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紙の本
モノノケ純情恋譚 俺様鬼と運命の恋人 (角川ルビー文庫)
著者 月東湊 (著),六芦かえで (イラスト)
「モノノケ」を見る異能を持つため人づきあいの苦手な大学生・慧は、千年間封印されていた鬼・朱銀の力の源である真眼を手にし、朱銀を解放してしまう。自身を封じた「師匠」を喰らい...
モノノケ純情恋譚 俺様鬼と運命の恋人 (角川ルビー文庫)
モノノケ純情恋譚 ~俺様鬼と運命の恋人~
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商品説明
「モノノケ」を見る異能を持つため人づきあいの苦手な大学生・慧は、千年間封印されていた鬼・朱銀の力の源である真眼を手にし、朱銀を解放してしまう。自身を封じた「師匠」を喰らいにいく朱銀を止める為、慧が真眼を飲み込むとその力の一部が宿り、朱銀に付きまとわれることに。最初は朱銀を警戒していた慧だが、他のモノノケから身を呈して守ってくれるなどの優しさを垣間見せる朱銀に、徐々に惹かれ始める。しかし、朱銀は「師匠」に強く執着していて…。【商品解説】
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電子書籍
単純で人懐っこい愛すべき鬼
2021/01/21 23:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても良かった。
鬼の朱銀がとにかく愛おしい。
とても恐ろしげな登場をするけれど、すぐに受けとの暮らしに馴染んじゃうのが面白かった。
現代の文明や文化に興味津々な姿が可愛い。
はるか昔に封印されてしまった経緯に苦しむ姿は切なかった。
そして二人に襲いかかる脅威の、意外な結末にも涙。
紙の本
ガキ大将は優しい
2022/10/09 04:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
「モノノケ」を見る能力のある大学生の慧が
千年封印されていた鬼の朱銀を解放してしまう
鬼を解放してしまうのは定番ですが、
鬼の行動を制するために鬼の一部の「真眼」を飲み込んでしまう展開は
おおって感じでしたが。
その結果、他のモノノケに狙われる慧を守ったりする羽目に。
朱銀は尊大な態度なんですが、ガキ大将のような感じです。
(バナナ好きだし)
で、その理由がわかり、
お師匠様がどうして封印したのかの理由もわかる。
その過程で慧の「モノノケが見える」ことの深い苦悩もわかっていきます。
祖母や母も以前は見える人だっただけで理解はあるのですが、
それがむしろ逆に無理解みたいな状況になっているし。
(楽しめって言われても…みたいな)
朱銀も切ない事情があったけれど、
一番怖くて切なかったのは祟り神でしたかね。
正体と理由が本当に切なく哀しいです。
(で、喫茶店のマスターがのオチはなかなかでした)
慧にとっても朱銀にとってもとても良い結果に収まりましたが、
今後のことを切なく思ったりもします。
慧がモノノケを見ることができなくなっても朱銀はずっといるだろうし
いるのを知っているから問題ないでしょうが、
人間の寿命は同じじゃないんだよねぇとぽつりと思ってしまいました。
☆3.5評価の4