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紙の本
核兵器と原発 日本が抱える「核」のジレンマ (講談社現代新書)
著者 鈴木 達治郎 (著)
「核の傘」は日本国民を本当に守ってくれるのか? なぜ自民党は原発政策を逆行させようとするのか? 原子力委員会の元委員長代理が、日本の核の真実を明かす。【「TRC MARC...
核兵器と原発 日本が抱える「核」のジレンマ (講談社現代新書)
核兵器と原発 日本が抱える「核」のジレンマ
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商品説明
「核の傘」は日本国民を本当に守ってくれるのか? なぜ自民党は原発政策を逆行させようとするのか? 原子力委員会の元委員長代理が、日本の核の真実を明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
原子力委員会の元委員長代理がはじめて明かした、日本の「核」の真実! 北朝鮮の「核の脅威」にわれわれはどう対峙すべきか? 「核の傘」は日本国民を本当に守ってくれるのか? 世界の原子力産業は衰退期に入ったのに、なぜ自民党はその流れに逆行するのか? 核分裂のしくみ、北朝鮮の核問題、トランプ大統領の誕生、核軍縮の国際的枠組みなどについて、少しでも理解を深めるきっかけになれば幸いである。
人類滅亡まであと2分半――。
世界終末時計が
63年ぶりとなる「危機的状況」を指している今、
私たちはどうすればいいのか。
原子力委員会の元委員長代理が
はじめて明かした、日本の「核」の真実!
-----
北朝鮮の「核の脅威」にわれわれはどう対峙すべきか?
「核の傘」は日本国民を本当に守ってくれるのか?
世界の原子力産業は衰退期に入ったのに、
なぜ自民党はその流れに「逆行」するのか?
-----
今、日本の原子力政策は、福島事故の教訓を忘れ、
限界と矛盾に満ちたまま、前に進もうとしている。
それに加え、核兵器廃絶という、被爆国日本が
もっとも熱心に取り組まなければならない課題への
大きな障害にもなっている。
一方で、北朝鮮の核の脅威が迫る中、
米・韓・日は制裁に加え軍事圧力を強めており、
北朝鮮情勢はこれまででもっとも緊迫した事態を迎えている。
これに対して、日本や韓国からは、
「米国の拡大核抑止力(核の傘)」をさらに強めてほしいとの
要請が続き、一部には「独自の核抑止力を持つべき」との
意見まで出始めている。
だが、私たちは挑発に乗るのではなく、
冷静に考えてみる必要があるのではないだろうか。
本書は、核分裂のしくみから、核軍縮の国際的枠組みに至るまで、
幅広い課題を扱っている。北朝鮮の核問題、トランプ大統領の登場など、
最新の課題も取り扱うことができた。
本書が日本の抱える「核」のジレンマについて、
少しでも理解を深めるきっかけになれば幸いである。
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【本書の内容】
第1章 巨大エネルギーの「光と影」
――核兵器と原発の密接な関係
第2章 衰退期に入った世界の原子力産業
――原発の何が問題なのか
第3章 63年ぶりに危機的状況となった「終末時計」
――「核の脅威」にどう対処すべきか
第4章 「核の傘」は神話に過ぎない
――「核抑止」論から脱却するには【商品解説】
「核の傘」は本当に日本国民を守ってくれるのか? 核兵器と原子力の密接な関係やその技術的、政治的問題について、わかりやすく解説【本の内容】
目次
- 第1章 巨大エネルギーの「光と影」
- ――核兵器と原発の密接な関係
- 第2章 衰退期に入った世界の原子力産業
- ――原発の何が問題なのか
- ・第1節 原子力発電の現状
- ・第2節 福島事故とその教訓
- ・第3節 逆行する自民党
- ・第4節 夢の原子炉「もんじゅ」の失敗
- ・第5節 プルトニウムは「負債」
- 第3章 63年ぶりに危機的状況となった「終末時計」
著者紹介
鈴木 達治郎
- 略歴
- 〈鈴木達治郎〉1951年大阪市生まれ。長崎大学核兵器廃絶研究センター長・教授。核兵器と戦争の根絶を目指す科学者集団「パグウォッシュ会議」評議員。
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冷静に原発と核兵器について考える時にまずこの1冊
2018/11/30 19:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
核分裂による巨大なエネルギーは核兵器としての軍事利用、原発などのエネルギー源としての平和利用の2面性があり、その二つは密接に関わっています。
日本の原子力政策はそのどちらの面についても、くびをかしげてしまうような問題をいくつも抱えています。
なぜ日本(自民党)は世界的には衰退傾向である原発を推進しようとするのか、高速増殖炉「もんじゅ」が実質破綻しているのになぜ核燃料サイクルの存続に拘るのか、唯一の被爆国である日本がなぜ核兵器禁止条約に参加しないのか、アメリカの核の傘の下で北朝鮮の核戦力から本当に安全なのか、等の疑問について丁寧に実情を交えて解説しています。
原子力委員長代理、核兵器廃絶研究センター長などを歴任した著者だけに、やたら危機を煽ったりせず、事実に即して解説している印象を受けました。
原発を今後どうするのかという問題と、日本の安全保障の問題が密接に関わっていることが非常によくわかる1冊でした。