理職の仕事でには、①組織目標への結果責任をとる②部下を育成・評価する③チームメンバーを育成し、メンバーの社内的な評価を上げる
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http://gihyo.jp/book/2018/978-4-7741-9427-1 ,
http://amane-career.com/ ,
http://www.officewill.co.jp/
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P137 世界ではリモートで仕事ができて当たり前
テレワークのメリット
・通勤のむだ、ストレスがない
・アイロンがけしなくてよい
・有休の節約になる
・業務をとめないBCP)
・地域で過ごす時間が増える。
・働く姿を家族に見せることができる。
・会社のイメージアップにつながる
p179 (女性活躍にあたり)「管理職は家庭と両立出来ない」というイメージ
・結婚、出産、介護に負担がかかりがちな女性のライフスタイルにあった女性の管理職はごく少数派。
・「夫が私以上に忙しくて残業が多いから、家事・育児までは頼めない」。昇進したくても今の生活では諦めざるを得ないケースが多い。
・日本では「子どもは3歳までは母親が子どもを手元に置いて育てるべきだ」という3歳児神話が根強く残っている。
p217 時間単位年休
・労基法において有休は1日単位で与えることが原則であるが、労使協定により5日分まで1時間単位で与えることができる。①親の介護のためのケアマネージャーとの打ち合わせ、②役所や金融機関における手続き、③病気を患う本人の通勤などが想定される。
p226フルに働けない人の評価は2軸で考える。
・定性的な評価;会社にとって望ましい行動を取れているか。
・定量的評価;売上高、時間あたりの生産性等
→フルで働けない=評価が低くなる+賃金が安くなる という図式切り捨てないことが大切。
p234
著者は出産、体調不良、介護等で働き方の変更を何度も余儀なくされている。その度にテレワーク等で乗り切っている。「働き方をソフトランディングさせなければならない時期は誰にでも必ずやってくる」
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今までの「問題地図」シリーズと比べると、より働く側目線に寄っている感じ。章タイトル、「グローバル化できない職場」「正社員だけ」「完全出社主義」「副業禁止」「男性主体」「フルタイム前提」。どれもテレワークと絡んでくる気が。働く環境が変わるためには(職場を変えるためには)、社員一人ひとりが、可能な範囲で、こう働きたいということを諦めずに主張していく必要があると思う。今までこうだったからという理由だけで、変化を諦めるのはもったいなすぎる。
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イメージ先行でバズワード化している感もある働き方改革を具体的に解説した一冊。問題地図シリーズ第4弾。テレワークがどうも上手く使えていないと思っていたので3丁目が特に勉強になった。あくまで選択肢の1つというフォローに少し安心。部下が怠けるという意見への反論は本当その通りだと思う。
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サブタイトルにある「旧態依然の職場」これは日本企業の大多数があてはまるのではないか。
そんな中で「働き方改革」なる政策が叫ばれているけれど、そこに具体案は乏しくプレミアムフライデーのように既に形骸化してしまっているものもある。
本書は旧態依然を脱却する方策を具体的に示してはいて頷ける部分もあるのだが、例えばテレワークなんかは企業の上層が本気で考え方を変えない限り享受するのは難しいのが実態では。
個人的には休暇制度を見直しして、時間休を採用することや、就業時間帯に自由裁量で外出できる制度を取り入れることのほうが実効性があるように感じた。
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出社主義だったり副業禁止だったり男性主体だったりと、日本企業の働き方について問題提起と解決案を示した本。
男女二人の共著ということで、男女どちらもの目線になっている。のだけど、名前だけではどっちが女性か分からない。てっきり、奥山睦のほうが男かと思ったら、沢渡あまねのほうが男だった。本名なんだろうか?
働くママさんはほんとうにパワフルと書いてあったけど、うちの時短で働くママさん社員を見ても本当にパワフルだなと思う。仕事も無茶苦茶速い。自分は残業しているのに、同じような作業の仕事にかかった日にちが同じぐらいだったときがある。
鉄道各線の輸送障害件数は右肩あがりらしい。だから、テレワークをしようとのこと。うちの会社もテレワーク導入してくれないかなぁ。こないだの地震の時も大雨の時も電車が動いてないから会社に行けず、家で仕事できないもんかなと思った。
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p.100くらいまでは全部うちの会社も当てはまってるのでは…と悲しくなり、問題が根っこのように絡み合っているのを改めて感じた。
―すぐに辞めてしまう外国籍社員には熱いメッセージを上司が定期的に伝えていくことが重要。多くの外国籍社員は、会社に対する忠誠心は希薄ですが、個人に対しては強い忠誠心をはっきします。「自分を正しく評価し、期待をかけてくれる相手に対してできるだけ報いた」という気持ちは、日本人社員以上にもっています。(p.80)同期らを見ていて、これは日本人でも最近の若い世代には当てはまってきている感じがした。
―病気が病気を生む可能性
性格の変化、感情の変化、気力の低下といった、外見からは分からない後遺症というものがあります。(p.216)―自分の病気だけでなく、育児や介護などでも変わってしまう人も多いと思う。自分も闘病の際、身体の病気がこんなにも自分自身を変えるとは思ってなかった。入院先で同じ病気の人が鬱になったり自殺未遂の経験がある人もいた。治ったけど元の自分ではない、という感覚。
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シンプルコミュニケーション能力の話が参考になった。非常に分かりやすくて読みやすいから一気に読める。誰もがわかってるが現実問題解決できない。沢渡あまねさんのファンになったので他の本も読み漁ってみることとする。
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働いている人にとってはこの本で取り上げられているいくつかの問題は必ず関連してきます。
病気、怪我、親の介護などは「100%大丈夫」とは言い切れません。
そんなもしもの時に備えてあらかじめこの本を読むことをおすすめします。
また、今働いている社会人の方々にもおすすめですが、
中学、高校、大学生にもおすすめです。
特にこの本はわかりやすく、イラストで可視化もされているので、中学生でも読みやすいかと思います。
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働き方の問題地図 ~「で、どこから変える?」旧態依然の職場の常識
著:沢渡 あまね、 奥山 睦
本気で働き方を変えないと、ヤバイ。
なのに、頑なに変わりそうにない日本の働き方。
いままで、働き方改革は、単に個人のプライベート時間を増やすための取り組みのようにしか語られてきておらず、「残業規制すればいいんでしょう?」「自由時間を増やしました。あとは、知りません」くらいにしか扱われていない。
本書ではそんな新しい働き方に対して、「企業」と「個人」双方がハッピーになる働き方への提言を以下6章により紹介している。
①グローバル化できない職場
②正社員だけ
③完全出社主義
④副業禁止
⑤男性主体
⑥フルタイム前提
働き方に対しては個人の努力だけではどうしようもなく、そしてそれは企業の努力だけでもどうしようもない。「だけ」が肝であり、難しいがあっちもこっちも色々考え、そして時には妥協しながら折り合いをつけながら、ゴールに向かっていくしかない。
急にできるわけでもないし、急にやってそこから調整するのでは、見えない違うところに歪が置き、組織・個人が疲弊するということも起きてしまうリスクがある。
大企業等の一部の企業だけがやっている、やるべき問題ではないものの、企業間によりその温度差は激しい。そしてその企業の中でも立場や場所、そして年代が変わればそのギャップも激しい。
各個人がその意識を合わせ、行動をしなければいけないが、急激に結果を求める現状の中で個人の感情と行動はなかなかついてこず、そこが一番の問題であると感じる。
しなければいけないことのひとつ。
そこの注力具合が近い将来の強みにも弱みにも転じることはわかっている。
多くの感情が渦巻くこの問題の解決は一筋縄ではいかない。
大切な課題として受け入れ、焦らず向き合いたい。
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働き方をソフトランディングさせる必要があること。まさに同感。私が働く会社の制度はフレックスも入り、徐々に変わってきてはいるが、働く社員の意識が変わってないため、みんな苦しそうに仕事している。効率的に生産性を上げて仕事をすることは、自分の体のために、家族のために、そして最終的には会社のためにつながる。旧態依然の働き方がいかに非効率なものか、よく認識する必要がある。仕事終わりに飲んで帰る習慣も、日本の悪しき習慣のうような気がしてならない。遅くまで飲んで、翌日に通常どおりのパフォーマンスをあげようなど、不可能な話だと思う。うつ病を経験し、仕事に復帰してはいるが、つらいひはあるし、またいつ会社に行けなくなるかもしれないという不安も常に抱えている。だからこそ、自分の体をまず第一に大切にし、仕事に取り組んでいきたいと思う。
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働き方改革が騒がれてますが、実際の職場の「働き方」が変わらない。
残業制限、在宅勤務など点で語られがちな施策を、面でとらえ、企業と個人の立場から地図を描く・・・という本。
あげられている数値に一部、根拠不明なところもあるが、全体的には、「働き方」の問題点を分かりやすく提示している。
グローバル化、正社員でフルタイム、完全出社、副業、男性社会、など。
働き方をソフトランディングさせないといけない。