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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2017/12/06
  • 出版社: 早川書房
  • サイズ:20cm/395p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-15-209730-9

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地下鉄道

著者 コルソン・ホワイトヘッド (著),谷崎 由依 (訳)

【ピュリッツァー賞】【全米図書賞】【アーサー・C・クラーク賞】【カーネギー・メダル・フォー・フィクション】【シカゴ・トリビューン・ハートランド賞】【レガシー・フィクション...

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【ピュリッツァー賞】【全米図書賞】【アーサー・C・クラーク賞】【カーネギー・メダル・フォー・フィクション】【シカゴ・トリビューン・ハートランド賞】【レガシー・フィクション賞】【インディーズ・チョイス・ブック・アワード】【Twitter文学賞海外部門(第8回)】コーラは農園の奴隷だ。身よりはなく、仲間からは孤立し、主人は残虐きわまりない。ある日、新入りの奴隷に誘われ、彼女は逃亡しようと決意する。農園を抜け出し、沼地を渡り、地下を疾走する列車に乗って、自由な北部へ…。【「TRC MARC」の商品解説】

アメリカ南部の農園で、苦しい生活を送る奴隷の少女コーラ。あるとき、仲間の少年に誘われて、意を決して逃亡を試みる。地下をひそかに走る鉄道に乗り、ひとに助けられ、また裏切られながら、自由が待つという北をめざす――。世界的ベストセラーついに刊行!【商品解説】

著者紹介

コルソン・ホワイトヘッド

略歴
〈コルソン・ホワイトヘッド〉1969年ニューヨーク生まれ。ハーバード大学卒業。『ヴィレッジ・ヴォイス』の記者をしながら小説を書きはじめる。

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みんなのレビュー29件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

ガジェットはSFなれど、普通の文学

2018/09/11 02:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ハヤカワのメルマガの新刊紹介で見たときから「なんか面白そう~」と思っていた。
でもハードカバーだから・・・と悩んでしまっていた。
<奴隷少女の逃亡譚>とのことで・・・重たい話だろうなぁと思っていたけど、思いのほか文体は軽い。なんとなく不思議なリズム。残酷描写がありながらも執拗ではなく、淡々としたユーモアすら感じさせる。あぁ、文学を読んでいる感じ!

19世紀前半、アメリカ南部のジョージア。
コーラはランドル農園に買われた奴隷。コーラの母メイベルは行方不明(逃亡したとされている)で他に肉親はいない。コーラの内面にある激しい気質故、残虐な主人にも対抗してケガをしたり、おかげで奴隷仲間からちょっと敬遠されたり。しかし、ひそかにコーラを尊敬するシーザーに誘われ、一緒に<地下鉄道>で北へ逃げることに。 逃亡は成功したかに思われたが、賞金稼ぎの奴隷狩りとして悪名高いリッジウェイがコーラの跡を追う。そしてまた北への道もまた安全なものではなかった・・・という話。

アジャリーという名のコーラの祖母の物語からこの本ははじまる。
短い章ながらぎっしりといろんなことが詰め込まれていて、もうここだけで引き込まれる。
人の名前と地名という章立てで、人の名前のところは短め。その分、その人のことを掘り下げてコーラの物語を補足しつつ全体としての深みを与え、個人の話ではなく“奴隷制度”というものの理不尽さをつきつける。
特にエセルの章は切なかった。白人であっても、女性であるからには望み通り活きることのできない時代でもあったのだ。

<地下鉄道>とは当時の逃亡奴隷を手助けした実際の組織のコードネーム。それを「地下鉄道が実在していたら」という仮定のもとつくられた仮想SFなれど、それ以外のことはほぼ事実をベースにしてあるっぽい流れ。
そうか、結局奴隷制度というのは広すぎるアメリカを開拓・開発するためにイギリスからの移民だけでは人手が足りないから始まったのか、と今更もともとの理由を知るというか・・・手伝ってもらっておきながら差別ってなんなの?、とか、そういうふうに下に見ておきながら(ある意味、人間扱いしていないのに)、奴隷の女性に自分の子供を産ませる農場主の一族ってなんなの?、とあらためて“差別意識の本質”というものを考える。「自分たちのほうがはるかに優れている」と考える根拠は何なのか。
想像力のなさと視野の狭さ。
コーラもまた逃亡途中でいろんなことを学んでいくが、それは初めから教えられていないことだから。奴隷の子供としてアメリカで生まれたならば奴隷以外の環境を知りようがないし、他の世界を見ようとしたって見ることはできない。逃亡する、という気持ちを実行に移すだけでもものすごい勇気と努力が必要だったはず。
南部は奴隷にとってひどい状況だが、北部だって一枚岩ではない。場所によって対応は様々で、あることが定着するまでの紆余曲折を否応なく示してくれる。
この物語がハッピーエンドなのか、その後の歴史を考えれば微妙だ。
けれどコーラ個人としては、自分の力で生きることのよろこびを得た、もしくは勝ち取ったということで、犠牲もたくさん払ったけれど読後感はそれほど悪くないのだった。

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紙の本

自由への道のり

2018/05/19 14:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

南北戦争当時の閉塞感が印象深かったです。人種間の隔たりが生まれて寛容性が失われていく、今の時代との共通点もありました。

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2017/12/27 14:35

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2018/06/25 15:17

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2018/02/09 16:11

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2018/02/02 13:47

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2018/06/14 09:48

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2018/02/13 22:03

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2017/12/31 12:25

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2018/04/14 15:29

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2018/02/10 17:58

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2018/01/09 23:01

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2018/05/13 23:36

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2018/01/28 21:07

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2018/08/27 00:11

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